コーヒー豆の保存方法をご存じですか?実はコーヒー豆や粉には正しい保存方法があり、保存方法を誤ると風味が大きく損なわれてしまいます。本記事では、毎日の生活にかかせないコーヒーの正しい保存方法について詳しく解説。ぜひ参考にしてみてくださいね。

コーヒー豆は保存方法が大切

コーヒーをおいしそうに飲む女性

iStock.com/Ridofranz

私たちの毎日を彩るコーヒー。お店で豆を買ってきて、自宅で挽きたてのおいしさを楽しんでいるという方も多いのではないでしょうか。実はコーヒー豆には正しい保存方法があり、この方法を誤ると鮮度や風味が一気に落ちてしまいます。

正しい保存方法をマスターして、コーヒーのおいしさを長くキープしましょう。

コーヒー豆を保存するときの4つのポイント

コーヒー豆の劣化には酸素、水分、温度、光が関わっています。これら4つの天敵から守るには、具体的に何をすればいいのでしょうか?

1. 酸素からコーヒー豆を守る

コーヒー豆は酸素に触れることによって酸化がすすみます。空気中には約20%の酸素が含まれており、鮮度を保つにはできる限り空気に触れないように保存することが大切です。

コーヒー豆を酸素から守る保存方法のポイントが「密閉性」。蓋つきの容器に入れて保存する場合は、蓋をきちんと閉めるのはもちろん、蓋の部分に弁がついているものを選ぶとよいでしょう。チャック付きポリ袋に入れて密封するのも有効です。

2. 水分からコーヒー豆を守る

コーヒー豆が劣化するふたつ目の原因が水分です。輸出時の生豆の場合、コーヒー豆に含まれている水分量は8~12.5%ほど。この程度の水分量であれば劣化が一気にすすむことはありません。しかし水気を含んだスプーンでコーヒー豆に触れると、そこから一気に劣化が始まるため注意が必要です。

コーヒー豆を水分から守るためのポイントが「乾燥」。ご自宅では湿度が低く、風通しのよい場所で保管するようにしましょう。

3. 温度からコーヒー豆を守る

保存場所の温度も重要なポイントです。特に高温の環境下はコーヒー豆にとって望ましくないので、冷暗所で保存するようにしましょう。気温が高い季節は、冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがオススメです。なお冷凍した際は解凍せず、凍ったまま挽いて問題ありません。

コーヒー豆を高温から守るためのポイントが「低温の場所」。極端に高温にならない、20度以下くらいの環境がベストです。家の中で日陰になるような、比較的温度が低い場所で保存してください。ご自宅に地下倉庫やワインセラーなどがあれば、理想の保存場所といえるでしょう。

4. 光からコーヒー豆を守る

コーヒー豆が劣化する4つ目の原因が光(紫外線)です。コーヒー豆が直射日光にあたると、劣化が一気に加速します。光にあたればコーヒー豆の温度も上がってしまうのもマイナスポイント。

コーヒー豆を光から守るためのポイントが「遮光性」です。光に当たらないようにするためには、ホーロー製や金属製の保存容器に入れるのがオススメ。ガラス製やプラスチック製の容器に入れる場合、これらは光を通してしまうので、必ず冷暗所に保管するようにしましょう。

コーヒー豆の保存方法(未開封の場合)

未開封のコーヒー豆

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未開封のコーヒー豆の場合は、高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所で保管してください。未開封のものであれば常温に置いても問題ありません。その場合は、室温が20度以下に保たれるようにしましょう。

コーヒーをたくさん買い置きした場合や、未開封のまま長期保存したい場合は、冷蔵庫に入れておくのがオススメ。冷蔵庫のなかに入れておけば日差しに当たる心配がなく、湿度と温度を一定にキープすることができるので、豆の鮮度が長持ちします。

ただしコーヒー豆は多孔質で、においを吸着しやすい生鮮食品です。におい移りを防ぐには、未開封の場合も密閉性の高い保存容器に入れるのがポイントですよ。

保存期間の目安

未開封の場合、保存期間は1年を目安にしましょう。コーヒー豆の種類や焙煎方法によって保存期間は変わるので、袋に賞味期限の記載がある場合はそちらを参考にしてくださいね。ただしコーヒーは鮮度が命なので、おいしく味わうには未開封でも早めに飲み切ることをオススメします。

コーヒー豆の保存方法(開封後の場合)

開封後に袋からこぼれ落ちるコーヒー豆

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コーヒー開封後も、高温多湿を避け光のあたらない冷暗所で保存してください。開封後は未開封のときより風味が落ちやすいので、できる限り早めに飲み切るように心がけましょう。

保存期間の目安

開封後のコーヒー豆は、1ヶ月が保存期間の目安です。なおコーヒー開封後に保存する容器は、ガラス製やプラスチック製よりも陶器製や金属製がオススメ。遮光性があるため、鮮度をキープできます。

コーヒーは豆と粉、どちらで保存するべき?

コーヒー豆とコーヒー粉

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コーヒーは豆と粉で比べると、豆のほうがおいしさは長持ちします。空気に触れる表面積が少ない豆のほうが、酸化しにくく劣化しにくいのです。

仮にコーヒー豆を3〜4週間保存するなら、粉の保存期間は半分の2週間ほど。「粉の保存期間は豆より半分。だから、おいしさの期限も半分」と押さえておいてくださいね。

ネットで購入可能!おすすめのコーヒー豆3選

1.「​​ロイヤルフレーバー」阪急特選ブレンド 300g

コーヒーの入ったカップにコーヒー豆が添えられている様子
1,912円

「自然にやさしい、生産者にやさしいコーヒー」というコンセプトで作られている、ロイヤルフレーバーでは、自社工場で焙煎されたサステイナブルなコーヒーが購入できます。阪急の特選ブレンドは苦味が少なく、甘みと酸味のバランスが楽しめるひと品。リフレッシュしたいときやカフェタイムにぴったりです。

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2.「ブレンドコーヒーギフトセット(逆止弁バルブ付き袋入り)2本入り

4,860円

コーヒーギャラリーヒロの「ブレンドコーヒーギフトセット」は、阪急百貨店限定の「大阪ブレンド」と、オーガニック認証された豆だけを使用している「オーガニックブレンド いながわ」の贅沢な組み合わせです。

「オーガニックブレンド いながわ」はどんなシーンにも合うマイルド風味が特徴。「大阪ブレンド」は深煎りのしっかりとした味わいが楽しめますよ。

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3.「ビチェリン」ビチェリンオリジナルコーヒー(豆) ギフトボックス

緑のリボンがかけられたビチェリンのオリジナルコーヒー
3,780円

イタリア王国の国王が愛したと言われる、創業1763年の「ビチェリン」。オリジナルブレンドコーヒーは柑橘の酸味やチョコレートのような甘さに、ほどよく苦味が残るバランスの良いひと品です。リボンがかけられたおしゃれな見た目なので、ギフトにもぴったりですよ。

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コーヒー豆を上手に保存しましょう

コーヒーは開封した瞬間から劣化がすすみます。正しい方法で保存し賞味期限内に飲み切るのが、コーヒーをもっともおいしくいただくコツです。ぜひ今日から試してみてくださいね。

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※商品情報や販売状況は2022年02月15日時点でのものです。
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