秋は、新酒の季節。11月21日(木)はボージョレ・ヌーボーの解禁日です!!

そのなかに「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー」というものがあるのはご存知ですか?ボージョレ・ヌーボーのなかでも、ワンランク上のワインです。この記事では、特徴や魅力などをご紹介。今年のボージョレ・ヌーボーは、きっとヴィラージュを飲みたくなるはず。

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーとは

ボージョレ・ヌーボーは、主に「ボージョレ・ヌーボー」と「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー」のふたつに分けられます。大きな違いは、生産地域や生産量などの規定が異なるということ。

ボージョレ・ヌーボーとは、ボージョレー地区で作られる新酒という意味です。そして、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーの「ヴィラージュ」とは、村を意味しています。したがって、ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーの方が、生産地域が狭く限定され、生産量や栽培方法なども厳しく規制されたものなのです。ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーのワインということになります。

ボジョレー地区のA.O.C.

ボージョレ地区には、ボージョレとボージョレ・ヴィラージュのほかにも、ワインの生産タイプや生産地域などの規定があります。どのような違いがあるか見ていきましょう!

Beaujolais (ボージョレ)

ボージョレ地区で生産されているワインのこと。赤・ロゼ・白の3タイプが生産されています。ボージョレ地区では、白も生産可能です。しかし、ボージョレ・ヌーボーは品種が指定されているため、赤とロゼしか生産できません。

Beaujolais Supérieur(ボージョレ・スペリュール)

ボージョレー・スペリュールは、A.O.C.ボージョレよりも最低アルコール度数が高いもの。また、赤ワインのみ生産が可能です。

Beaujolais Villages(ボージョレ・ヴィラージュ)

ボージョレー地区北部の38のコミューン(村)のみ名乗ることができます。赤・ロゼ・白が生産可能ですが、A.O.C.ボージョレと同じくボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーでは赤・ロゼのみの生産です。

特別なボージョレ「クリュ・デュ・ボージョレ」

上記のほかに、クリュ・デュ・ボージョレという最高峰のボージョレワインが存在します。特に有名な「モルゴン」「ムーラン・ア・ヴァン」を始めとした、10A.O.C.のみが該当します。

クリュ・デュ・ボージョレの特徴は、熟成可能な深みのある味わい。赤のみ生産が可能です。クリュ・デュ・ボージョレ販売するときは、ボージョレ・ヴィラージュかボージョレとして販売されています。

ボージョレ・ヴィラージュの特徴

ボージョレ地区は、北から南まで55kmと長く続きます。ボージョレ・ヴィラージュは、最北部から約2/3ほどにまたがる広い地域。ボージョレ・ヌーボーのブドウ品種であるガメイに適している、花崗岩を基盤とした丘陵地帯です。ボージョレ・ヴィラージュは砂質が多いこともあり、地面の蓄熱によりブドウを暖めながら成熟していくところが特徴的です。

A.O.C.ボージョレーよりもボリューミーな味わいと、深みのある風味を楽しめますよ。あっさりとしボージョレー・ヌーボーより、飲みごたえのあるタイプがお好きな方は、ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーをおすすめします。

また、ボージョレ・ヴィラージュのワインは、ヌーボー(新酒)だけではなく熟成できるものもあります。ガメイ特有のイチゴやカシスなどの果実味と、やわらかな酸味が特徴的です。

ボージョレ・ヴィラージュ・プリムールとの違いは?

「ボージョレ・ヌーボー・プリムール」とラベルに記載されているワインがあります。これは「ヌーボー」の同義語で、「新酒」という意味で扱われているんです。したがって、ボージョレ・ヴィラージュ・プリムールとは「ボジョレー・ヴィラージュで造られた新酒」と言う意味となります。

ボージョレ・ヴィラージュ生産者によっては「プリムール」を使っている場合もあるので、購入の際は気をつけて見てみましょう。

ボージョレ・ヴィラージュの飲み方

ボージョレ・ヴィラージュは、ベリー系の果実味もありながら、味わいの奥深さも楽しめるワインが多いのが特徴です。飲む30分前くらいから冷蔵庫で冷やしておくと、ちょうどいい温度で飲めます。冷やしすぎると果実味が楽しめず、常温だと甘味が強く感じられてしまいます。適度に冷やすのがおいしく飲むコツですよ。

料理を合わせるなら、カマンベールにブルーベリージャムを添えたものや、きのこをバルサミコ酢で炒めたマリネなどがおすすめ。甘酸っぱい系の料理をワインにプラスすると、よりおいしく飲めますよ。

今年のボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーはこちら

1.「ジョルジュ デュブッフ」ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー【お届け】

3,366円

より凝縮した果実感や花束のような香りが特長。

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2.「ポール・ボーデ」ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー【お届け】

3,088円

優れた造り手ポール・ボーデ社が選りすぐりの39の地区で採れたブドウだけを使用。

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3.「シャトー・デ・マラドレ」ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー【お届け】

3,484円

自社畑ブドウのみを使用して造られた、豊かな凝縮感と力強く芳醇で濃い味わいが特長。

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4.「ピエール・ポネル」ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール【お届け】

3,366円

新鮮な果実の風味とともに深い味わいも感じられるシリーズ内ではワンランク上のボージョレ・ヌーボーです。

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5.「ドメーヌ・デ・ロンズ」ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール【お届け】

3,880円

キュートな華やかさ、しっかり味わいのあるボージョレ・ヌーボーです。

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他にも様々なボージョレ・ヌーボーを取り揃えております!今年採れたての味わいを旬の味覚と共に楽しみましょう!

※2024年10月1日(火)販売開始予定

※商品情報や販売状況は2024年09月30日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。