外せない宴会や外食

グッドミールラボには60日プログラムという、メタボの方に向けた食習慣の改善をお手伝いするプログラムがあります。このプログラムは、60日間グッドミールラボのお惣菜を毎日食べ続けることで、食生活の習慣を変えていこうとするプログラムなのですが、ご参加いただいている方は働き盛りの方が多く、宴席・外食の機会が多い方もおられます。

皆さん60日間毎日これを食べて食習慣を変えたいと思うものの、宴席を外せずどうしようと思われる方がしばしばいらっしゃいます。

今回は、私たち管理栄養士が宴席で気をつけていただきたい食べ方をご説明したいと思います。

ビールのお供には

宴席では居酒屋に行かれる方も多いのではないでしょうか。席に着いたらまずビールで乾杯!という方もここでまず、サラダなどのヘルシーなものを一緒に食べることがポイントです。

 なぜ一緒に?

ビールに含まれる糖質は身体のなかでの吸収スピードが栄養素の中でも速く、すばやくエネルギー源となるため、血糖値が急上昇します。糖質を摂ると、体内で血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌されますが、一度に沢山の糖質を摂ってしまうとインスリンが処理しきれず、余ったブドウ糖は中性脂肪として蓄えられてしまいます。

比べて野菜や海藻に多く含まれる食物繊維は栄養素の中でも吸収スピードが穏やかです。一緒に食べることで糖の吸収を緩やかにしてくれ、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。

また、野菜には体内の塩分を体外へ排出してくれる働きをもつカリウムが多く含まれているので、濃い味付けのものが多い居酒屋ではぜひ食べて頂きたいメニューです。

野菜系のメニューはスピードメニューとして提供されるお店も多く、最初の1品として選択しやすいのではないでしょうか。最初に野菜を1,2品食べて満腹感を得ることで、後々の揚げ物を食べる量や飲酒量を無理なく減らすことが出来ます。

おすすめメニュー①

続いては居酒屋でぜひ選んでいただきたいメニューをご紹介します

まずは枝豆

枝豆は大豆が未熟な状態で収穫されたものです。大豆が「豆類」なのに対し、枝豆は「野菜類」に分類されますがもとは同じもの。その為、枝豆には野菜に多く含まれるビタミンC、葉酸だけでなく、大豆に多く含まれるタンパク質やビタミンB1も豊富に含まれています。

また、枝豆にはメチオニンというアミノ酸が含まれており、このメチオニンが体内のアルコールを分解し、肝臓を守る働きをしてくれています。

おすすめメニュー②

この暑い季節にぴったりなトマトもオススメです。

トマトにはリコピンという栄養素が含まれています。このリコピンは抗酸化作用を持ち、疲労回復効果が期待できます。また、水分をたくさん含んでいるので汗をかき、夏バテしやすいこの時期にはぴったりの食材です。

トマトは油と一緒に食べることでより吸収されやすくなります。マリネやカプレーゼなど、居酒屋以外でも取り入れやすいメニューがたくさんありますね。

おすすめメニュー③

メインにはお刺身を。

魚にはDHAやEPAと呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれています。DHAは脳の活性化、EPAは中性脂肪や血圧の低下、動脈硬化を予防する働きがあると言われています。DHA・EPAは人の体内では作る事が出来ないため魚は欠かせない摂取源です。

夏の今が旬のアジのような青魚はDHA・EPAの含有量も多く、アジはカルシウムも豊富なので骨粗しょう症の予防にも効果的です。

新鮮なお刺身は歯ごたえが良く食べ応えもありますので、メインに持ってきても満足感のある1品です。

気をつけたい翌日の食事

飲み会で食べ過ぎ・飲みすぎたからと、翌日の朝食を抜いたりしてはいませんか?朝食を食べず、空腹の時間が長くなると血糖値が急上昇してしまい、かえって太りやすくなってしまいます。

食べ過ぎた翌日は無理な欠食はせず、油っこいものは控えるなど、食べる量ではなく内容を変えてバランスを整えましょう。

外食だとついつい食べ過ぎてしまう。そんな方も、油ものを1つ減らして野菜のメニューを1つ多く注文する。など食べ方や何を食べるかをほんの少し工夫するだけで、食習慣の改善への大きな一歩となります。楽しみながら食生活を意識してみましょう。

※商品情報や販売状況は2023年08月07日時点でのものです。
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