クッキーのおいしさをキープするには、保存の仕方が重要です。この記事では、常温・冷蔵・冷凍の保存方法をそれぞれご紹介。上手な保存方法をマスターして、焼きたてのおいしさを長持ちさせましょう。湿気ってしまったクッキーを復活させる方法も必見です!

手作りクッキーの保存期間はどのくらい?

白い皿に5枚のバタークッキーが並んでいる

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クッキーを手作りしたら、どのくらい日持ちするのか気になりますよね。クッキーの種類や材料によって異なりますが、小麦粉・牛乳・バター・砂糖で作るシンプルなプレーンクッキーの場合、常温で3〜4日が保存期間の目安です。

お菓子の保存期間を判断するうえで重要なのが「水分量」。クッキーのような焼き菓子は水分量が少ないため、プリンや生クリームを使うケーキ(生菓子)に比べて保存期間が長いのが特徴です。

クッキーが劣化する主な原因

前述したように、クッキーの劣化には「水分」が大きく関係しています。水分が腐敗することでクッキーが傷んだり、時間が経つことでカビが生えてしまったりするのです。

つまり水分量の多いクッキーは保存期間が短いと覚えておくことが大切。しっとりとしたソフトクッキーやドライフルーツ入りのクッキーは、できるだけ早く食べきりましょう。

市販のクッキーとの保存期間の違い

手作りクッキーの保存期間は3〜4日が目安ですが、市販のクッキーには1年以上日持ちするものも。これには保存料の有無が関係しています。防腐剤のような添加物が入っている市販のクッキーは、手作りに比べて保存期間が長いのです。

また、お菓子を作る環境や衛生面も重要なポイント。お店で売られているクッキーは、雑菌が入らないように注意して作られています。手作りする際も、手袋をして調理したり、調理器具を煮沸消毒したりすると、日持ちする期間が長くなりますよ。

クッキーはどうやって保存するべき?

ガラスの瓶にチョコチップクッキーが重なって入っている

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クッキーは常温・冷蔵・冷凍のいずれかで保存することができます。湿度や気温の高い季節でなければ、基本的に常温保存がおすすめ。冷蔵・冷凍すると、常温に戻すときに温度変化によってクッキーが湿気って、サクサク食感が損なわれてしまうことがあるためです。

ただし梅雨や夏場のように常温だと傷みやすい季節は、冷蔵・冷凍保存が適しています。とくに長期保存したいときには冷凍が最適。季節や目的に合わせて保存方法を変えるようにしましょう。

クッキーの保存方法

白を基調としたモダンなキッチンに冷蔵庫やシンクが並んでいる

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常温で保存する方法

常温で保存する場合は、高温多湿の場所・直射日光があたる場所を避け、冷暗所に置きましょう。クッキーの酸化を防ぐには、できるだけ空気に触れさせないようにすることが大切です。ラップで包んでからジップ付きの袋に入れるか、ふた付きの容器に入れて保存してくださいね。乾燥剤を一緒に入れると、よりおいしさが長持ちします。

日持ちする期間

プレーンタイプのクッキーは、常温で3〜4日が日持ちする期間の目安です。

冷蔵で保存する場合

冷蔵の場合も基本的に保存方法は同じです。ラップで包んでジップ付きの袋に入れ、しっかりと空気を抜いて封をします(ふた付きの容器に入れても構いません)。冷蔵庫にはほかの食材も入っているため、においが移らないように注意が必要です。においが強い食べ物の近くに置くのは避けてくださいね。

日持ちする期間

プレーンタイプのクッキーは、冷蔵で5日が日持ちする期間の目安です。

冷凍で保存する場合

常温や冷蔵と同じように、ラップで包んでからジップ付きの袋に入れて保存しましょう。冷凍保存する場合は、霜が付かないように注意するのがポイント。冷凍庫の開け閉めはできるだけ少なくすること、開ける時間を短くすることを守れば、霜が付きにくくなりますよ。

日持ちする期間

プレーンタイプのクッキーは、冷凍で1ヶ月が日持ちする期間の目安です。ただし時間が経つごとに風味が落ちるので、2週間以内に食べきることをおすすめします。

解凍方法

冷凍したクッキーを常温で解凍すると、温度差で結露が発生し、クッキーが湿気ってしまいます。サクサク食感をキープするには、冷蔵庫に入れてゆっくりと解凍するのがおすすめです。急いでいるときは、凍ったままトースターや電子レンジで加熱して解凍することもできますよ。

焼く前のクッキーを冷凍する方法も

木のテーブルでクッキーの型抜きをおこなっている様子

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クッキーは、焼く前の生地を冷凍することもできます。一度焼いたクッキーを冷凍するとどうしても風味や食感が落ちますが、生地を冷凍しておけば、いつでも焼きたてのおいしさを味わえるのが魅力です。

冷凍方法は、生地をラップで包んでからジップ付きの袋に入れ、冷凍庫に入れるだけ。焼いたあとのクッキー同様、1ヶ月を目安に消費しましょう。完全に解凍すると生地がやわらかくなり扱いづらくなるので、半解凍状態で型抜きをしてから焼いてくださいね。

クッキーを上手に保存するコツ

空気に触れないようにしっかりと密封する

前述したように、クッキーは空気に触れないように保存することが大切です。酸化を防ぐほか、冷蔵ならにおい移り、冷凍なら霜の発生を防ぐ効果もあります。保存袋やふた付きの容器に直接クッキーを入れても構いませんが、ひとつずつラップで包んでから保存することで、よりおいしさが長持ちしますよ。

完全に冷ましてから保存する

クッキーを焼いあとすぐに密封すると、水滴が付いて傷みやすくなります。焼いたあとはケーキクーラーの上にのせ、しっかりと冷ましてから保存しましょう。

湿気ったクッキーをサクサクにする方法

木のプレートにプレーンクッキーが無造作に並んでいる

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ご紹介した通りに保存しても、季節や環境、常温に戻す際の温度差でクッキーが湿気ってしまうことがあります。そんなときは、電子レンジで軽く温めることでサクサクの食感が復活しますよ。

〈温め方〉
1. 耐熱皿にクッキーが重ならないように並べる
2. 電子レンジ600Wで20〜30秒加熱する

ポイントはクッキーが重ならないように並べること。加熱しすぎると焦げてしまうので、様子を見ながら時間を調節してくださいね。ただし、傷んでしまったクッキーを元に戻すことができるわけではありません。変なにおいがしたり、カビが生えてしまったりしたクッキーはすぐに廃棄しましょう。

クッキーの保存方法はこれで完璧!

クッキーは常温・冷蔵・冷凍の3つの方法で保存することができます。それぞれにメリットがあるので、状況に応じて保存方法を変えることが大切です。クッキーの劣化の原因「水分」に注意して、上手に保存してくださいね。

販売中のクッキーを見るhttps://web.hh-online.jp/hankyu-food/goods/list.html?shoptype=0&cid=fdi_ysw_ysw01

※商品情報や販売状況は2022年02月22日時点でのものです。
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