希少で高価なはちみつとして知られる「マヌカハニー」。セレブからも愛され「はちみつの王様」ともいわれています。マヌカハニーが人気の理由は?マヌカハニーは通常のはちみつとどう違うのか?気になる疑問をクリアにしましょう。マヌカハニーの効能はもちろん、UMF・MGO表記の意味、目的に合わせた選び方も参考にしてください。

マヌカハニーとは?

マヌカ蜂蜜を作るために花粉と蜜を収集するマヌカの花の蜂
iStock.com/purefocus

マヌカハニーの原料は、主にニュージーランドに植生するマヌカという希少な植物の花蜜です。通常のはちみつと比べて、マヌカハニーは高い抗菌作用を持ちます。高値で取引されるマヌカハニーは、不正流通がしばしば問題に。そのため、ニュージーランド政府はUMFハニー協会により、マヌカハニーの品質や価格を厳重管理するといった対策をしています。(※1,2,3

主な成分

  • ブドウ糖
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • カルシウム
  • ポリフェノール
  • トリプトファン
  • グルコン酸
  • メチルグリオキサール
  • シリング酸メチル


マヌカハニーには、ブドウ糖のような糖類はもちろん、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル類、ポリフェノール、アミノ酸などが含まれ、栄養豊富です。さらに、効能が期待される成分として、グルコン酸、メチルグリオキサール、シリング酸メチルがあります。(※2,3

主な効果

抗菌作用

マヌカハニーは抗菌作用を持つメチルグリオキサール、殺菌消毒作用が期待できるグルコン酸が含まれています。マヌカハニーは抗菌作用と栄養価の高さにより、喉のケアにも用いられているんです。さらに、口内環境の維持も期待されています。(※1,2,3

感染症の対策

マヌカハニーは抗菌作用のあるメチルグリオキサールのほか、免疫力アップに役立つビタミンCを含みます。体内のビタミンC濃度が低いと風邪を引きやすいことも分かっており、感染症対策にはビタミンC補給が役立ちます。(※2,4

美容のサポート

マヌカハニーのポリフェノール、シリング酸メチル、ビタミンCには抗酸化作用があります。老化の原因にもなる活性酸素を抑える働きをもつのが抗酸化作用です。そのため、マヌカハニーは美容を意識する人におすすめです。(※3,4

摂取時に注意すべきポイント

マヌカハニーを瓶からスプーンですくう
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マヌカハニーの摂取量は1回5gほど(小さじ約2/3)が目安です。世界保健機関(WHO)のガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」では、はちみつや砂糖などの糖類摂取量を1日25gほどに抑えると健康にいいとしています。なお、日本人の糖類消費量は2021年時点で1日平均39.5gほどです。そのため、マヌカハニーは日常的に摂取している糖類とのバランスを考え、適度に摂り入れることをおすすめします。(※5,6,7)

マヌカハニーはブドウ糖を含みます。食べる量によって糖類の取り過ぎになるほか、糖尿病などの持病をお持ちの方は注意が必要です。また、マヌカハニーはボツリヌス菌感染のリスクがあります。特に、1歳未満の子どもはボツリヌス菌感染のリスクが高いです。1歳未満ではマヌカハニーをはじめとする、はちみつはもちろん、はちみつ加工品の摂取を控えましょう。(※3,8,9)

マヌカハニーの選び方

マヌカハニーを選ぶ際、商品ラベルに記載のUMF・MGOといった表示が参考になります。UMF・MGOはともにマヌカハニーの品質基準の指標で、それぞれの数値は抗菌作用の高さを表しています。グレードの高いマヌカハニーは抗菌作用が高い分、独特の風味があります。はじめての人はグレードの低いものを選ぶのがおすすめです。(※10)

UMF

1990年代頃、イギリス人のピーター・モラン教授により、マヌカハニーの抗菌作用を表す指標として「UMF」が作られました。UMFの数値は、フェノール溶液という殺菌剤とマヌカハニーの抗菌作用を比較したものです。「UMF10+」という表示では、フェノール溶液10%と同じくらいの抗菌作用を持つとされています。(※10)

MGO

2006年頃、ドイツ人のトーマス・ヘンレ教授がマヌカハニーに含まれる抗菌成分として、メチルグリオキサールを特定。その後、メチルグリオキサールの含有量に着目した指標として「MGO」を開発しました。MGOの数値が表すのは、マヌカハニー1kgあたりに含まれるメチルグリオキサール含有量。「MGO100+」なら、マヌカハニー1kgあたり100mg以上のメチルグリオキサールが含まれます。(※10

目的に合わせた選び方

目的

UNF(MGO含有量)

MGO

手軽な栄養補給、甘味料として

UNF5+(MGO 83mg/kg

MGO30+

毎日の食生活に摂り入れたい

UNF5+(MGO 83mg/kg

MGO100+

健康管理が気になる

UNF10+(MGO 261mg/kg

MGO250+

美容と健康に役立てたい

UNF15+(MGO 512mg/kg

MGO400+

高い抗菌作用を期待する

UNF20+(MGO 826mg/kg

MGO550+

ハイレベルな抗菌作用を期待

UNF25+(MGO 1197mg/kg

 

(※10,11

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マヌカハニーを上手に摂り入れて健康に

マヌカハニーが愛される理由、マヌカハニーの効能、選び方などを解説しました。マヌカハニーは通常のはちみつよりも高い抗菌作用が特長。効能としては、感染症対策、喉のケア、美容のサポートなどが期待できます。マヌカハニーを選ぶ際は、UMF・MGOといった表示を参考にしましょう。まずは比較的食べやすく、グレードの低いものから試すのがおすすめです。マヌカハニーを毎日の健康に役立ててくださいね。

【参考文献】

※1 「マヌカハニーの特徴とその機能性」兵庫県大学 加藤陽二

※2 マヌカハニーとは|日本マヌカハニー協会

※3 honeymarks - DAISY(デイジー)

※4 ビタミンC|わかさの秘密

※5 はちみつ(小さじ)のカロリー計算|あすけん

※6 世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」を発表|食品安全委員会(内閣府)

※7 1.需給関係資料(1) 砂糖及び異性化糖の需給総括表|独立行政法人 農畜産業振興機構

※8 糖質-オーソモレキュラー研究所

※9 はちみつを与えるのは1歳を過ぎてから。|厚生労働省

※10 マヌカハニーの選び方|日本マヌカハニー協会

※11 ユニーク・マヌカ・ファクター|UMFHA

(2023/02/22参照)

※商品情報や販売状況は2023年02月22日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。