韓国生まれの人気食品「キムチ」。この記事では、キムチの賞味期限や保存方法についてご紹介します。開封前と開封後の賞味期限の違いや、冷蔵・冷凍保存の方法も詳しく解説。よくキムチを買い置きしている方は必見の情報が満載です♪

キムチの賞味期限はどのくらい?

ごはんの上に白菜キムチをのせている様子

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ピリッとした辛みがクセになる「キムチ」。そのままごはんのお供にしたり、和え物や炒め物にしたりと活用の幅が広いため、冷蔵庫に常備している方は多いのではないでしょうか?買い置きしたものの、「いざ食べようと思ったら賞味期限が切れていた」なんてこともありますよね。

また「キムチは発酵食品だから賞味期限は無いんじゃないの?」と疑問に思っている方も多いはず。そこでこの記事では、キムチの賞味期限やおすすめの保存方法についてご紹介します。

賞味期限と消費期限の違いは?

キムチの賞味期限について知る前に、まずは「賞味期限」と「消費期限」の違いを覚えておきましょう。

賞味期限は"おいしく食べられる期限"を指します。加工食品や乾物など、比較的保存がきく食品に表示されているのが特徴。正しく保存していれば、賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

一方の消費期限は"安全に食べられる期限"を指します。生菓子やお弁当など、傷みやすい食品に記載されているのが特徴。食品自体が傷みやすいため、消費期限内であってもできるだけ早く食べきるのがおすすめです。

未開封・開封後別。キムチの賞味期限

3種類のキムチがそれぞれ違う瓶に入って並んでいる

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未開封の場合

キムチの賞味期限は原料や製造方法によって異なりますが、日本のスーパーで売られているものは製造日から20日前後のものが一般的です。またキムチは「要冷蔵」のものがほとんど。スーパーで購入したら容器ごと冷蔵庫に入れ、パッケージに記載してある期限内に食べきるようにしましょう。

開封後の場合

前述したように、賞味期限は "未開封の状態でおいしく食べられる期限" を指します。そのため開封後は、期限内であってもできるだけ早く消費することが大切です。キムチの種類にもよりますが、開封後は1週間以内を目安に食べきるようにしましょう。

賞味期限が過ぎて傷んだキムチはどうなる?

変色する

キムチは時間が経つと白く変色することがあります。変色の主な原因は「乳酸発酵」か「カビ」によるもの。乳酸発酵による変色の場合は食べても問題ないとも言われますが、見た目でカビか乳酸発酵かを判断するのはむずかしいため、白っぽくなっていたときは処分することをおすすめします。

異臭がする

キムチはもともと特有の匂いがありますが、傷むとアルコールやヨーグルトのような腐敗臭がします。購入してすぐの匂いを覚えておくと、変化に気付きやすいですよ。

ヌメリがでる

キムチにヌメりがあるときは、雑菌が繁殖して傷んでいるおそれがあります。お箸で持ち上げたときにツルッとすべったり、キムチが糸を引いていたりするときはすぐに処分しましょう。

酸味が強すぎる

キムチは発酵が進むにつれて酸味が強くなります。本場韓国ではあえて時間を置き、酸味を強くしてから食べることもありますが、酸味が強すぎる場合は腐敗しているおそれも。食べてみて嫌な酸っぱさを感じるときや、見た目や香りにも違和感を覚えるときは、食べるのは避けましょう。

キムチのおすすめの保存方法

黒い皿に盛り付けられている白菜キムチ

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スーパーで売られているキムチはパッケージに「要冷蔵」と記載されているものがほとんどで、基本的には冷蔵保存が適しています。プラスチック容器に入っている場合はそのまま保存しても構いませんが、密閉性の高い保存容器やジップ付きのポリ袋に移し替え、できるだけ空気に触れないようにすると、おいしい状態をキープしやすくなりますよ。しっかりと密閉することで、ほかの食品への匂い移りを防ぐメリットも。

キムチの量が多い場合は、小分けにして保存するようにしましょう。

冷凍保存する方法も

賞味期限内に食べきれないときは、冷凍して長期保存する方法も。冷凍したキムチの賞味期限は1ヶ月が目安です。ただしキムチは水分が多いため、解凍するときに水っぽくなってしまうことがあります。食べるときは炒め物や鍋などの加熱料理に使うと、食感の変化が気になりにくいですよ。

日本と韓国のキムチの違い

「そもそもキムチは発酵食品だから賞味期限は無いんじゃないの?」と疑問に思う方も多いはず。実際に韓国では、6ヶ月以上(なかには数年)熟成させてから食べる「ムグンジ」というキムチもあります。

じつは日本のキムチは発酵せず、浅漬けで作られるものが一般的。そのため発酵して作る韓国のキムチと比べて賞味期限が短いのです。

賞味期限に注意してキムチをおいしく味わおう♪

日本で売られているキムチの賞味期限は、20日前後のものが一般的。購入したら密閉性の高い容器に移し替えて、できるだけ早く食べきるようにしましょう。

また日本と韓国のキムチでは製造方法や賞味期限の長さが異なる場合もあります。パッケージに記載してある賞味期限をしっかりとチェックして、期限内においしく味わってくださいね。

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※商品情報や販売状況は2022年05月24日時点でのものです。
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