ライフスタイル&ヘルス2022/3/5 更新
かわいい赤ちゃんの誕生を祝福して贈る「出産祝い」。喜んでもらえるお祝いを贈るためにはマナーが大切です。そこでこの記事では、出産祝いのマナーを詳しくご紹介します。贈る時期から、相手別の金額の相場、のしやメッセージの書き方まで、しっかりとチェックしましょう!
出産祝いは、昔からの風習により赤ちゃんの生後7日~1か月ごろに贈るのが一般的です。これは、生後7日目のお祝い「お七夜」と、生後1か月ごろの健康祈願「お宮参り」の間の期間にあたります。しかし、生後7日ごろはまだ入院中の場合も。そのため現在では、2~3週間後を目安に贈るのが良いとされています。
また、出産祝いを赤ちゃんが生まれる前に贈るのは厳禁です。無事に赤ちゃんが誕生し、母子ともに健康であることを確認したうえで贈るようにしましょう。
地域や親戚・職場の慣習にもよりますが、出産祝いの金額には一般的な相場があります。相手との関係性や立場によって相場が異なるので、注意が必要です。金額が多すぎても少なすぎても失礼にあたるため、相場を目安に贈りましょう。
子(息子・娘)に贈る出産祝いの相場は3~10万円。兄弟・姉妹には1~3万円、親戚には5千~3万円が目安です。
兄弟・姉妹では、年上から年下に贈るときのほうが相場が高くなります。妹や弟へは1〜3万円、姉や兄へは1〜2万円程度が金額の目安です。また、親戚ではお付き合いが親密なほど予算が高額に。親戚間での慣習がある場合は、事前に確認しておきましょう。
上司や先輩への出産祝いの相場は5千~1万円です。普段からお世話になっている、食事に連れて行ってもらう機会が多いなど、関係が近いほど高額になります。
同僚や部下には、3~5千円ほどが相場。連名で贈る場合は、ひとりあたり1千円~が目安です。職場で金額のルールが定められていることもあるため、確認しておくようにしましょう。
友人の場合は3千~1万円が目安です。お付き合いの深い友人ほど高額になるため、相場の幅が広くなります。ただし、相手からの「内祝い(お返し)」を考慮すると、高額な予算設定はお互いの負担になる場合も。無理のない範囲で、心のこもったプレゼントを贈るようにしましょう。
同様の理由から、知人や近隣の方には3~5千円を目安に贈るのがおすすめです。
出産祝いは、現金、品物のどちらでも構いません。現金は、相手が本当に必要なものや、好みのデザインのものを購入してもらえるのがメリットです。ただし人よっては、心がこもっていないと感じる場合も。また、自分よりも目上の人に対して現金を贈るのはマナー違反のため、気を付けましょう。
品物は、赤ちゃんに役立ててもらえるほか、選んだ人の気持ちが伝わりやすいのがメリット。ただしデザインが相手の好みでなかったり、すでに同じものを持っていて不必要な場合があったりするので、プレゼント選びには注意が必要です。
赤ちゃんの消耗品やベビー服など、いくつあっても困らいものを選ぶと失敗が少ないです。おむつにスタイやタオル、おもちゃをセットにした「おむつケーキ」が人気ですよ。
また、ベビー服はママのセンスに合うものや、生後12か月ほどから着られる80cm以上のサイズのものを贈るのがおすすめ。時期を逃がす心配がなく、長く着てもらうことができますよ。
一般的に、贈り物は手渡しするのが丁寧とされていますが、出産祝いの場合は母子の体調を優先し、ご自宅に配送することをおすすめします。家族以外の人は、親しい間柄であっても入院先への訪問は控えましょう。退院後も、自宅に直接お伺いする場合は、あらかじめ母子の体調やご都合を確認しておくことが大切です。
出産祝いが現金の場合はのし袋に入れ、プレゼントにはのし紙をかけます。のし紙は、手渡しの場合は包装紙の上からかける「外のし」に、配送の場合はのしが汚れないよう、品物に直接かける「内のし」にするのが一般的です。
表書きは、筆ペンやサインペンを使い、水引の上段に「御出産御祝」や「御祝」など、下段には自分の性または姓名を記入します。連名の場合は、目上の人の姓名を下段の中央または右に、続けて左側に書きましょう。4名以上の場合は、下段の中央に代表者の姓名を、左側に「他一同」と記入します。
のし袋やのし紙の「水引」の結び方は大きく2種類あり、出産祝いの場合は「紅白蝶結び」の水引を使います。出産は何度あってもおめでたいため、何度も結び直せる「蝶結び」を使うのがマナーです。
出産祝いを贈る際には、メッセージカードを添えてお祝いの気持ちを伝えると喜ばれます。お祝いの言葉、お祝いを贈ること、相手への体調の気遣い、赤ちゃんの健やかな成長を願うことを、肯定的な言葉で簡潔に綴りましょう。「きる」「なくなる」「うしなう」「きえる」「しぬ」といった、忌み言葉を使わないよう注意が必要です。
元気な赤ちゃんのご誕生、おめでとうございます。ささやかながら、お祝いの品をお贈りいたします。くれぐれも無理はなさらないよう、どうぞご自愛ください。赤ちゃんの健やかな成長を心よりお祈りしています。
出産祝いを贈る時期は、赤ちゃんの生後2~3週間頃が一般的です。相手別の相場を目安に、のしやメッセージのマナーを守って贈りましょう。出産前後の母子の体調を考慮し、相手の心身に負担をかけないことが一番のポイントです。ご紹介した内容を参考に、素敵な出産祝いを贈ってくださいね。
※商品情報や販売状況は2022年03月05日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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