レトルトカレーは長期保存可能な商品が多いですが、3ヶ月、半年、1年と過ぎてしまった場合は要注意!味が劣化していたり、食あたりが起こったりする可能性があります。賞味期限や保存方法をしっかりと守り、おいしく食べられるうちに食べてしまうのが良いですね。
ライフスタイル&ヘルス2022/7/8 更新
災害や病気のときのために、食料を備蓄している人は多いでしょう。特にレトルトカレーは長期保存でき、備蓄にはぴったりです。しかし、便利なレトルトカレーにも賞味期限があります。この記事では、レトルトカレーの賞味期限を開封前と開封後に分けて詳しく解説!保存方法やおすすめのレトルトカレーも3つご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
災害時はもちろん、「今日は料理したくないな......」という日にも便利なレトルトカレー。最近のレトルトカレーはクオリティーも高く、種類も豊富なためストックしている人も多いはず。長期保存が可能なレトルトカレーですが、賞味期限がどのくらいか知っていますか?保存性が高い理由も含めて、レトルトカレーの賞味期限がどのくらいかみていきましょう!
賞味期限は "おいしく食べられる期限" のことをいいます。加工食品や乾物など、比較的傷みにくい食品に表示されているのが特徴。食品ごとに正しく保存していれば、賞味期限を過ぎてすぐに食べられない状態になるわけではないので安心してください。
一方の消費期限は "安全に食べられる期限" のことです。ケーキやお弁当など、保存性がそこまで高くない食品に記載があります。食品自体が傷みやすいため、期限を超えると安全性が損なわれる可能性が。消費期限内であってもできるだけ早く食べるのがおすすめです。
長期保存ができるレトルトカレーですが、実は保存料を使用していないものがほとんどです。「保存料を使用せずに長期間保存できるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。秘密は「レトルト殺菌」という技術にあります。
レトルトとは、蒸留釜という意味です。パウチ包装にカレーを密封したあとに加圧加熱殺菌することを「レトルト殺菌」といいます。この技術でパウチの中を無菌状態にできるため、常温での長期保存が可能となるのです。
メーカーごとに商品を比較したところ、レトルトカレーの賞味期限は1年〜2年でした。同じメーカーでも商品によって賞味期限が異なることもありますが、1年〜2年を目安として考えましょう。
なかには賞味期限が3年〜5年と設定されているレトルトカレーもあります。その多くは温めずに食べられるカレーです。火が使えない非常時、学校行事やアウトドア時のお弁当用に重宝しますね。レトルトカレーを長期保存したい人は、ぜひチェックしてみてください!
レトルト殺菌済みのカレーを開封すると、パウチ包装が解けて無菌状態から解放されます。つまり、雑菌がわきやすくなったりカビが生えやすくなったりするということです。そのためメーカーは、「一度開封したものはすみやかに召し上がってください」と記載しています。
また、温め直しが繰り返されるとおいしさも損なわれていきます。もし「一度に食べ切れない」などの理由で開封後のレトルトカレーを保存する場合は、お皿に移して冷蔵保存しましょう。できるだけ早めに、傷んでいないかよく確認してから食べましょう。
賞味期限は、基本的に安全に食べられる期間からある程度余裕をもって設定されていることをご存じですか?多くの食品メーカーは、最大保存期間に0.8をかけた期間を記載しています。
賞味期限が1年のレトルトカレーの場合、最大保存期間は1年3ヶ月です。開封前のレトルトカレー(賞味期限が1年のもの)の場合、1ヶ月程度の賞味期限切れなら問題ないかもしれませんが、状態をよく確認してください。
賞味期限が1年のレトルトカレーを例にすると、賞味期限切れ3ヶ月は最大保存期間にかなり近いです。賞味期限が1年のものの場合、賞味期限切れ5ヶ月は、もう食べないほうが良い状態。
設定された賞味期限によって最大保存期間を過ぎているかどうか異なり、かなり際どい状態だといえます。製造日が分からない場合も多いので、食べるのは避けたほうが良いでしょう。
賞味期限が1年のレトルトカレーの場合、賞味期限切れ半年では最大保存期間の1年3ヶ月を超えています。賞味期限が2年のレトルトカレーは最大保存期間ギリギリです。食あたりのリスクも考慮すると、賞味期限切れ半年のレトルトカレーを食べるのはやめておいたほうが良いでしょう。
賞味期限切れ1年〜2年のレトルトカレーを食べるのは避けるべきです。たとえ未開封であっても、カレーの味は劣化しています。香りや味も落ちており、おいしいカレーとはいえないでしょう。いくら加圧加熱殺菌をしていても内部に細菌が繁殖している可能性があるので、食べないようにしてください。
購入されたレトルトカレーは、賞味期限の長さに関わらず必ず期限までにお召し上がりください。また、開封後は賞味期限に関わらずお早めにお召し上がりください。
レトルトカレーが食べられるかどうかは、以下のような変化がないかチェックして判断しましょう。
・パウチが膨張している
・異臭がする
・白い斑点がある
最もわかりやすいのはパウチが膨張している場合です。これはパウチ内で雑菌が繁殖し、中にあるカレーが発酵することで起こります。
また、匂いや見た目の変化も食べられるかどうかを見分けるポイント!カレーとは違う酸っぱい匂いがしたり、白い斑点があったりする場合はレトルトカレーが腐ってきている証拠です。
レトルトカレーは、直射日光・高温多湿を避けて常温保存するのが基本です。夏場も常温保存で問題ありません。長期保存する場合は、温度や湿度の変化が少ない場所を選択すると良いですね。
「冷蔵・冷凍保存をすればより長く保存できるのではないか」と考える人もいるかもしれませんね。しかし、レトルト殺菌しているレトルトカレーの場合、話は別です。冷蔵・冷凍保存することでカレーの劣化を防ぐことはできません。逆に冷やすことで水分が分離してしまい、風味やおいしさをなどを損なってしまうこともあるので注意しましょう。
スープ専門店を運営する「スープストックトーキョー」のレトルトカレーです。人気の6種類のカレーがセットになっています。賞味期限は製造から1年半です。とうもろこしの辛くないキーマカレー、バターチキンカレー、スリランカ風うずらの卵のカレーなど、定番から変わり種まで楽しめます。
カレーに合わせて、さまざまな種類のスパイスを使用。細かな風味の差にも気を配り、最適なものを選ぶ徹底ぶりです!お家でこだわりのカレーが楽しめるのは嬉しいですね。
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阪急うめだ本店のレストラン・カフェ4店舗のレトルトカレー8種類セットです。賞味期限は「アフタヌーンティー・ティールーム」のカレーのみ製造から540日、そのほかは製造から2年です。「博多 華味鳥」の豪華な手羽元カレーや、「グリルキャピタル東洋亭」の本格ビーフカレーなど個性豊かなレトルトカレーを楽しめます。
料理するのが少し面倒だけど、贅沢したいときにぴったり!どれを食べようかと迷う時間も楽しいですね。
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明治4年、三重・桑名の一軒の牛鍋屋から始まった「柿安本店」。創業当時から "味・素材・品質・安全・安心" にこだわり続けている老舗ブランドです。
松坂牛カレーは "肉の芸術品" と称される松阪牛を使っています。賞味期限は製造から540日です。とろけるお肉の柔らかさと上質な脂肪が生み出す甘みが味わえる贅沢なカレーを、ぜひ一度食べてみてください。
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レトルトカレーは長期保存可能な商品が多いですが、3ヶ月、半年、1年と過ぎてしまった場合は要注意!味が劣化していたり、食あたりが起こったりする可能性があります。賞味期限や保存方法をしっかりと守り、おいしく食べられるうちに食べてしまうのが良いですね。
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※商品情報や販売状況は2022年07月08日時点でのものです。
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