この記事ではおせち料理の「黒豆」について、意味・いわれから、手作りする際の保存方法や日持ちなどについて詳しく解説します。関東・関西の風習の違いや、余った黒豆のリメイク方法など役立つ情報が盛りだくさん。阪急フードのおすすめおせち3選の情報もぜひチェックしてくださいね。

おせちの黒豆の意味や阪急フードのおすすめおせち3選!

竹の器に盛り付けた黒豆の煮物

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おせち料理の定番「黒豆」。ふっくら甘い黒豆を今年こそは手作りしてみたい......という方も多いのではないでしょうか。そんなおせちの黒豆に込められた意味や風習をはじめ、保存方法や日持ち、余ったときのリメイク方法などをご紹介します。お正月を華やかに彩る、阪急フードのおせち情報もあわせてお伝えしますよ♪

おせちの黒豆の意味・いわれ

陶器に盛り付けた黒豆煮

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おせち料理の黒豆には「まめ(勤勉)に働き、元気に暮らせる」という意味があり、「黒い色は邪気を払う」とされています。

古くは京都・宮中に献上されお正月に食べられていた黒豆ですが、江戸時代後期には砂糖やしょうゆで煮た「おせち料理」のひとつとして広く食べられるようになりました。

黒豆は「祝い肴」のひとつ。お重の何段目に詰める?

おせち料理は「焼き物」「口取り」など複数の種類に分けられますが、黒豆は「祝い肴(さかな)」のひとつに数えられます。地域によって風習が異なる場合もありますが、「祝い肴」はお重の1段目に詰めるため、黒豆も1段目に詰めるのが一般的です。

関東・関西で異なる「祝い肴」

関東・関西では「祝い肴」の内容が一部異なります。関東は「黒豆・かずのこ・田作り」の3種で、関西では「黒豆・かずのこ・たたきごぼう」です。

かずのこは粒が多いため「子孫繁栄」、田作りは「五万米(ごまめ)」とも呼ばれ「豊年万作」の願いが込められています。また、たたきごぼうは根菜のため「家の土台がしっかり根付く」という意味がありますよ。

おせちの黒豆はいつ作る?保存方法と日持ち

鍋で黒豆を煮ている様子

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おせち料理を手作りする際、気を付けたいのが「日持ち」です。複数の料理を手作りする場合は、日持ちするものから順番に作るようにしましょう。

例えば、1229日に乾物や塩漬けを戻すといった下準備、30日には味をしっかりしみ込ませたい煮物や酢漬けなど、31日は煮物・焼き物を作るといった具合です。作った料理はすべて冷蔵保存しておきます。

黒豆も煮物なので1229日に水で戻し30日に煮ると、31日に味を含ませることができますよ。

手作り黒豆の保存方法・日持ち

手作りの黒豆は、消毒した蓋付き密閉容器に煮汁ごと入れて冷蔵保存します。その場合の日持ち期間は57日が目安。砂糖の分量が多いほうが日持ちします。

また、黒豆は冷凍保存も可能です。煮汁を切りフリーザーバッグに入れて冷凍すると、4週間ほど日持ちします。煮汁ごと冷凍したい場合は消毒した密閉容器に入れ、ラップを密着させてのせてから蓋をします。その際の日持ちは約3週間。どちらも冷蔵庫内で自然解凍します。

関東ではあえて「固め・シワあり」で作ることも

おせちの黒豆はハリのあるふっくらツヤツヤの見た目が特徴ですが、関東ではあえて固めでシワのある仕上がりにする場合もあります。これは「シワがよるまで長生きできるように」という願いを込めたもの。

シワのない黒豆にも「シワができないほど長生きする」という願いがあり、どちらも「不老長寿」を意味しています。

余った黒豆のリメイク方法

白いお皿にのった黒豆のパウンドケーキ

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パウンドケーキに

やさしい甘さの黒豆は、焼き菓子との相性が抜群。小麦粉や卵・砂糖・バターなどを混ぜた生地に、汁気を切った黒豆を混ぜて焼けば、和テイストのパウンドケーキが作れます。

お正月のおもてなしや手土産にもぴったり。生地に抹茶を混ぜたり、カップケーキやマドレーヌにしたりと、アレンジも自在です。

おこわや炊き込みごはんに

もち米に黒豆と煮汁・塩少量加えて炊飯すれば、おこわにリメイクできます。黒豆の豊かな風味にほのかな塩味、ごはんのもちもち食感が絶妙なひと品。角切りのさつまいもを加えると彩りがアップします。

炊き込みごはんの具材に黒豆をちょい足しするのもおすすめ。しょうゆ味のごはんに甘い黒豆がいいアクセントになりますよ。

煮汁ごと寒天に

和菓子が好きな方は、黒豆寒天にリメイクして煮汁ごとおいしく食べ切りましょう。さっぱり食感の寒天にすることで、食後のデザートにぴったりなひと品に変身します。

煮汁に粉寒天を混ぜて煮立たせ、黒豆を加えて冷やし固めるだけなので、とても手軽に作れますよ。

阪急フードのおすすめおせち3選

1.「秀梅」吉盛り(吉盛S-16)

17,280円

国産素材と上質な味にこだわった2人前のおせちです。明石産蛸柔らか煮や国産あわびの旨煮のほか贅沢な23種類を少しずつ楽しめます。竹筒に入った黒豆・味付いくらがアクセントの美しい盛り付けで、お正月の晴れやかな気分を盛り上げてくれること間違いありません。

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2.「京都・洛東 料亭 わらびの里」和風(わらびの里-20)

21,600円

贈答品としても人気が高い京都の老舗「わらびの里」の豪華な三段重おせちです。祝い肴である黒豆・田作り・かずのこを含め、海や山の幸を種類豊富に堪能できますよ。整然とした上品な盛り付けが魅力的。3~4人前なので、家族で囲むほか、おもてなし用にも適しています。

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3.「京都京料理 たん熊北店」和風(たん熊-33)

35,640円

京料理の名店である「たん熊北店」の二段重・4人前のおせちです。一の重には金箔をあしらった黒豆やいくら醤油漬、海老艶煮ほか13品、二の重にも鶴小芋や亀筍ほか12品が美しく詰められています。深みのあるだしと上品な味付けで仕上げた逸品です。

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おせちの黒豆を食べて元気な一年に

おせちの黒豆には「まめに働き元気に暮らす」という意味が込められています。祝い肴でもある黒豆は、おせち料理に欠かせないひと品。手作りする際は、ご紹介したスケジュールや保存方法、リメイクのアイデアをぜひ参考にしてください。おいしい黒豆を食べて元気な一年を過ごしましょう。

※商品情報や販売状況は2022年09月12日時点でのものです。
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