
「ガーメントダイ」技術は1970年代にマッシモオスティとそのチームによって開発された。縫製等の工程が全て終わった製品を染めるという技法であり、 当時は誰も考えつかない画期的な技法だった。 この技術の最も特筆すべき点は、その風合い。 着古したような風合いは、最初に手に取った瞬間から愛着の沸く不思議な雰囲気を醸し出している。

マッシモオスティは35,000点以上のミリタリーウェア・ワークウェアのアーカイブを収集し、その中に、フード部分に目の高さで布に縫い付けた2枚のレンズがついていた1着を見つけた。 オスティは、ファブリックに縫い付けられたレンズでジャケットを作るという考えを元にC.P. Companyは1988年にミッレミリアというカーレースのスポンサーとして、ゴーグルジャケットを初めて使用した。 ジャケットのポケットは、スイス軍のフィールド ジャケットにインスパイアされ、ドライバーが必要なものすべてを持ち運びできるようにし、ハンドルバイザーはハンドルから手を動かさずにクロノグラフを見ることが出来るようにデザインされていた。