ライフスタイル&ヘルス2022/3/16 更新
みなさんはコーヒーを正しく保存できていますか?「食器棚にしまっている」「輪ゴムで袋の口をしばって冷蔵庫で保管している」。そんなあなたは要注意!いつの間にか劣化が進んでいるかもしれません。コーヒー粉とコーヒー豆それぞれの保存方法を詳しく紹介しましょう。
iStock.com/Viktoriia Oleinichenko
お湯を注ぐだけで手軽においしいコーヒーが飲めるコーヒー粉。ドリップやインスタントなど幅広い楽しみ方があります。
しかし、豆に比べると粉は保存期間が短いのがデメリット。見ためからはわかりづらいですが、時間経過とともに味は変化し、香りも徐々に劣化します。その要因は湿度、空気、温度、光の4つ。保存方法に気をつけることで、おいしいコーヒーを長く楽しめます。
コーヒー粉の正しい保存方法と、開封後に気をつけるべきポイントをわかりやすくご紹介します。
コーヒーを保存するときの鉄則は、湿度が少ない場所に保管しておくことです。
コーヒーは湿度(水分)の影響を受けやすい食品です。焙煎後のコーヒーは多孔質で水分を吸収しやすい状態にあるので、コーヒーに少しでも水分がついてしまうと、一気にダメージを受けます。
湿気が多い梅雨の時期や真夏や真冬など、外気と室内の湿度変化が著しい時期は要注意です。コーヒーを湿度が高いところに置いてしまうと品質が悪化するので要注意です。
とにかく密閉することも大切なポイントです。
空気中には約20%の酸素が含まれています。空気中の酸素に触れると、コーヒーが酸化するのをご存じでしょうか。酸化してしまうと、飲んだときの後味が悪く、酸味が残りやすくなるので、コーヒー本来の味が楽しめなくなってしまいます。
酸化させない方法として有効なのが、とにかく密閉すること。密閉することで、湿気や乾燥を防ぐのはもちろん、コーヒー以外のにおいを吸着しにくくなります。また市販の脱酸素剤を入れるのも有効です。
さらに意識しておきたいポイントが、低温に保つことです。
温度が高くなればなるほど、コーヒーの劣化が加速します。温度が10℃上がれば、コーヒー劣化の反応速度は2倍になるとも言われていて、まさに高温状態はコーヒーの天敵。コーヒーを保存するときは、高温になりそうな火を使う場所や、夏に常温で置いておくのは絶対に避けましょう。
コーヒーを保存するとき、高温ではなく低温に保つことが最も重要です。温度を低くすることでコーヒーの劣化を大幅に抑えることができます。
いかに光にあてないか。ここも忘れてはいけません。
コーヒーは光に弱いです。太陽光による紫外線はコーヒーを直接的に傷めてしまう要因に。直射日光のあたる日当たりのよい場所に、コーヒーを置くのは避けましょう。
またコーヒーを傷めてしまう要因は、太陽光など外の光だけではありません。屋内の蛍光灯なども、コーヒーの劣化に大きく影響します。
コーヒーを保存するときは、屋内外の光があたる場所に置くのを避けること。光があたらない冷暗所などで保存しましょう。
コーヒー粉が未開封の場合、常温で保管しておいても問題ありません。未開封なので密閉性が保たれており、空気中の酸素に触れる心配がなく安心です。
常温保存OKとはいえ、直射日光や高温多湿になる場所を避けるようにしてください。15℃以下の風通しがよい場所に保存することを心がけましょう。たとえ未開封の状態であっても、光や湿度や温度は、コーヒーの鮮度に大きく影響します。
未開封のコーヒー粉は約1年日保存が効きます。コーヒーを扱うお店の焙煎やパッケージの方法も異なるので、約1年というのはあくまでも目安。バリスタから購入する場合は、保存期間がどれぐらいなのか、お店で購入する場合は、印字されている賞味期限を確認したほうがいいでしょう。
開封後は、袋の口をしっかり閉めることが大切。テープやクリップなどで留めるよりも、キャニスターなどの保存容器に入れたほうが、密閉性が保たれるのでおすすめです。
より密閉性を高めるために、ジャム瓶のような単なる瓶よりも、ゴムパッキンがついた、より密閉性がある保存容器のほうが適しています。
さらに密閉性を高めるためには、密閉容器ではなく、密封容器で保存するほうがいいでしょう。少し値段は張りますが、その分、コーヒーのおいしさをキープできます。
キャニスターなどの保存容器に入れたからといって、常温のまま長期間放置するのは避けましょう。開封後のコーヒー粉にも鮮度があります。
1カ月以内に飲みきれるのであれば、袋ごと保存容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫は「低温・防湿・遮光」の状態が保たれるので、コーヒー粉の保存場所に適しています。キャニスターなどに入れれば、冷蔵庫内でほかの食品へにおい移りする心配もありません。
1カ月以上かかりそうな場合は、袋のまま冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめ。キャニスターに入れないことで、より低温状態が保たれるので、1カ月以上の長期間保存に適しています。
冷蔵庫で保存する場合の日持ちは約2~3週間、冷凍庫で保存する場合は約1カ月です。保存容器に入れたり、冷蔵庫や冷凍庫などで保存したり、コーヒーの鮮度を保つための対策をしているとはいえ、コーヒーにも鮮度の限界があります。
コーヒー粉を開封したら、おいしく飲める期間は約1カ月であることを覚えておきましょう。
コーヒー粉の保存方法を紹介しました。コーヒー粉を保存するときは、湿度が少ない場所に置いてとにかく密閉し低温に保ち、光をあてないことが大切です。開封後は鮮度も落ちますので、できる限り早めに飲み切ることを心がけましょう。
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