天然の保存食とも言われている「はちみつ」。一体どれくらい保存がきくのか気になりませんか?この記事では、はちみつの保存期間やおすすめの保存方法をご紹介。結晶化を防ぐためのポイントや対処法もあわせて解説しています。

はちみつはどれくらい保存がきく?

瓶に入っているはちみつをハニーディッパーですくっている様子

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皆さんは、はちみつはどれくらい保存がきくと思いますか?「自然に存在するものだから腐らない」と考える方もいれば、「食べ物だからいつかは傷む」と思う方もいるのではないでしょうか。

以下では、はちみつの種類やそれぞれの保存期間、保存方法を詳しく解説。上手な保存方法をマスターして、長くおいしくはちみつを味わいましょう。

はちみつの種類と保存期間の目安

木のテーブルの上に固形、液体などさまざまなはちみつが並んでいる

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はちみつは大きく分けると、天然の「純水はちみつ」と加工された「加糖はちみつ・精製はちみつ」の2種類あり、天然か加工されているかによって保存期間が異なります。まずは種類ごとの特徴とともに、どれくらい保存がきくのかを見てみましょう。

天然の「純水はちみつ」の保存期間

「純水はちみつ」とは、糖分や添加物が加えられていない純度100%のはちみつのこと。天然のはちみつは「殺菌作用が強い」「糖度が高い」などの理由から基本的に腐ることはなく、半永久的に保存できます

ただし市販の純水はちみつには、一般的に2〜3年の賞味期限が設けられています。純水はちみつであっても時間が経つと風味が落ちたり、容器に水分が入ることで傷んだりするおそれがあるので、賞味期限内に消費するようにしましょう。

加工された「加糖・精製はちみつ」の保存期間

「加糖はちみつ」や「精製はちみつ」は、いずれも加工して作られているのが特徴です。加糖はちみつは水あめや砂糖などの甘味料が加えられたもので、精製はちみつはタンパク質やミネラル類が除去されたものを指します。

加工することによってはちみつ本来の成分が失われてしまうので、純水はちみつのような保存性の高さは期待できませんパッケージに記載されている賞味期限内に使い切るようにしましょう

「純水はちみつ」のおすすめの保存方法

テーブルの上にいろいろな種類のはちみつが並んでいる様子

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結晶化をさけて長期保管する場合は「常温保存」がおすすめ

純水はちみつは保存性が高いため、夏場でも常温保存が可能です。直射日光が当たらない場所に置いて保存しましょう。

冷蔵保存は基本的にNG。はちみつは温度変化に弱く、冷蔵庫で保存すると結晶化することがあります。結晶化とは、はちみつが白く固まってしまう状態のこと。結晶化しても食べられますが、一度湯煎して溶かす手間がかかるため常温保存がおすすめです。

はちみつが結晶化した場合の対処法

結晶化したはちみつの上にハニーディッパーがのっている

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常温で保存していても、室温が15〜16度以下になったり、保管場所で気温差が生じたり、振動が加わったりすると、結晶化してしまうことがあります。見た目や食感は変わりますが、結晶化してもはちみつの品質に影響はありません。以下の方法で温めて溶かせば問題なく食べられます。

45〜60度のお湯で容器ごと温める

結晶化してしまったときは、45〜60度のお湯ではちみつを容器ごと温めて溶かしましょう。高温で加熱すると一部の栄養素が減少したり、はちみつの色や香りが損なわれたりするので注意が必要です。沸騰したお湯は使用しないようにしましょう。

「加糖・精製はちみつ」は保存方法を要確認

白い皿にのったバタートーストにはちみつをかけている様子

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加工された加糖はちみつや精製はちみつは、種類によって保存方法が異なります。常温保存が可能なものもあれば、水分が多い場合は要冷蔵のものも。パッケージに記載されている保存方法を守り、賞味期限内に消費しましょう。

はちみつを上手に保存しておいしく味わおう

純度100%の純水はちみつは、殺菌作用が強く保存性が高いため、長期間保存できます。ただし長期間置くと風味が落ちることもあるため、おいしく食べるには賞味期限内に食べ切ることが大切です。また加工された加糖・精製はちみつは、純水はちみつと保存期間が異なるので注意が必要。

それぞれの特徴を押さえて適切な保存方法を取り入れ、はちみつをおいしく味わいましょう。

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※商品情報や販売状況は2022年07月13日時点でのものです。
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