ライフスタイル&ヘルス2022/4/8 更新
ウイスキーはアルコール度数が高いお酒というイメージはありませんか?みんなでワイワイ飲むのではなく、ひとりで静かに飲むのが似合うお酒ですよね。この記事では、ウイスキーのアルコール度数やほかのお酒との違い、おすすめの飲み方もご紹介します。漂う香りを楽しみながら、じっくりウイスキーと向き合ってみませんか?
ウイスキーのアルコール度数は銘柄によって違いますが、40~43度くらいのものが主流です。世界5大ウイスキーの産地といえば、スコットランド、アメリカ、カナダ、アイルランド、そして日本。ウイスキーの原材料や製法、香りや味わいにもそれぞれ特色がありますが、アルコール度数はどうでしょう?
ウイスキーのアルコール度数は、国やエリアによって標準とされる度数が法で定められています。たとえば、イギリスでは75ブリティッシュプルーフ(日本の43度)、アメリカでは80アメリカンプルーフ(日本の40度)が標準値。プルーフとはアルコール度数を示す単位です。
日本ではウイスキーのアルコール度数に関する規定はなく、40度より低いものもありますが、大半は世界の標準に倣ってつくられています。
ウイスキーはアルコール度数が高いお酒といわれています。実際にほかのお酒のアルコール度数と比べてみると、違いは歴然。
ビールのアルコール度数の目安は約5度、ワインは約14度、日本酒は約15度であるのに対し、ウイスキーの場合は約40~43度です。日常的によく飲まれているお酒に比べ、ウイスキーのアルコール度数は高く、強いお酒であることは間違いありません。
アルコール度数を確認しようとラベルをチェックしたら、「度」と書かれているものや「%」と書かれているものもある......。度と%は何が違うのかと悩んだことはありませんか?
アルコール度数とは、アルコール飲料の中に含まれるエチルアルコールの容量のことで、度または%で表示されます。つまり、アルコール度数40度と40%に違いはありません。どちらも100mlの中に40mlのアルコール分が入っていることを表わしています。
お酒は「醸造酒(じょうぞうしゅ)」「蒸留酒(じょうりゅうしゅ)」「混成酒(こんせいしゅ)」に分けられます。混成酒とは、醸造酒や蒸留酒に香料や果実、糖などを加えたお酒のこと。ここでは、醸造酒と蒸留酒の製法の違いから、ウイスキーのアルコール度数が高い理由をひも解きます。
醸造酒とは、米や芋、麦、ブドウなどの原材料を、酵母によってアルコール発酵させてつくられるお酒のこと。ビールやワイン、日本酒などが含まれます。酵母の働きは、アルコール度数が一定以上高くなると停止してしまうため、度数の高いお酒にはなり得ないのです。
蒸留酒は、原酒となる醸造酒を蒸留し、さらにアルコール発酵を高めてつくられるお酒のこと。ホップなしのビールを蒸留するとウイスキーに、ワインを蒸留するとブランデーに、日本酒を蒸留すると米焼酎となります。ジンやウォッカ、ラム、テキーラなども蒸留酒の仲間です。
蒸留酒であるウイスキーは、製造に蒸留という工程が加わることにより、醸造酒に比べてアルコール度数が高くなります。
ウイスキーはアルコール度数が高いからこそ、飲み方も多彩。ストレートやロックで味わったり、水や炭酸で割ったり、シチュエーションに合わせて楽しめるのが魅力です。
ウイスキーをグラスに注ぎ、水や氷を加えず、常温で味わうスタイルがストレート。ウイスキーのもつ芳香や味わい、余韻をダイレクトに楽しめます。アルコール度数が高いため、お酒上級者向きの飲み方です。
おいしく飲むには、お供のチェイサーを忘れずに。チェイサーとは「追いかけるもの」を意味し、お酒のあとを追うように飲む飲み物のことです。水や炭酸水、ビールなどをチェイサーにするのが一般的。チェイサーで口の中をリセットすることで、ウイスキーの繊細な風味を常に味わうことができます。
ロックグラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを注げばOK。時間が経つごとに少しずつ氷が溶け、味わいが変化していく過程こそ、ロックならではの醍醐味といえます。グラスを傾けるたびに氷が"カラン"とグラスに当たる軽やかな音も、心地よい雰囲気を演出。アルコール度数が気になる方は、水や炭酸水などのチェイサーと一緒に飲むといいですよ。
氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、さらに水を加える飲み方が水割りです。水で割ることでアルコール度数が下がり、好みの濃さに調整できるのがポイント。ウイスキーの風味や舌ざわりもやわらかくなるので、ウイスキー初心者の方やお酒に強くない方でも、気軽に楽しめます。ゆっくりとくつろいで飲みたいときにぴったりです。
ウイスキーを炭酸で割るハイボールは、今や家飲みでも定番です。氷を入れたグラスにウイスキーを注いで混ぜ、炭酸水を加えてマドラーで1回ステアすれば完成。ウイスキー1に対し、炭酸水3~4の割合が目安です。くし切りにしたレモンを添えると爽やかさがアップ。アルコール度数の高さを気にせずウイスキーの風味を味わえ、料理と合わせて楽しめる飲み方です。
ウイスキーには香りや味わいに個性があり、奥深い魅力があります。アルコール度数が高くハードルが高いお酒と思われがちですが、飲み方のバリエーションは豊富。そのときどきの状況に応じて、楽しみ方も広がるお酒なのです。とはいえ飲み過ぎにはご注意を。ゆっくりじっくり、自分のペースで味わってくださいね。
※商品情報や販売状況は2022年04月08日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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