ライフスタイル&ヘルス2022/6/26 更新
おにぎりや和風のサラダ、さまざまな日本食で活躍する海苔。「保存はしてあるけど、最後に使ったのはいつだろう」なんてことはありませんか?本記事では、海苔の賞味期限や、なるべく日持ちさせる正しい保存方法をご紹介します。
海苔の賞味期限は、保存状態や包装の種類によって変わってきます。そこでこの記事では、タイプごとの賞味期限の違いや、開封済みの海苔の賞味期限などについて詳しく解説。湿気た海苔をパリパリの状態に戻す方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
賞味期限とは "おいしく食べられる期限" のこと。缶詰や乾物など、比較的保存がきく食品に表示されているのが特徴です。未開封の状態で正しく保存していれば、賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。
一方の消費期限は "安全に食べられる期限" を指します。生菓子や食肉、お惣菜など、傷みやすい食品に記載されているのが特徴。時間が経つほど食品が傷みやすくなるため、消費期限内であってもできるだけ早く食べ切るのがおすすめです。
未開封の海苔は、パッケージに記載されている日付が賞味期限となります。一般的には9〜15ヶ月ほどで設定されていますが、未開封であっても正しい方法で保存されていなかった場合は、本来の賞味期限よりも早く食べられなくなることもあります。
また、製造メーカーや商品によって包装の仕方はさまざま。なかでも缶に入っている海苔がもっとも賞味期限が長く、およそ15ヶ月ほど日持ちします。そのほか、プラスチックボトルの容器が1年ほど、袋入りが約9ヶ月となっています。
開封した海苔は、いくら正しく保存をしていても湿気により風味や食感が落ちてきてしまいます。開封後の海苔は、パッケージに記載されている賞味期限にかかわらず、なるべく早く食べ切るようにしましょう。多くのメーカーでは1ヶ月を目安に食べ切ることを推奨しています
寿司に使用される味のついていない焼き海苔の賞味期限は、およそ3〜15ヶ月、味付け海苔はおよそ半年〜1年間とされています。また、韓国海苔の賞味期限は味付け海苔同様半年〜1年間ほど。
容器の違いによって賞味期限の差は出るものの、「味付け」の観点では賞味期限に大きな違いはありません。
海苔はもともと日持ちしやすい食材のため、腐りにくいともいわれています。そのため、腐っていなければ賞味期限が切れた海苔も食べることができます。
ただし海苔本来の風味や、パリッとした食感など品質は劣化していくので、"おいしいまま" 食べるためには、早めに消費するのをおすすめします。
湿気ているだけであれば問題なく食べることができますが、湿気た状態でしばらく時間が経つと紫色に変色してしまうことも。この現象は、海苔が水分を含むことによって色素成分が分解されてしまうことが原因で起こります。
変色した海苔は傷んでいる可能性が高いので、食べずに廃棄しましょう。海苔の変色は一見わかりにくいですが、光に透けさせると色の違いに気づきやすいですよ。
海苔が傷むと生臭いにおいや、酸味がかったにおいがしてくることがあります。もし変色だけでなく、異臭がするようになったら速やかに廃棄しましょう。
基本的に海苔は乾燥している食材のためカビは生えにくい食品です。しかし、開封後正しい方法で保存されていなかった場合、吸湿してしまうことによりカビが生えることがあります。カビが生えてしまった海苔は、安全のために食べるのを控えましょう。
海苔は乾燥している食材のため水分量が少なく、正しい方法で保存されていれば傷みにくい食材です。そのため、保存状態が良いものであれば賞味期限を1ヶ月過ぎた海苔も食べることができます。ただし、風味や食感は劣化している可能性が。また、保存状態が悪いと傷んでいる可能性もあるので、食べる前に状態をよく確認するようにしましょう。
賞味期限が半年過ぎた海苔も、保存状態が良ければ食べることができますが、風味や食感は劣化してることが多いです。食べる前に状態をしっかり確認し、傷んでいる場合は廃棄しましょう。
賞味期限が1年以上過ぎてしまった海苔は、保存状態が良くても傷んでいる可能性が高くなります。異臭や変色が見られないか、よく確認しましょう。傷んでしまった海苔は、加熱調理しても食べるのは危険です。速やかに廃棄しましょう。
※商品の包装紙やラベルに記載の賞味期限内にお召し上がりいただくようお願いします。
未開封の海苔は、直射日光が当たらず高温多湿にならないところであれば、常温保存することができます。シンク下収納のように多湿になりやすい場所での保存は避けるようにしましょう。
海苔は熱・光・湿気に弱い食材。そのため、それらの影響が少ない冷蔵庫での保存がおすすめです。開封後の海苔を冷蔵庫で保存する際は、まずラップで包み、ジッパー付き保存袋や密閉容器に入れて保存しましょう。
また、冷蔵庫の海苔を開封する際に冷えた状態のまま開封してしまうと、外気温との温度差によって結露が発生し、吸湿してしまう可能性があります。保存袋から取り出す前に、常温に戻すようにしましょう。
海苔は未開封であれば冷凍保存することもできます。冷凍保存をすることで、海苔本来のパリパリとした食感を残すことが可能です。
方法は冷蔵保存のときと同様、ラップで包んでから保存容器もしくはジッパー付き保存袋に入れるだけ。また、解凍する際も冷蔵保存のとき同様、常温に戻してから取り出すことをおすすめします。
コンロの火で直接炙る場合は、コンロから20cmほど離したところから少しずつ近づけて炙りましょう。反対の面も同様にします。炙ることで水分が飛び、海苔のパリッとした食感が戻ってきますよ。
フライパンで炒ることでも、海苔のパリパリ感を簡単に戻すことができます。この場合、フライパンに油は敷きません。温めたフライパンで、海苔の両面を軽く炒るだけ。油も使わないので、フライパンを汚すこともありませんね。
湿気た海苔は、トースターで焼いて食感を戻すことも可能です。まずはオーブントースターを予熱しましょう。十分に温まったら、片面6〜8秒ほど焼いて、両面がパリパリになれば完成です。ただし、オーブントースターはフライパンよりも火力が強いため、目を離して焦げることのないよう注意しましょう。
電子レンジでも、湿気てしまった海苔の水分を飛ばしてパリパリに戻すことが可能。まず皿やクッキングシートに海苔を乗せ、500Wの電子レンジで30秒ほど温めます。海苔の様子を見て、足らないようであれば加熱時間を10秒追加しましょう。水分が飛んでパリパリになれば完成です。
有明産の海苔を使用した、パリッとした食感が特徴の海苔です。8切サイズなので、毎日の食卓のお供にもぴったりの大きさ。ご飯と食べるのはもちろん、サラダや麺類のトッピングや、だし巻き卵のアクセントに使うのもおすすめです。
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赤い缶は梅を、緑の缶はわさびとごまを挟んだ、おつまみにもぴったりの商品です。この海苔を手掛けたのは創業1849年、日本で初めて「味附海苔」を創案した老舗「山本海苔店」。有明産のおいしい海苔を贅沢に使ったひと品です。
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高温多湿に弱い海苔ですが、正しく保存することでおいしい状態を長く保つことができます。ご自宅に開封済みの海苔がある方は、傷んでいないか一度チェックしてみてくださいね。
また、湿気を吸収してしまった海苔はパリパリに戻してからまたおいしくいただきましょう。調理して料理のアクセントにするのもおすすめですよ。贈り物やお中元としていただくことの多い海苔を、長くおいしく楽しみましょう。
※商品情報や販売状況は2022年06月26日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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