焼き立てのパンにぬったり、コーヒーや紅茶に入れたりと、さまざまな場面で活躍するはちみつ。風邪をひいたときには、「はちみつレモン」を飲んだことがある人もいるのではないでしょうか。まろやかな甘さだけでなく、健康にも良いはちみつですが、購入後どのくらい保存がきくのかご存知ですか?本記事では、はちみつ賞味期限についてご紹介していきます。

はちみつの賞味期限をチェック!

瓶詰めにされたはちみつを真上から掬い上げている

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アカシア、トチノキ、れんげ......と、花によって風味も変わってくるはちみつ。日本だけでなく全世界でも親しまれていますね。焼き立てのパンにつけるのはもちろん、紅茶にいれたり、ホットケーキにかけたりと、子どもからお年寄りまでおいしく食べることができます。では、そんなはちみつは購入後、どのくらい保存がきくのでしょうか?

賞味期限と消費期限の違い

賞味期限は "おいしく食べられる期限" を指します。加工食品や乾物など、比較的保存がきく食品に表示されています。正しく保存していれば、賞味期限を過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

一方の消費期限は "安全に食べられる期限"を指します。生菓子やお弁当など、傷みやすい食品に記載されているのが特徴です。食品自体が傷みやすいため、消費期限内であってもできるだけ早く食べ切るのがおすすめ。

【タイプ別】はちみつの賞味期限

木製ボードの上に瓶詰めのはちみつが並べられている

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はちみつには「天然」と「加糖」の2種類があります。各タイプによって賞味期限も変わってくるのでしょうか。

「天然はちみつ」とは

「天然」のはちみつは、じつは腐りません。そのため、常温で2〜3年は保存がきくと思って良いでしょう。天然の純粋はちみつには殺菌作用があるうえに、糖度が高く水分量が少ないため、雑菌が繁殖できない環境でもあるのです。

しかし、いくら常温で2〜3年といっても、長く保存しすぎると、はちみつ本来の風味は少しずつ劣化します。香りや風味を保てる期間として、2〜3年で消費するようにしましょう。

「加糖はちみつ」とは

一方、「加糖」のはちみつは天然と違って、腐ってしまいます。そのため、常温・冷蔵保存にかかわらず、長期保存に向いていません。なるべく早く使い切るようにしましょう。それでも長期保存が必要な場合は、冷凍庫での保存がおすすめですよ。

未開封・開封済みで賞味期限は変わる?

木製テーブルのうえにはちみつが並べられている

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天然のはちみつは、未開封でも開封後でも腐ることはありません。そのため、双方ともに2〜3年はおいしい状態で使用することができます。一方、加糖されたはちみつは、半年〜1年とメーカーによってことなります。賞味期限をよくチェックしてから使用するようにしましょう。

天然、加糖はちみつの保存方法

はちみつが瓶に詰められて、蓮華の花がそえられている

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常温保存の場合

天然のはちみつは、直射日光さえ当たらなければ、常温で保存することができます。しかし、商品によっては25℃以下での保存が望ましい場合もあるため、室温が高くなる季節は冷蔵庫にて保存するもの良いかもしれませんね。

冷蔵保存の場合

天然のはちみつは冷え過ぎた環境で保存すると、はちみつに含まれているブドウ糖が結晶化し、白く固まることがあります。冷蔵庫のなかでも冷気が直接あたらないように配慮しましょう。一方、加糖の蜂蜜は固まることはないので、冷蔵庫での保存が可能ですよ。

はちみつで、まろやかな甘さを楽しもう

天然のはちみつは、もちろん加糖のはちみつと比べ価格は上がります。しかし、保存がきくことや風味、健康にも良いなど良いことは満載!ぜひお手に取ってみてくださいね。

また、砂糖の甘さが苦手なひとには、加糖のはちみつも十分なまろやかさ。好みや作る料理にあわせて、甘味料を使い分けるのも良いかもしれませんね。

※商品情報や販売状況は2022年07月30日時点でのものです。
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