ライフスタイル&ヘルス2024/10/21 更新
お世話になった方々に向けて、一年の締めくくりにお礼の気持ちとして贈る「お歳暮」。実は「何を贈ってもいい」というわけではありません。もらって困るもの、贈ってはいけないものから、喜ばれるものまでこの記事で確認していきましょう。
お歳暮は、年末にその年お世話になった人に向けて贈るギフトのことをいいます。感謝の気持ちを伝えたり相手の健康を祈ったりする日本ならではの風習です。そんなお歳暮ですが、もらって困るものや贈ってはいけないものがあることを知っていますか?
この記事ではお歳暮でもらって困るものをはじめ、マナーとして贈ってはいけないもの、贈ると喜ばれるものを紹介します。阪急フードでおすすめのお歳暮ギフトもいくつかピックアップするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
iStock.com/Liudmila Chernetska
お歳暮でもらって困るものはもちろん、タブーを知っておくのも大切ですよね。相手に対して失礼な行為とならないためにも、まずはお歳暮で贈ってはいけないものをチェックしていきましょう。
刃物は「相手と縁を切る」という意味が込められています。お歳暮だけでなく、ご縁がつながる結婚祝いや出産祝いでも避けるべき品物です。ハサミなどの筆記用具も刃物の部類にあたることがあります。たとえ親しい相手であってもには贈らないほうがいいでしょう。
靴やマット、スリッパには「相手を踏みつける」という意味があります。相手にお礼の気持ちを伝えるためのお歳暮にはあまりふさわしくありません。特に目上の方や上司に贈るのは避けるべきでしょう。
現代では生活必需品ともいえる下着や靴下も、お歳暮に贈ってはいけないもののひとつです。下着や靴下は誰もが持っているもの。それらを贈ると「みすぼらしい」「これくらいも買えないの?」という意味と捉えられる可能性もあるため、避けるようにしましょう。
昔の表記で「手巾(でぎれ)」と書くハンカチ。手切れを連想させてしまうため、お歳暮には不向きです。手軽な価格でかつデザインも豊富で、お歳暮ギフトに選ぶ人も多いので注意しましょう。目上の人や取引先相手に贈って、悪い印象を持たれないようにするべきですね。
お歳暮として現金を贈るのもタブー。「お金に困っている人へあげる」という意味が込められるためです。"上から目線"と捉えられることもあるので、避けるようにしましょう。これは現金だけでなく、家電量販店やショッピングモールなどで使用できる商品券、図書券も同じこと。仲の良い友人であってもそれらを贈るのは避けたほうがいいですね。
お歳暮に贈ってはいけないわけではないものの、受け取る側がもらうと困ってしまうものもあります。どうせならお歳暮を贈る相手には喜んでもらいたいもの。ここではもらって困るものについて、その理由も含めて解説していきます。
寝具は、好みのものやこだわりものをすでに持っているケースがほとんど。たとえお歳暮としてもらったとしても、「色や柄が好みではなく、結局使わずしまっていた」という声も多くある品物です。どうせなら確実に使ってもらえる、もしくは食べてもらえるものを贈るといいでしょう。
「毎日使い、かつ消耗品であるタオルはお歳暮の定番なのでは?」と思う人も多いはず。しかし、人によっては「かさばるため収納場所に困る」という場合も。自宅用のタオルは質感や色、サイズなどにこだわって選んでいる人もいるため、意外にももらって困ることが多いお歳暮ギフトのひとつです。
バス用品はボディソープ、シャンプー、入浴剤などがあげられます。ちょっとしたプレゼントにはよく選ばれますが、3,000〜5,000円が相場のお歳暮としてもらうと、量が多く困る方も多い品物です。香りが好みでないと使ってもらえないこともあるので注意しましょう。
賞味期限が数日しかない食品の場合、量や種類によっては消費しきれずせっかくもらったお歳暮が無駄になってしまうケースも。もらった側も気まずくなってしまいますよね。可能な限り賞味期限が長い食品を選ぶようにしましょう。
ほかにも、相手の趣味・嗜好に合わない雑貨や小物は避けるべきでしょう。使われずにほこりをかぶってしまうのは少し残念ですよね。お歳暮を贈る相手の好みや家族構成などを参考にしながら、ギフト選びをするのがおすすめですよ。関係性によっては事前に好みを聞いてみてもいいですね。
家族で分けられる個包装のお菓子や、普段自分では買わない上質な加工品などはお歳暮の定番ですよね。ここではお歳暮として贈って喜ばれるものをチェックしてみましょう。
お酒好きな方に喜ばれるのはビールやワイン、日本酒や焼酎といったお酒のギフトです。好みがわかれば容量が大きい商品を購入してもいいでしょう。種類豊富な小さめボトルの詰め合わせは、家族や親戚で飲み比べするのにぴったりですよ。
迷ったら種類豊富なお菓子やデザート類を選びましょう。複数のお菓子が入った詰め合わせや老舗お菓子屋さんのギフトであれば、喜ばれること間違いなしです。洋菓子でも和菓子でも、賞味期限ができるだけ長いものを選択してみてくださいね。
普段自分では買わない、ちょっと贅沢なハムやソーセージなどの加工品はお歳暮の定番です。さまざまな味が楽しめるセットや、専門店が作る上質なお肉までラインアップも豊富。親戚が多く集まる年末年始のおもてなしとしても使用できますよ。
ほっとひと息つくときに欠かせないコーヒーやお茶もお歳暮におすすめです。コーヒー好き、お茶好きな方にとって嬉しいギフトといえます。コーヒーやお茶に合うお菓子とのセット商品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
魚やその加工品も喜ばれますよ。定番は明太子やいくら、珍味などです。そのまま食べられる手軽さと、ギフト用に包装された特別感にワクワクします。賞味期限が短い食品が多いので、贈る相手には事前に情報共有しておくと安心ですね。
「福岡市博多区 福さ屋」は自慢の明太子を中心に、辛子めんたい風ふりかけ、マヨネーズなど明太子を使った加工品も製造・販売しています。明太子好きな方にはたまらないお歳暮ギフトといえるでしょう。
おすすめ商品の「北海道産 無着色辛子めんたい」はたっぷり210g入り!肉厚な明太子がなんと6つも入っています。旨味と辛さがマッチしていて、ごはんやお酒のお供にぴったりです。賞味期限が製造日より冷蔵で14日のため、贈る際に相手に共有しておくと安心ですよ。
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3,240円
薄焼きの生地のサクッと軽快な口当たりがクセになる、焼き菓子の詰め合わせギフトです。濃厚なバターの風味と、生クリームのコクを感じられるのがポイント。アマレッティやアーモンドジャンドゥーヤなど、どれも食べ応え抜群です。
なかでもチョコレート入りのラングドシャは絶品。香ばしいアーモンド風味のクリームがサンドされています。
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東京港区に本社を置く老舗和菓子屋「とらや」。京都が発祥の深い歴史を持ったお店です。素材と製法にこだわった上品な味わいのお菓子は、お歳暮はもちろん、手土産やお祝いなどさまざまなシーンで重宝されています。
1本50gの「小型羊羹」は少しずつ食べられるので、お歳暮ギフトとして喜ばれますよ。味のラインアップは小倉、黒砂糖、抹茶、はちみつ、紅茶の5種類。それぞれ2本ずつ楽しめます。
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3,520円
濃厚かつまろやかな味わいが特徴で飲み心地の良い麦焼酎。常圧蒸留で、無濾過のまま貯蔵・熟成されたひと品です。とろみのあるやさしい口当たりは、クセになること間違いなし。ふわっと広がるフルーティーな香りに、思わずうっとりします。
赤とゴールドを基調としたパッケージは、華やかでゴージャスな雰囲気でお歳暮にもぴったりです。
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3,564円
伊藤園が手掛けるシングルオリジンのお茶を楽しめる贅沢なひと品。八女玉露の伝統的な製法「手摘み」で作られているため、うま味の強い濃厚な味を堪能できます。上品でやさしい味わいは、ほっとひと息つきたいときにぴったり。
高級感あふれる木箱に入っているため、お歳暮やちょっとした贈りものに重宝します。
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贈り物向けの高級なお肉加工食品を製造・販売している「神戸トアロードデリカテッセン」。人気商品を集めた詰め合わせはもちろん、ソーセージやスモークサーモンなどの単品販売もおこなっています。
お歳暮にぴったりなのはハムやソーセージなど4種類がたっぷり入った「神戸からの贈り物C」です。定番のロースハムとボロニアソーセージが200gずつ、豚肉をベースに香草で味付けされたニュルンベルガーというソーセージと粗挽きウィンナーが125gずつ楽しめます。
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「コーヒーギャラリーヒロ」は大阪〜阪神間に店舗と構えるコーヒー専門店です。こだわりの豆を使用した香り豊かなコーヒーや、それにマッチしたスイーツなどを数多く販売しています。
「ブレンドコーヒーギフトセット」では、阪急百貨店限定の「大阪ブレンド」、定番の「オーガニックブレンド いながわ」、季節によって異なる「季節のブレンド」の3種類が楽しめます。豆タイプか粉タイプの2つから選択可能です。
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5,500円
赤と白、2種類のボルドーワインを飲み比べできる、贈りものにぴったりのワインギフトです。赤ワインは、タンニンがしっかり感じられるのがポイント。酸味とのバランスも取れていて飲みやすいの一本です。
一方で白ワインはハーブや花などの繊細な香りが楽しめるひと品。濃厚なコクもあり、深みと余韻が楽しめます。どちらも魅力的なワインですよ。
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お歳暮ギフト選びには、意外と知られていないマナーがたくさん!うっかり贈ってはいけない品物を選んで失礼にあたらないようにしましょう。この記事を参考に、喜ばれるとっておきのギフトを探してみてくださいね。
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※商品情報や販売状況は2024年10月21日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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