スイーツ&グルメ2024/6/12 更新
謝罪から挨拶やお礼まで、さまざまなシーンで役立つ菓子折り。もともとはどのような意味を持つものなのか、ご存じでしょうか?本記事では菓子折りの由来や選び方、渡す際のマナーなどを解説。予算別のおすすめ商品15選も紹介します。
大切なシーンでの贈り物に用いられる菓子折り。現在では外箱に入った進物用のお菓子全般を「菓子折り」と呼んでいますが、もともとは木製の「折り箱」に詰められたお菓子のことでした。
昔はお菓子といえば、上流階級の人々しか食べられない高級品。重箱に入った状態で売られていたようです。のちに時代とともにお菓子が庶民の間にも浸透し、入れ物が重箱から厚経木(あつきょうぎ)で作られた折り箱へと変わりました。
この折り箱に入ったお菓子が「菓子折り」と呼ばれるようになり、やがて外箱入りの進物用菓子全般を「菓子折り」と称するようになったと言われています。
「菓子折り」といえば、人に迷惑をかけたときに用いるものとして定着していますよね。しかし謝罪時だけでなく、ほかにもさまざまなシチュエーションで役立つ贈り物なのです。
季節の挨拶・お世話になった方へのお礼・訪問時の手土産......と、あらゆるシーンで活躍。イベントの差し入れや結婚のお祝い、お供えものにも適しています。
▼菓子折りを渡すシチュエーション例
・お詫びや謝罪
・お世話になった方へのお礼
・季節の挨拶
・新任の挨拶
・退職や異動の挨拶
・病欠明けの挨拶
・取引先への挨拶
・訪問時の手土産
・イベントの差し入れ
・結婚や出産のお祝い
・お見舞い
・お供えもの
・退職や異動する人への餞別
菓子折りを渡すタイミングはシーンにより異なります。お礼や手土産、差し入れなどで贈るなら、最初の挨拶を終えたあとが基本です。
お詫びや謝罪の場合は、相手からお許しの言葉をいただいてから渡しましょう。訪問してすぐに差し出すと、自分の不手際を品物で帳消しにするつもりだと思われかねません。
菓子折りの予算は3,000〜5,000円が基本。あまり高価なものを贈ると、相手を恐縮させたり、気を遣わせたりさせてしまいます。
親しい友人にちょっとしたお礼や差し入れとして渡すなら、相場より安くても問題ありません。職場のひとりひとりに個別で手渡す場合も、価格は抑えめでよいでしょう。
謝罪やお詫びなどのかしこまったシーンで贈るなら、相場より少し高めの5,000〜10,000円程度に予算を設定するのがおすすめ。それ以上に高額な品物を用意するのは、「もので解決しようとしている」と思われてしまうおそれがあるため注意が必要です。
季節の挨拶で贈るなら、旬の食材が使われたものや、季節感のあるお菓子を選ぶのがおすすめ。新任の挨拶の場合は、出身地にまつわるお菓子を用意すると、自分のことを知ってもらうきっかけになります。
職場のみんなにお礼を伝えたいシーンでは、分けてもらいやすい個包装のお菓子を用意しましょう。ひとりひとりに行き渡るよう、人数分のお菓子が入っているものを選んでください。
結婚祝いや出産祝いで菓子折りを贈るなら、縁起のよいお菓子が最適。パッケージが華やかなものも、お祝いムードが高まるものがおすすめです。
取引先への挨拶や接待などのシーンでは、個包装で常温保存できるお菓子を持参するとスマート。分けてもらいやすいほか、保管に困らせてしまう心配がありません。
クッキーやせんべいなど、好みが分かれにくい定番のお菓子を選ぶのもポイントです。
親しい友人への菓子折りは、相手の好みに合わせて選ぶのがおすすめ。見た目がかわいいお菓子や、メディアで話題の人気商品なども喜んでもらえます。
お見舞いの場合、先方が食事制限中ではないかを事前に確認してください。お菓子を贈って問題がないとしても、相手の体調次第ではなるべく食べやすいものを用意しましょう。
賞味期限を気にせずゆっくりと味わってもらえるよう、常温で日持ちする商品を選ぶのも大事です。
謝罪やお供えなどのかしこまったシーンでは、上品で落ち着いた雰囲気のお菓子を選ぶのがベスト。パッケージが派手すぎない、有名店の定番商品を用意すると無難です。
菓子折りはただ渡せばよいというものではありません。失礼に当たらないよう、マナーや注意点をよく心得ておきましょう。
先述の通り、菓子折りは外箱に入った進物用のお菓子を指します。箱に入っていることで格式が高まり、きちんとした印象が生まれるのです。
バラ売りのお菓子や袋入りのお菓子は「菓子折り」にならないため避けてください。
謝罪時に派手なパッケージの菓子折りを持参するのは不適切。また、お祝いごとの菓子折りに、暗くて地味な雰囲気の商品を贈るのもあまりふさわしくありません。シーンに合ったお菓子を用意しましょう。
あまりに高価な菓子折りを贈ると、相手に気を遣わせてしまいます。3,000〜5,000円程度を目安に、シーンに合わせて予算を増減してください。
挨拶の場合は「御挨拶」、お礼の場合は「御礼」、お祝いなら「御祝」と書いたのし紙を掛けましょう。丁寧な印象を演出できます。相手に恐縮させたくない場合は、表書きを「心ばかり」にするのもおすすめです。
のし紙はお祝いごとを連想させるため、謝罪時には掛けないのがベター。お店の包装紙のみで包むか、のしがない無地の掛け紙を付けるとよいでしょう。
渡す際は手提げ袋から出すのが基本。品物が相手の正面に向くようにして、両手で差し出してください。空いた袋は持って帰りましょう。
出先で渡す場合は、袋から出してしまうと先方が持ち帰るのに困るため、手提げ袋のまま差し上げて構いません。その際は「袋のままで失礼します」とひと口添えましょう。
昔は菓子折りを渡す際に「つまらないものですが」と言葉を添えるのが定番でした。しかし現在では、「そこまで謙遜する必要はない」という風潮が高まってきています。
「つまらないものならいらない」と、気を悪くしてしまう人もいるため、へりくだりすぎないようにしましょう。「お口に合えば幸いです」「みなさんで召し上がってください」などの文言がおすすめです。
職場のひとりひとりに菓子折りを配りたいときは、価格が手頃でありながら高見えするアイテムがおすすめ。本商品はおいしいのはもちろん、見栄えのよさもばっちりです。
メディアでたびたび取り上げられている人気商品なので、話題性も抜群。センスのよさを褒めてもらえることでしょう。
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老舗チョコレートメーカーが贈るロングセラー商品は、アーモンド風味のチュイールとバター風味のラングドシャの2種類。
それぞれにアーモンドミルクチョコとホワイトチョコがたっぷりと流し込まれており、ティータイムにぴったりのひと品です。
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千葉県八街産の落花生が使われた贅沢仕立てのガレット。ピーナッツダイス入りのフィリングを、バター香るサクホロ食感の生地で包んだお菓子です。
噛むほどに落花生の甘みや風味が広がり、リッチな食べ心地を堪能できます。パッケージもエレガントなので、優雅なティータイムのお供にうってつけ。
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ミルク風味のふんわり生地に、国産フルーツジュレと自家炊きあんが詰め込まれたスイーツ。果実のジューシーさが活きており、フルーツ大福のような味わいを堪能できます。
「苺」と「カカオオレンジ」の2種アソートなので、食べ比べができるのも嬉しいポイント。コーヒーや紅茶はもちろん、日本茶とも相性ばっちりです。
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「あんバター」とさじ型のパイが詰め合わせになった商品。パイであんをすくっていただく、遊び心満載なお菓子です。
「あんバター」は、北海道産小豆の粒あん・北海道産バター・はちみつを炊きあげて作っているのがこだわり。パイのほのかな塩味があんの甘味を引き立て、口の中で得もいわれぬハーモニーを奏でます。
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日本で初めてバウムクーヘンを焼き上げたとされる「ユーハイム」より、看板商品「ユーハイムバウム」をご紹介。乳化剤や膨張剤を使わずに、シンプルな材料で作られた逸品です。
しっとりとしていて香り高く、上品な食べ心地を楽しめるのが魅力。カットされているため、先方に切り分けずに食べてもらえるのも利点です。
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「タネビッツ」は、「亀田の柿の種」にひと手間加えたお菓子。揚げたり焦がしたりすることで、コクや旨み、ザクザク食感がプラスされています。
本商品は「天ぷら青のり」「チーズ醤油」「から揚げ」など、5種類の味が詰め合わせになったアソートボックス。小さな子どもがいる家庭やお酒が好きな方には、特に喜んでもらえる商品です。
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抹茶がふんだんに使われた上品な味わいのお饅頭。京都宇治の老舗茶園「丸久小山園(まるきゅうこやまえん)」の抹茶を使用しているのがこだわりです。
ほろ苦さがあとを引き、つい「もう1個......」と手が伸びるひと品。個包装でたっぷり20個入っているため、職場や取引先への菓子折りに役立ちます。
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「アンドオコシ」は、日本初の "プレミアムモダンおこし"専門店。伝統的なおこしの製法に、西洋のフレーバーを融合させているのが特徴です。
本商品は「アーモンドキャラメル」や「ジンジャー」「カフェラテ」など、バラエティ豊かな8種アソート。個包装でたくさん入っているほか、世代を問わず好まれるお菓子なので、どんなシーンで贈っても喜んでもらえます。
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「千寿せんべい」は、波型のクッキー生地にクリームをサンドしたお菓子。「京菓子處 鼓月(こげつ)」のロングセラー商品です。
そんな「千寿せんべい」をプレミアム仕立てにしたのが本アイテム。厳選素材とこだわりの製法により、リッチで味わい深く仕上げられています。
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プリンやジュレなどのプチデザートに、スティックケーキがセットになった豪華なギフトボックス。清水白桃・ニューピオーネ・金桃......と、各地の名産果実がふんだんに使われています。
いろいろなスイーツが詰め合わせになっているため、最後まで飽きずに楽しめるひと品。常温でおよそ3ヶ月保存ができるのも魅力です。
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高級チョコレートブランドの先駆け的存在として知られる「ゴディバ」。本商品は自慢のチョコレートが贅沢に使われた、ラングドシャクッキーとサブレノアの詰め合わせです。
世界的に有名なお店のお菓子なので、誰に贈っても喜んでもらえます。かしこまったシーンでの菓子折りにうってつけ!
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シックで上品な2段重に、いろいろなお菓子が詰め合わせになったアイテム。お店の看板商品「御用邸チーズケーキ」をはじめ、チーズクッキー・フィナンシェ・ガレットチーズが入っています。
重厚感があるため、謝罪時の菓子折りに重宝するひと品。誠意が伝わること間違いありません。
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室町時代後期に京都で創業し、長きに渡り御所の御用を勤めている「とらや」。本商品はそんな「とらや」の代表商品である羊羹と、3種類のかわいい最中がセットになったアイテムです。
羊羹は小倉や抹茶、紅茶など、5種類のフレーバーがラインアップ。食べ切りサイズなので、ちょっと甘いものがほしいときや来客時のお茶請けなどに役立ちます。
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クッキーやマドレーヌ、シューラスクなど、15種類のお菓子が重箱に詰め込まれた商品。赤い風呂敷に包まれており、上品で洗練された雰囲気を放っています。
見た目が豪華なだけでなく、味ももちろんお墨付き。謝罪時からお祝いまで、あらゆるシーンでの菓子折りに最適です。
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菓子折りはただ贈ればよいわけではありません。相手に謝罪やお礼の気持ちを伝えることが大事です。
先方に不快な思いをさせたり、気を遣わせたりしてしまわぬよう、選び方のポイントや渡し方のマナーを心得ておきましょう。何を贈るか迷ったら、ご紹介した商品のなかから選んでみてくださいね。
※商品情報や販売状況は2024年06月12日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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