スイーツ&グルメ2022/12/14 更新
チョコレートケーキといえばブラウニーやガトーショコラが有名ですが、世界各国には知られざる種類がたくさんあります。そこでこの記事では、世界中に存在するチョコレートケーキの種類をご紹介!阪急のおすすめチョコレートケーキも取り上げるので、贈り物や自分へのご褒美の参考にしてくださいね。
チョコレートケーキとは、チョコレートまたはココアパウダーを主要な材料にして焼き上げるケーキのこと。
日本でも有名なチョコレートケーキの種類はいくつかありますが、世界にはそのほかにもチョコレートを使った生菓子・焼き菓子などが数多く存在します。ぜひこの記事を参考に、チョコレートケーキの世界にもう一歩、足を踏み入れてみましょう!
フランス・パリにあるパティスリーの老舗「ダロワイヨ」が考案したとされるオペラ。コーヒー風味のシロップを染み込ませたビスキュイ・ジョコンドという生地に、ガナッシュやバタークリームを何層にも重ねた美しい断面が特徴です。
実はオペラには、すべての層をひと口で食べられるよう、高さ3cm未満になるようにつくることが決められているのだとか!食べる際はぜひ、すべての層を一緒に食べることを心がけてみてください。
フランス語で、雷や稲妻を意味する「エクレール」にちなんだとされるエクレアは、細長いシュー生地にクリームやカスタードを挟み、上からチョコレートなどをかけた生菓子。19世紀初めにフランスのパティシエが考案したとされていますが、当初はシュー生地ではなくパンを使用し、コーヒー風味の生クリームを入れていたようです。
名前の由来には、「生地表面の亀裂が稲妻に似ているから」「中身が飛び出さないように素早く食べるから」など、諸説あります。
「フォンダン」とはフランス語で「溶ける」や「やわらかい」を意味する言葉。その名前の通り、とろけるようなやわらかさと濃厚さが特徴のフォンダン・オ・ショコラは、日本でも人気なチョコレートケーキのひとつです。
実は、細かく分けると食べ方が異なるものがあり、「食べる前に温めてトロっとした食感を楽しむもの」「冷えたまま食べて口の中で溶けていく様子を楽しむもの」などがあります。ぜひ購入時には、パティスリーでおすすめの食べ方を確認してみてくださいね。
フランス語で「ブッシュ」が薪や丸太を、「ノエル」がクリスマスを意味することから、直訳すると「クリスマスの薪」という意味を持つケーキ。ロールケーキをチョコレートクリームなどで覆い、木を連想させるようなデコレーションがほどこされているのが特徴です。
切り株や薪の形をしている理由は、「キリストの誕生を祝うために、夜通し暖炉に薪をくべ続けたから」「クリスマスに燃やした薪の灰が厄除けになるから」などさまざまですが、いずれにせよヨーロッパではクリスマスに欠かせないケーキです。
タルト・オ・ショコラとは、パート・シュクレと呼ばれる甘みのあるタルト生地に、ガナッシュを流して、冷やし固めたタルト。サクッ、ほろっとした生地の食感ととろけるようなガナッシュの食感、濃厚な甘さとカカオの香りがたまらないひと品です。
オーソドックスなものはガナッシュのみですが、パティスリーによってはナッツやドライフルーツ、フルーツピュレなどが入ったものも!いろいろなパティスリーの商品を食べ比べしてみるのもおすすめです。
「初めて名前を聞いた!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、本場・ドイツではポピュラーなチョコレートケーキ。フランス語では「フォレ・ノワール(黒い森)」と呼ばれ、日本でもこちらの名称で呼ばれることが多いようです。
特徴は、重ねられたココアのスポンジ生地とホイップクリームの間に見える、キルシュ漬けの赤いさくらんぼ。トッピングに削ったチョコレートとさくらんぼがのっているのが定番の、少し大人な風味のチョコレートケーキです。
1800年代にオーストリアの首都・ウィーンにて、フランツ・ザッハー氏により考案されたといわれるザッハ・トルテ。「チョコレートケーキの王様」と称され、世界各国で人気の高いケーキのひとつです。
特徴は、シンプルながらもクラシカルな美しさのある見た目。また、チョコレートの濃厚な甘みとアプリコットジャムのさわやかな甘み・酸味が見事にマッチした味わいも、ザッハ・トルテならではのおいしさです。
ガラシュケーキは、19世紀後半にブルガリアにてコスタ・ガラシュ氏により考案されたといわれるチョコレートケーキ。日本ではあまり見かけませんが、本場・ブルガリアでは、パティスリーやレストランでよく見かける定番ケーキです。
特徴は、何層にも重なったチョコレート風味のスポンジ生地と、くるみ入りのガナッシュ。表面はチョコレートでコーティングし、砕いたピスタチオをトッピングしているため、濃厚なチョコレートの味わいとピスタチオのほのかな甘さ・食感が楽しめます。
その名称からドイツのケーキと思われがちですが、実はアメリカ生まれのジャーマンケーキ。1850年代にアメリカのチョコレート会社に勤めるサミュエル・ジャーマン氏が考案した製菓用チョコレートに由来したもので、実際には「サミュエル・ジャーマンが考案したチョコレートを使ったケーキ」ということになります。
ジャーマンケーキの特徴は、チョコレートスポンジの上に塗られたココナッツフィリング。シャリシャリとした食感とココナッツの香り、甘さがクセになるチョコレートケーキです。
名前の通り、アイルランドの黒ビール「ギネス」を使ってつくるギネスケーキは、本場・アイルランドではメジャーなケーキ。チョコレートとビール風味のスポンジ生地に、ビールの泡に見立てた生クリームやサワークリームをたっぷりとのせるのが特徴です。
味わいは、チョコレートの濃厚な甘さのなかに、ビールのほろ苦さが感じられる大人なテイスト。黒ビールや赤ワインなどと一緒に食べていただくのがおすすめです。
テリーヌショコラは、とろけるようななめらかな口当たりと、濃厚でリッチな味わいが特徴のチョコレートケーキです。フランス料理のパテなどに使われる、長方形の「テリーヌ型」に生地を流し入れてつくることから、その名前が付けられました。
テリーヌショコラの生地に小麦粉は使われません。チョコレート、バター、卵、砂糖などの材料を混ぜ合わせ、蒸し焼きにしてから冷やし固めるため、ねっとりとした独特の食感に仕上がります。
アメリカで親しまれているデビルズフードケーキは、チョコレートのスポンジ生地にチョコレートクリームを挟み、表面をチョコレートクリームで覆ったケーキです。
実は「エンゼルフードケーキ」も存在します。こちらはシフォンケーキのようにふわふわで、見た目が真っ白である一方、デビルズフードケーキは真っ黒で、たっぷりとチョコレートを使用した悪魔的なおいしさが魅力です。まさにエンゼルフードケーキの対極にあるケーキといえます。
ラミントンは、四角くカットしたスポンジ生地にチョコレートをコーティングし、ココナッツをまぶしてつくるケーキです。ラミントン発祥の地、オーストラリアでは「ラミントンの日」が制定されているほど、国民から愛されています。
四角いスポンジ生地を半分にカットして、チョコレートソースやフルーツソースをサンドすることもあります。ココナッツのしゃきしゃきとした食感がクセになる、素朴なチョコレートケーキです。
チョコレートクリームを挟みながら、薄いスポンジ生地を5〜7層重ね、一番上をキャラメルで覆ったチョコレートケーキです。ハンガリーの菓子職人が考案したドボシュトルタは、エリザベート王妃も絶賛したといわれています。2019年には、ハンガリーを代表する価値があるものとして国の認定を受けました。
上面のキャラメルは固くてパリパリしていますが、スポンジ生地とクリームはふんわりやわらか。上品な甘みを楽しめる、格式高い一品です。
チョコレートショートケーキは、チョコレートクリームのかわいらしい絞りといちごのトッピングが特徴的な、日本の洋菓子店でおなじみのケーキです。
そもそも普段目にするショートケーキは、日本生まれのスイーツです。ビスケット生地でつくられたアメリカのケーキを参考に、日本人の口に合うように改良されて誕生しました。生クリームで仕上げた真っ白なショートケーキと並んで、チョコレートショートケーキも人気のある一品です。
1800年代後半にアメリカ・シカゴのホテルシェフにより考案されたといわれるブラウニー。一説によると、その名前の由来は茶色い見た目(=ブラウン)からきているといわれています。
平たく四角い形をしているのが一般的ですが、ナッツやチョコレートチップが入ったものや、やわらかい食感・ほろほろ食感などもあり、つくり手によって異なる味わいが楽しめます。濃厚なチョコレートの風味が味わえるため、コーヒーなどと一緒にいただくのがおすすめです。
日本で人気のガトー・オ・ショコラ。フランス語で直訳すると「チョコレートケーキ」となり、本来は焼いたチョコレートケーキ全般を指します。日本ではケーキ生地にココアやチョコレートを混ぜ込んだものを指し、ひとつのケーキの名称として親しまれています。
ブラウニーとの違いは、全卵を使用するか、卵白と卵黄に分けてから使用するかという点。ガトー・オ・ショコラは卵白でメレンゲをつくってから生地に混ぜ込むため、ブラウニーよりもしっとりとした食感が楽しめるのが特徴です。
「シバの女王」を意味するレーヌ・ド・サバは、チョコレートやアーモンドなどのナッツ、バターをたっぷりと使った、しっとり濃厚なチョコレートケーキ。一説には、美しい焼き色が旧約聖書に登場するシバの女王を連想させたことから、この名がついたといわれています。
一般的には丸型で焼き上げますが、アレンジとしてリング型で焼き上げたり、ホイップクリームを添えたりすることもあるのだそう。日本ではなかなか目にしないケーキですので、見かけた際はぜひ食べてみることをおすすめします。
18世紀後半にイギリスで生まれたパウンドケーキ。そのパウンドケーキにチョコレートが入ったものを、ケーク・オ・ショコラと呼びます。
パウンド型で焼き上げる焼き菓子で、ナッツや洋酒漬けのドライフルーツを入れたりなど、アレンジはさまざま。また、しっとりとした濃厚な味わいのものだったり、ふわっと食感で軽く食べられるものだったりと、味わい・食感もいろいろなので、お気に入りのひと品を探すのも楽しいですよ。
卵白・砂糖・アーモンドプードルを使ったマカロンは、イタリアが発祥。もともとはアーモンドを使用した素朴な焼き菓子でしたが、16世紀ごろにフランスにもレシピが渡り、現在のカラフルなマカロンにまで進化を遂げたといわれています。
日本で知られているマカロンは「マカロン・パリジャン」と呼ばれ、クリームやガナッシュを挟んでいるのが特徴。チョコレート以外にもピスタチオやベリーなど、さまざまな味わいが楽しめます。
ドイツ語で「マンデルン」はアーモンド、「レーリュッケン」は鹿の背中を意味します。独特のくぼみがある「レーリュッケン型」を使用し、鹿の背中に似せてつくるのがこのケーキの特徴です。
ケーキは外側のココア入りメレンゲ生地と、内側のバター生地の二層で構成されています。さらに、表面をチョコレートでコーティングすることもあります。名前のとおりアーモンドをたっぷり使用しており、アーモンドの風味を豊かに感じる焼き菓子です。
トルタカプレーゼは、南イタリアのカプリ島発祥のお菓子です。カプリ島のシェフが、ケーキに小麦粉を入れ忘れたことで誕生したといわれています。溶かしたチョコレート、バター、アーモンドプードル、砂糖、卵を混ぜ合わせ、最後にメレンゲを加えて焼き上げます。
外側はカリッと香ばしく、チョコレートの濃厚な風味を感じますよ。しかし食感は軽く、口当たりはしっとりしているので、食後のデザートにも食べやすい焼き菓子です。
深紅の生地が目を引くレッドベルベットケーキは、イギリスで誕生したお菓子。もともとは生地のココアに含まれる成分が、バターミルクやビネガーに影響されて赤く発色していました。しかし現在では、食紅やビーツで赤く着色しています。
ベーキングパウダーや重曹がビネガーと反応すると、炭酸ガスが発生するため生地がふわふわになります。トッピングされた白いフロスティングとの、色のコントラストが鮮やかなケーキです。
シュトレンはドイツの伝統的なお菓子であり、クリスマスが近づくとよく食べられます。なかでもチョコレート生地に洋酒漬けのドライフルーツやナッツを加えて焼き上げたものは、ショコラーデシュトレンと呼ばれますよ。
シュトレンは、クリスマスまでの期間を楽しみながら、少しずつ切り分けてゆっくり食べるお菓子です。生地の水分量をおさえつつバターをたっぷり使用し、表面を砂糖でコーティングしているため、比較的長く保存できます。
イタリアのクリスマスを代表するお菓子・パネトーネの生地に、チョコレートやココアパウダーを練り込んで焼き上げたのが、パネトーネチョコラートです。チョコレートの風味は、一緒に練り込まれたドライフルーツともよく合います。
パネトーネ種という自然酵母で生地を発酵させることで、水分の少ない仕上がりになるため、日持ちがしやすいといわれていますよ。生地はふんわりやわらかく、パネトーネ種ならではのほんのり甘酸っぱい風味を感じます。
3,586円
「京洋菓子司 一善や」では、和の心を大切にした京都ならではの洋菓子づくりにこだわっています。パウンドケーキ生地にはビターチョコを使用しており、フランボワーズの酸味が際立つ仕上がりです。チョコレートの苦味が、口の中でほのかに広がります。
パウンドケーキを収めた化粧箱は風呂敷で包まれているため、そのまま贈り物にも使えますよ。
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絶妙なバランスで組み合わせたしっとり食感のムース・ショコラとチョコスポンジに、塩バターキャラメル風味のムースを重ね合わせ、さらにグラサージュショコラで周りを覆ったこちらのケーキは、濃厚なチョコレート風味が味わえると人気。
周りにトッピングされたマカロンとカカオニブが、華やかさを演出しているため、贈り物にもぴったりです。
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東京・世田谷に本店を構える「ル・ポミエ」。フランス・ノルマンディー出身のシェフが、フランスの伝統的な技法を活かしてつくるお菓子は、素材選びに妥協がないのが特徴です。
こちらは濃厚なチョコレートムースと、サクサクした食感のフィアンティーヌの調和を楽しめるケーキ。ビターチョコレートのガナッシュにチョコレートクッキー、軽い食べ口のチョコレートクリームなどで構成された、チョコレート好きにはたまらないひと品です。
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シンプルながらも圧倒的な存在感を放つのは、有名パティスリー「ピエール・エルメ・パリ」が手がけるキャレマン ショコラ。"チョコレート尽くし" の意味を持つ名前の通り、ブラウニー生地にチョコレートムースとクルスティアンを挟み、最後に超極薄チョコレート板をのせた、チョコレート好きに特におすすめのケーキです。
やわらかなムースの食感にクルスティアンのクリスピーな食感という、相対する2つの食感が重なったチョコレートケーキは食べる人を幸せにすること間違いなし。ぜひ一度は試してほしいケーキです。
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8,640円
「山本山」の焼海苔「あさくさ」と、フランス産クーベルチュールチョコレートを使用したテリーヌショコラです。小麦粉を使用していないため、口溶けはなめらか。少量加えた日本酒が、海苔のうまみとチョコレートの甘みを引き出します。
底部のホワイトチョコレートには、オレンジの砂糖漬けをトッピング。味わいの変化が楽しめるひと品です。
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数あるケーキのなかでも、多くの人に愛されているチョコレートケーキ。国が変わればさまざまな種類のケーキが存在し、それぞれ違った食感・味わいが楽しめます。この記事で紹介したのは、そのなかでも全体のごく一部。同じ種類のケーキでも、パティスリーによって異なるテイストが味わえるため、ぜひお気に入りのチョコレートケーキを見つけてみてください。
※商品情報や販売状況は2022年12月14日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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