ライフスタイル&ヘルス2022/3/16 更新
コーヒーを最後までおいしく味わうには、賞味期限や正しい保存方法を覚えておくことが大切です。そこでこの記事では、豆・粉・インスタントに分けて、コーヒーの賞味期限や鮮度を保つ保存のコツを詳しく解説します。毎日の生活にコーヒーが欠かせないという方は必見です!
コーヒー豆や粉は乾物のように見えるため、長期間保存できると思っている方は多いのではないでしょうか。しかし実はとてもデリケートな食品で、鮮度が落ちやすいという特徴があります。最後までおいしく味わうには、賞味期限や適した保存方法を覚えておくことが大切です。そこでこの記事では、豆・粉・インスタントに分けて、コーヒーの賞味期限や鮮度をキープする保存のコツをご紹介します。
なお未開封か開封後か、またコーヒーの種類や焙煎方法によって賞味期限は変わります。そのため以下でご紹介する賞味期限は、あくまで目安として判断してくださいね。酸っぱいにおいがするものや、カビが生えてしまったもの、少し飲んでみてイヤな味がしたものは、すぐに処分しましょう。
お店の商品に書かれている賞味期限は、「未開封の状態で、パッケージに書かれている保存方法を守って保存したときに、おいしく飲める・食べられる期限」のことを指します。本記事でご紹介するコーヒーの賞味期限は、「正しく保存したときに、おいしく飲める期限の目安」のこと。
賞味期限を過ぎたらすぐに飲めなくなるわけではありませんが、おいしく味わうためにはできるだけ早く消費するように心がけましょう。
iStock.com/Benjamas Suwanmanee
開封前のコーヒー豆の賞味期限は、1ヶ月が目安です。ただし焙煎方法や包装の仕方によって大きく変わるため、お店によっては製造日より1年後に設定しているものも。1ヶ月〜1年を目安に、できるだけ早く消費するようにしましょう。
開封後のコーヒー豆の賞味期限は、1ヶ月が目安です。ただし開封前より鮮度が落ちやすいので、1ヶ月以内にできるだけ早く消費するようにしてください。開封前の場合は1年後でもおいしく飲めることがありますが、一度開封してしまったものは長期間保存しないことが大切です。
コーヒー豆は空気に触れることで酸化がすすみます。そのため未開封であっても、できるだけ外気にさらさないようにすることが大切です。袋のまま密閉容器に入れ、風通しの良い冷暗所に置いて保存しましょう。コーヒー豆は光にも弱いので、透明の袋に入っている場合は、ホーロー製やアルミ製などの遮光性のある容器に入れてくださいね。
気温や湿度が高い季節は冷蔵庫に入れても構いません。その場合も、袋のまま密閉容器に入れて保存してください。コーヒーはほかの食品のにおいを吸収しやすい性質があるので、冷蔵庫に入れる際もしっかりと密閉するのがポイントです。
開封前も開封後も、基本的に保存方法は同じ。注意すべきなのは、空気・光・温度・湿度の4つです。高温多湿・直射日光を避け、できるだけ空気に触れないように保存してください。袋に入れたままテープや輪ゴムでしっかりと封を閉じ、さらに密閉容器に入れるか、ジップ付きの保存袋に移し替えて空気を抜いて封を閉じ、さらに密閉容器に入れて保存しましょう。
開封前のコーヒー粉の賞味期限は、2週間が目安です。前述したように、コーヒーは空気に触れることにより酸化がすすみます。そのため空気に触れる面積が多いコーヒー粉は、コーヒー豆に比べて劣化しやすいのです。もし豆の状態で保存するか、挽いて粉にして保存するかで迷っている場合は、豆のまま保存するのがおすすめですよ。
開封後のコーヒー粉の賞味期限は、1週間が目安です。コーヒー豆と同様、開封前に比べて鮮度が落ちやすいので、できるだけ早く消費するようにしましょう。
開封前・開封後の両方とも、コーヒー豆の保存方法と同じです。袋のまま密閉容器に入れるか、開封後の場合はジップ付きの保存袋に移し替えてから密閉容器に入れても構いません。高温多湿・直射日光を避け、できるだけ空気に触れないように保存しましょう。
インスタントコーヒーとは、コーヒー液から水分を除去し、粉末または顆粒状にしたもののこと。水分がほとんどない状態に加工されているため劣化しにくく、コーヒー豆や粉より賞味期限が長くなります。
開封前のインスタントコーヒーの賞味期限は、製造日より3年が目安です。インスタントコーヒーのような加工食品には賞味期限の表示義務があるので、パッケージに書かれている賞味期限を確認するようにしましょう。
開封後のインスタントコーヒーの賞味期限は、1ヶ月が目安です。ただしインスタントコーヒーは乾燥しているため、開封後も急速に劣化がすすむわけではありません。粉がサラサラした状態であれば、基本的に飲んでも問題はないでしょう。
コーヒー豆や粉と同様、高温多湿を避け、風通しの良い冷暗所で保存してください。冷蔵庫や冷凍庫に入れると、出し入れする際の温度差で水滴が付き、湿気ってしまうことがあります。そのため常温で保存するのがおすすめです。
開封後も高温多湿を避け、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。開封前に比べて湿気を吸いやすいので、キャップをしっかりと閉めるのが最大のポイントです。
内ブタ(紙のシール)が中途半端に残っていると、キャップを閉めても隙間ができてしまうことがあります。内ブタはナイフで容器の内径に沿って動かし、縁を残して剥がすと、密閉率が上がり風味が長持ちしますよ。濡れたスプーンは使わないことも大切なポイントです。
コーヒー豆はにおいを吸収しやすい性質があり、脱臭・消臭剤として活用することができます。豆のままでも構いませんが、より消臭効果を期待したいときは挽いてから使うのがおすすめ。平皿に入れるか、はぎれやガーゼなどに包んで、においが気になる場所におけばOKです。冷蔵庫、トイレ、下駄箱、ごみ箱、車内など、好きな場所に置いてくださいね。消臭効果は徐々に落ちるので、1ヶ月を目安に処分してください。
なお、抽出後のコーヒーかすも同様に脱臭剤として活用できます。一度水分を吸収したコーヒーかすはさらに脱臭効果が高まり、その効果は活性炭の5倍とも言われているんですよ。
抽出後のコーヒーかすをそのまま使う場合は1〜2日を目安に、乾燥させてから使う場合は、1ヶ月を目安に処分しましょう。
目覚めの一杯に、リフレッシュタイムに、おやつのお供にと、毎日の生活にコーヒーが欠かせない方は多いはず。コーヒーのおいしさを存分に堪能するためには、できるだけ早く消費することや、正しい保存方法を取り入れることがとても大切です。ご紹介した内容を参考に、最後までおいしいコーヒーを楽しんでくださいね。
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※商品情報や販売状況は2022年03月16日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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