ライフスタイル&ヘルス2023/11/17 更新
そもそも「色」が違う赤ワインと白ワイン。コース料理では、「料理に合わせて提供されるワインが違う」なんてこともありますよね。では具体的にどのような違いがあるのでしょうか。本記事では製造方法から使用するブドウの品種まで、赤ワインと白ワインのさまざまな違いをご紹介します。
赤ワインと白ワインの違いは一体何なのでしょうか。大きな違いは「使用するブドウの品種」と「製造方法」にあります。
赤ワインは主に黒ブドウが使用されます。果汁、種、皮を一緒に発酵させて作るため、ブドウそのものの色が付き、渋味が生まれるのが特徴です。
白ワインは、主に白ブドウを使用。皮や種まで使う赤ワインとは違って、果汁だけを発酵させて作ります。
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前述したように、赤ワインと白ワインでは「使用するブドウの品種」が異なります。それぞれどんなブドウが使われているのでしょうか。
赤ワインに使うブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン種、ピノ・ノワール種、メルロー種など、黒い果皮の品種が有名です。果皮も含めて造ることで、赤ワイン独特の鮮やかな赤色になります。
白ワインはシャルドネ種、ソーヴィニョン・ブラン種、セミヨン種などが使われます。白ブドウのほかに黒ブドウが使用されることもありますが、果汁のみで作られるため、赤ワインのような色にはなりません。
ブドウの品種や使用する箇所だけでなく、製造方法にも違いがある赤ワインと白ワイン。主な違いは、ワインを発酵する際の温度にあります。
前述の通り、赤ワインは果肉と果汁だけでなく、皮や種を一緒に発酵させます。一般的には25~30℃と少し高めの温度で発酵させるのが特徴。発酵期間は10日前後です。
白ワインはブドウ丸ごとではなく、果皮を取り除いた果汁のみを発酵させます。また白ワインはフレッシュな風味を引き出すために、15~20℃程度の低温で発酵させるのも特徴です。
風味や味わいが違うからこそ、合う料理も変わるのがワインの魅力のひとつ。相性の良い料理と合わせることによって、それぞれのおいしさが引き立ちます。
赤ワインと相性が良いのは、ジューシーな肉料理や味の濃い料理。ブドウそのものの渋みを持つ赤ワインの風味に負けないメニューがおすすめです。
渋味の強い赤ワインと肉料理を合わせると、口の中の脂がさっぱりします。またサラミやハム、カマンベールチーズなど、味がしっかりしたおつまみとも相性抜群。フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディのなかから料理に合わせて選ぶと、より楽しみ方が広がります。ラタトゥイユやガスパチョなどのトマト料理のように、料理とワインの色を合わせる方法もおすすめです。
ぜひ試していただきたいのが、「醤油」をベースにした和食とのペアリング。肉じゃが、照り焼き、蒲焼きなどは赤ワインの渋味とぴったりですよ。
辛口の白ワインは、口当たりがやさしくドライな味わい。そのため味の濃い料理よりも、素材そのものの味を楽しめるシンプルなメニューに合わせるのがおすすめです。
例えばカプレーゼやカッテージチーズ、塩こしょうで味付けした唐揚げや、カキフライなど。揚げ物の脂っこさも、白ワインのすっきりとした味わいで中和されます。
なんといっても白ワインに合うのは魚介料理です。ムニエルなどの白身魚を使った料理や、和食ではお刺身、お寿司にもにぴったり。サラダなどの野菜に合わせても、あっさり食べられますよ。
スペイン王室でも愛される赤ワイン「バロン・ド・マガーニャ」。プラムやブラックチェリーの豊かな香りを楽しめます。10年ほど熟成したからこその、長く続く余韻も魅力的。濃厚なコクと、ほろ苦いタンニンの繊細な風味が口いっぱいに広がります。
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ミディアムボディの上品な口当たりと、シナモンや黒こしょうのスパイシーな香りが広がる赤ワイン。長野県安曇野市で生産された、黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニョン、メルローが使用されています。やさしく調和する樽香も魅力的。ハンバーグや焼き肉などと合わせると、うま味をさらに引き立ててくれます。
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デリケートなミネラル感と、柑橘類のすっきりとした味わいが特徴の白ワイン。フレッシュかつピュアな果実味に、アーモンドとバニラのコク深さが混ざり合い、絶妙なバランスを保っています。温かいパテをはじめ、ホタテのアヒージョ、シェーブルチーズなどとの相性が抜群です。
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樽香の甘さを出し過ぎずに、フレッシュな果実風味をしっかりと引き出した赤ワイン。輪郭がはっきりしているにもかかわらず、上品でまとまった風味に仕上げられています。牛肉の赤ワイン煮込みやボロネーゼ、うなぎの蒲焼きと一緒に食べるのがおすすめですよ。
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山梨県の「登美の丘ワイナリー」で造られた、シャルドネ100%の白ワインです。蜜りんごや樽香のエレガントな風味が特徴。辛口テイストでさっぱりと飲めるので、あっさりとした薄味の味噌汁、さんまの塩焼きと一緒に味わうのがおすすめです。リッチな雰囲気が漂う、美しく透き通ったイエローの見た目も魅力的。
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色だけでなく、ブドウの品種や製造方法にも違いがある赤ワインと白ワイン。味わいが違うからこそ相性の良い料理も違うため、食事とのペアリングを楽しめるのが魅力です。その日の気分でワインの種類や、合わせる料理をアレンジしてみてはいかがでしょうか。
※商品情報や販売状況は2023年11月17日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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