スイーツ&グルメ2024/7/11 更新
秋の味覚の代表である栗。実はいくつか種類があるのをご存じでしょうか。この記事では、栗の種類や生産地が多い地域など徹底解説します!人気・高級な品種や通販で買える栗を使ったスイーツも紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
栗は日本だけでなく、世界各地で栽培されています。その種類を大きく分けると、日本栗・中国栗・西洋栗・アメリカ栗の4つです。ここでは、それぞれの味わいや特徴、おすすめの料理などを解説します。
別名「和栗」と呼ばれている日本栗の原産は、もちろん日本です。野生の柴栗(しばぐり)を品種改良したもので、大きな果実と豊かな風味が特徴とされています。果肉の色は黄色ですが、どちらかというと甘みは控えめな品種です。
日本栗はモンブランやポタージュ、栗ご飯などさまざまなお菓子・料理に使われます。甘さや風味を存分に楽しむなら、そのまま食べるのも良いでしょう。そのほか、シンプルな和菓子にも活用されますよ。
別名「アメリカンチェスナット」と呼ばれているアメリカ栗。原産地は北米です。甘味が強く香り高い品種のひとつですが、1904年にニューヨークで起こった焼き枯れ病で壊滅状態になってしまいました。
現在は北米の一部で栽培されていますが、食用としてはほとんど流通していません。病気に弱いため、日本で育てるのは困難といわれています。
西洋栗は、イタリア・フランス・スペインといったヨーロッパ地域で分布している品種です。原産地は南東欧または西アジアとされています。病気や害虫に弱いことから、日本ではあまり栽培されていません。
西洋栗は日本栗より小さく、かつ粘り気が少ないのが特徴です。渋皮がむきやすいため、栗粉で作るポレンタやマロングラッセ、パウンドケーキなどのさまざまな料理・お菓子に使われています。
中国華北地方原産の品種です。甘栗(天津甘栗)とも呼ばれています。「栗の害虫」であるクリタマバチの被害を受けやすいため、一部の品種を除いて日本ではほとんど栽培されていません。
小さいサイズのため渋皮がむきやすい、かつ果肉はしまっていて割れにくいのが特徴です。甘みが強いこと、実が硬くて調理には不向きなことから、焼き栗として食べるのがおすすめですよ。
おいしい栗を生産するには、適した環境と高い栽培技術が欠かせません。ここでは、栗の生産量が多い上位3都道府県を紹介します。それぞれの地域でどのくらい生産されているかに加え、品種の違いなどもチェックしていきましょう。
あまりイメージがない人も多いかもしれませんが、全国1位の栗の産地は茨城県です。明治30年ごろから盛んに栽培されるようになり、現在のシェアは2割ほど。栽培されている主な品種は丹波(たんば)・銀寄(ぎんよせ)・利平(りへい)・筑波(つくば)・ぽろたんなどです。
茨城県のなかでも主な産地は笠間(かさま)市、かすみがうら市、石岡市などが挙げられます。特に笠間市は温暖な気候と保水性、通気性に優れた火山灰土壌に恵まれており、栗の栽培にはうってつけです。
熊本県も、栗の生産量が多い地域のひとつ。主な産地は山鹿(やまが)市、山都(やまと)町、菊池(きくち)市などです。昭和36年に定められた「果樹振興法」で重点果樹に指定されたことがきっかけで、栽培が盛んになりました。現在のシェアは1割ほど。
栽培されている主な品種は、丹波・銀寄・利平・筑波・ぽろたんなど。特に山鹿市で栽培された栗は、おいしいと有名です。その理由は、栄養分が豊富な粘土質の土壌に恵まれていることと、生産者の栽培技術の高さにあります。
昼夜の温度差や降雨量、地質に恵まれている愛媛県。まさに栗の栽培に適した地域です。シェアは茨城、熊本ほどではありませんが、1割弱ほどで安定しています。生産が盛んな地域は、大洲(おおず)市・伊予(いよ)市・城川(しろかわ)町など。特に伊予市の中山(なかやま)町で栽培されている「中山栗」は、有名な品種のひとつです。
中山栗の特徴は、なんといってもその大きさ。一般的な栗に比べるとかなり大きく、食べ応えがあります。しかし、最近は生産者が減少した関係で愛媛県外に出回ることも少なくなったそう。そのため、「幻の栗」ともいわれています。
実は、栗の品種は40種類以上あるとされています。どれも基本的に糖度10度前後で甘い味わいですが、今回はそのなかから人気・高級な品種を5つピックアップしました!それぞれの特徴や味わいを知り、お気に入りを見つけてみてください。
銀寄栗は、1753年に大阪で誕生した品種です。広島県にあった栗の木を持ち帰って植えたことがきっかけで生まれました。銀寄栗の名前の由来は、江戸時代後期の飢饉で多大な利益を出したことにあります。収穫時期は9月中旬から10月頃です。
全国で栽培される人気品種で、外皮は濃い茶色でツヤがあり、形は平たく整っています。上品な甘さとほくほくした食感が特徴です。そのおいしさから人気の品種ですが、デリケートで収穫数が安定しにくいため、高級栗といわれています。
筑波栗は、1949年に「芳養玉(はやたま)」と「岸根(がんね)」を交配させて生まれた品種です。安定して大量に収穫できるのが特徴で、日本でも広く栽培されています。旬は9月中旬から10月下旬です。
先端がやや尖っており、先の周囲が白くなっているものが多い傾向にあります。果肉は淡い黄色ですがしっかり甘味があり、香りも豊かです。ほくほく食感なので、まずはシンプルに焼き栗にして楽しむのが良いでしょう。
丹沢栗は、1949年に「乙宗(おとむね)」と「大正早生(たいしょうわせ)」を交配させて生まれた品種です。1959年には、くり農林1号として農林水産省に認定されました。筑波や銀寄に次いで生産量が多く、人気の栗のひとつでもあります。旬は8月下旬から9月中旬です。
外観はやや大粒で、先端が尖っています。おいしい栗の見分け方のひとつに「外皮にツヤがあること」がありますが、丹沢栗は比較的ツヤが少なく、色が薄いのが特徴です。ゆでるとほくほくとした食感が楽しめるので、ぜひ試してみてください。
利平栗は、1940年に日本産の栗と中国栗を掛け合わせて生まれた品種。「栗の王様」ともいわれており、知名度も高いです。収穫時期は9月初旬から11月初旬ごろまで。
ふっくらと丸い形で、粒の上部には産毛が生えており、色が濃いのが特徴です。果肉は適度に粉質で甘みが強いですが、1本の木に少ししかできないため生産性があまりよくありません。大量生産しにくいため、「幻の栗」「高級栗」と呼ぶ人もいます。
ユニークな名前が印象深いぽろたん。実が大きく甘味もあり、渋皮がむきやすいという画期的な品種です。「栗を食べたいけど、渋皮をむくのが面倒」という人にもおすすめでしょう。旬は9月中旬から下旬ごろとなっています。
果肉はやや粉質で、果肉は鮮やかな黄色、香りも豊かです。ほかの品種に比べると知名度は低いですが、熊本県や茨城県、埼玉県などを中心に栽培され、人気が高まっています。
栗あんに栗の実を散りばめた、栗づくしの羊羹です。和菓子や栗が好きな方にぜひ贈りたいギフトといえます。食べやすいミニサイズなのも嬉しいポイント!ちょっとしたプレゼントにもぴったりでしょう。
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トリュフ・オ・ショコラがまるごとひと粒入った「トリュフケーキ」と、3種のマロンを閉じ込めた「ガトー・オ・マロン」の詰め合わせです。高級感のあるパッケージなので、ギフトにもぴったり!贅沢な2種類のケーキをぜひ楽しんでみてくださいね。
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小布施堂(おぶせどう)の「くりあんケーキ」には、大きな栗の渋皮煮が入っています。生地にも栗あんがたっぷり練り込まれているので、栗の風味を存分に味わえるでしょう。個包装になっているので、数人でシェアするのもおすすめです。
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ウィッチとは、クリームをタルト生地でサンドしたお菓子のこと。くら吉の「ウィッチアソート」では、マロンウィッチとほおずきウィッチの2種類が楽しめます。マロンウィッチには、まろやかな甘みが特徴の秋田県産善兵衛栗が使用されているのがポイントです。
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どら焼きと栗の組み合わせは定番ですよね。くら吉の「栗どら焼き詰合わせ」では、栗を使った2種類のどら焼きが味わえます。ひとつは粒あんに刻み栗を合わせた「栗どら焼き」。もうひとつは、栗入りのクリームをサンドした「マロンクリームどら焼き」です。食べ比べして楽しむのも良いでしょう。
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足立音衛門の「音衛門の栗のケーキ」には、栗がなんと200g入り!栗の甘さと食感を存分に楽しめるケーキといえます。どこを切っても栗が出てくるパウンドケーキは、音衛門の栗菓子の原点でもあるそう。しっかりとした箱入りで高級感があるので、ギフトにもぴったりです。
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栗粒入りの栗あんが入った最中です。食べる直前にあんと最中種を合わせるため、いつでもパリッとした食感を楽しめます。パッケージには栗をモチーフにしたマークがついており、かわいらしい見た目も魅力です。大切な人へのギフトにぜひ贈ってみてくださいね。
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小布施堂の「栗鹿ノ子」は、栗と砂糖のみを使って練り上げた栗あんに大粒の栗の実を入れた、栗きんとんです。ミニサイズなので、気軽にギフトとして贈れます。賞味期限も、製造日より常温で365日と長めなので安心でしょう。
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栗を使ったスイーツといえば、モンブランを思い浮かべる人も多いでしょう。アンリ・シャルパンティエの「和栗のモンブラン・タルト」は、たっぷりの国産栗ペーストでデコレーションされた贅沢なケーキです。トッピングにも大粒の蜜煮が使用されています。ぜひ記念日や誕生日に贈ってみてくださいね。
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パティスリー キハチで人気の「マロンミルフィーユ」。マロンクリームの濃厚なコクと風味は、さくさく食感のパイ生地と相性ぴったりです!トッピングには栗本来の味わいを活かすために、栗の渋皮煮が使われています。ろうそくやプレートも付いているので、特別な日にぜひ贈ってみてください。
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ほくほくした食感とやさしい甘さが特徴の栗。さまざまな種類があり、そのルーツは非常に奥深いです。見た目や味わい、食感も微妙に異なるため、違いを知ればより楽しめるでしょう。ぜひこの記事を参考に、好みの栗を見つけてみてはいかがでしょうか。
※商品情報や販売状況は2024年07月11日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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