カフェメニューのなかでも人気の高い「カフェオレ」や「カフェラテ」。どちらもコーヒーに牛乳を合わせるドリンクですが、両者の違いとは一体なんでしょう?そこでこの記事では、それぞれの違いやおいしい作り方などを紹介します。

カフェオレとカフェラテの違い

白い丸テーブルに置かれた2つのコーヒー入りカップ&ソーサーと老人の手

iStock.com/Alexander Farnsworth

カフェオレとカフェラテは、どちらもコーヒーにミルクを加えたものですが、両者の違いは主に「言語」「使用するコーヒー」「味」にあります。以下では、この3点の違いについて簡単に解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

言語の違い

「café au lait」と表記されるカフェオレは、もとはフランス語caféが「コーヒー」を、auが「〜に」を、laitが「ミルク」を意味する通り、コーヒーにミルクを加えたものです。

一方、「caffè Latte」と表記されるカフェラテは、もとはイタリア語。caffèが「コーヒー」を、latteが「ミルク」を意味しているので、カフェラテもコーヒーにミルクを加えたものという意味になります。

使うコーヒー・ミルクの違い

両者の大きな違いは使うコーヒーにあります。フランス語を語源とするカフェオレはドリップコーヒーを使うのに対し、イタリア語を語源とするカフェラテには、同国で定番のエスプレッソを使うのが特徴です。

ミルクについては、カフェオレは温めたミルクを、カフェラテは "スチームミルク" と呼ばれる蒸気で温めたミルクを使用するのが一般的。またコーヒーとミルクは、カフェオレは1:1、カフェラテは1:4の割合で合わせるのが通常です。

味の違い

カフェオレはドリップコーヒーとミルクを1:1の割合で合わせるため、やさしい甘さやまろやかさが特徴。

対してカフェラテは、エスプレッソとミルクを1:4の割合で合わせますが、エスプレッソ自体が濃厚な香り・苦味・コクを持つため、しっかりとしたコーヒー感も楽しめます。

【まとめ】カフェオレとカフェラテの違い 

カフェオレとカフェラテの違い一覧表

コーヒー牛乳、カフェモカ、カプチーノとの違い

白いテーブルに置かれたグラスに注がれたアイスコーヒーとミルク

iStock.com/RamilF

カフェオレとコーヒー牛乳の違い

1923年に日本で商品化された、コーヒー牛乳。当時は銭湯でよく販売されており、お風呂上がりの一杯として人気を集めてきました。

現在では自動販売機やスーパーなどでも販売されていますが、実は商品名に "牛乳" を使用することはできなくなっており「ミルクコーヒー」「コーヒー飲料」「乳飲料」などの名称で販売されています。

そんなコーヒー牛乳とカフェオレの違いは、コーヒーとミルクの比率です。カフェオレは1:1という基準がありますが、コーヒー牛乳には基準がなく、一般的にはカフェオレよりもミルク感が強いのが特徴です。

カフェラテとカフェモカ、カプチーノの違い

カフェモカは、エスプレッソをベースに、ミルクとチョコレートソースを加えたドリンクです。「エスプレッソがベース」という点ではカフェラテと同じですが、チョコレートソースが入っているので、スイーツのような甘さとコーヒー本来の苦味の両方が楽しめます。

カプチーノもエスプレッソをベースに作るドリンクですが、温めたミルクに加え、"フォームミルク" と呼ばれるふわふわに泡立てたミルクも加えます。コーヒーとミルクの比率は1:2で、カフェラテよりもミルクの割合は少なめなので、よりコーヒーの香り・苦味・コクが楽しめるでしょう。

カフェオレとカフェラテのおいしい作り方

ドリップコーヒーをベースとするカフェオレと、エスプレッソをベースとするカフェラテ。以下では、カフェオレとカフェラテを自宅で楽しむ際に役立つ、おいしい作り方を紹介します。ぜひ、コーヒーブレイクやリラックスタイムにご活用ください。

カフェオレの作り方

ガラスのカップに入ったブラックコーヒーに注がれるミルクポットの牛乳

iStock.com/igorr1

材料(1人分)

・深煎りのコーヒー......15g
・お湯(92〜94℃)......150ml
・牛乳......100ml

作り方

1. フレンチプレスやドリッパーなどを使い、濃いめのコーヒーを抽出する。
2. 牛乳を60℃前後まで温める。
3. 温めておいたカップに、コーヒーとミルクを注ぎ入れる。

ポイント

カフェラテは深煎りで、中挽き〜細挽きのコーヒーを使うのがおすすめ。焙煎度が浅いコーヒーを使う場合には、普段の1.5倍量を使うと良いでしょう。牛乳を温める際は、鍋でも電子レンジでもOKです。鍋の場合は、表面がふつふつと湧く程度、電子レンジの場合は500Wで1分程度の加熱を目安としてください。

カフェラテの作り方

手に持ったエスプレッソ入りのコーヒーカップにスチームミルクが注がれている様子

iStock.com/chayathonwong

材料(1人分)

・深煎りのコーヒー......10g
・お湯(92〜94℃)......100ml
・牛乳......100ml

作り方

1. ドリッパーにコーヒー粉をセットし、合計60mlになるまで数回に分けてお湯を注ぎ、濃いめのコーヒーを抽出する。
2. 牛乳を60℃前後まで温める。
3. 温めておいたカップに、コーヒーとミルクを注ぎ入れる。

ポイント

本来はエスプレッソを使うカフェラテですが、エスプレッソマシーンがない場合には、手持ちの器具でも作れます。フレンチプレスがある場合には、コーヒー10gに対して80gのお湯を使って抽出するとおいしく作れますよ。"モカポット" と呼ばれる、直火用のエスプレッソ抽出器具を使えば、自宅でもより本格的なカフェラテが楽しめるでしょう。

阪急でお取り寄せ!人気のコーヒーギフト3選

1. 「コーヒーギャラリーヒロ」オーガニック・カフェインレス・カフェオレベース

ブラウンの紙パック入りカフェオレベース
1,728円

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2. 「ロイヤルフレーバー」イタリアンロースト  300g

ベージュのテーブルに置かれた白いカップ入りのコーヒーと小皿に盛られたコーヒー豆、紙袋
2,204円

しっかりとしたコクや苦味が楽しめる「ロイヤルフレーバー」のイタリアンロースト。ブラジルやインドなどの豆をブレンドした深煎りのコーヒーで、エスプレッソにぴったりのひと品です。"挽き" と "豆" の2種類のタイプから選べるので、お好みに合わせてお選びください。

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茶色いギフトボックスに並んだ2つの白い袋入りコーヒー粉
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「一日の終わりにもカフェオレやカフェラテを......」というコーヒー好きは、カフェインレスコーヒーに注目。一般的なカフェインレスは香りやコクがあっさりしがちですが「ピーベリー」の商品は、しっかりとしたコーヒー感が楽しめます。温めたミルクと合わせれば、心もカラダもほっとひと息つけるような、やさしい一杯となるでしょう。

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おいしいカフェオレ・カフェラテを自宅でも

カフェオレとカフェラテの主な違いは、言語・使うコーヒー・味わいにあります。それぞれに良さがあるので、違いを感じながら楽しんでみてくださいね。自宅で作る際には、この記事で紹介した「おいしい作り方」もぜひ参考にしてみてください。

※商品情報や販売状況は2024年04月04日時点でのものです。
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