ライフスタイル&ヘルス2022/12/24 更新
おやつとして購入したり、ギフトとしてもらったりすることも多いチョコレート。「腐った」という情報はあまり聞かないけれど、実際にチョコレートが腐ることはあるのでしょうか?そこでこの記事では、腐った場合の見分け方や賞味期限の目安について詳しく解説していきます。
結論から述べると、チョコレートは賞味期限を過ぎてしまっても腐ることはほとんどありません。その理由は、チョコレートが水分をあまり含んでいないため。これにより、カビや傷みのもととなる菌や微生物の発生・活性を抑えることができるため、チョコレートは腐りにくいのです。
一方、チョコレートすべてが腐りにくいかというと、その答えはNO。生チョコや手づくりチョコ・ナッツ・フルーツの入ったチョコレートなどは市販品に比べて水分が多く腐りやすかったり、チョコ以外の食品が腐ってしまったりする場合もあります。
そのため、生チョコや手づくりチョコなどは早めに食べ切るのがベター。市販品であったとしても、最後までおいしく食べるために、賞味期限内に食べ切ることをおすすめします。
たとえ保存性の高いチョコレートでも、食品なので劣化はします。例えば、長期保存していた場合や包装などに書かれた方法以外で保存していた場合などは、見た目に大きな変化はなくとも、食感や味が落ちてしまうことがあります。劣化を防ぐためには、包装に記載された方法に沿って保存することを推奨します。
一般的に、夏場以外であれば室温保存でも問題なさそうですが、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所はNGです。もしも保管場所が高温・多湿となりそうな場合は、冷蔵庫で保存しておくと良いでしょう。
いざ、チョコレートを食べようと思って取り出してみると「白い粉がついている!カビ!?」なんて思った経験はありませんか?この白い粉は「ファットブルーム」や「シュガーブルーム」の場合もあります。
ファットブルームとは、チョコレートに含まれる脂肪分が分離して表面に溶け出たもの。脂肪分は28℃前後で溶けはじめるため、高温の場所で保存した場合に起こりやすい現象です。
一方シュガーブルームは、砂糖が分離して表面に浮き出たもの。こちらは湿度によって生じることが多い現象で、多湿の場所で保存した場合におきやすいといわれています。
これらを起こさないために必要なのは、やはり適切な場所で保存すること。チョコレートに高温・多湿は大敵なため、温度が高くなる場所や湿気の多い場所は避けて保存するようにしましょう。
チョコレートの賞味期限はメーカーや種類によってばらつきがあり、開封前は短いものだと1週間、長いものだと1年以上持つものもあります。開封後だとしてもチョコレートは比較的長期保存が可能なので、賞味期限を目安として保存することができそうです。しかし、口を付けた場合や高温・多湿に放置した場合などは、酸化したりカビが発生したりといったことも予想されるため、早めに食べ切るようにしましょう。
長期保存のために冷凍保存を検討される方もいらっしゃるかと思いますが、冷凍すると食感や風味が落ちてしまうおそれがあります。冷凍よりは、冷蔵または常温保存が良いでしょう。
一般的に賞味期限の長いチョコレートのなかにも、ガナッシュや生チョコレートなど、保存期間に注意が必要な種類もあります。これらに共通する事項としては、生クリームを使用しているという点。
生クリームは水分を多く含む食品のため、カビや傷みを引き起こすリスクを高めます。そのため、生クリーム入りのチョコレートははじめから賞味期限が短めに設定されています。できる限り早めに食べ切るようにし、賞味期限を過ぎた場合は食べないことをおすすめします。
チョコレートを保存するのに適切な温度は15〜22℃のため、夏場以外であれば室温で保存が可能です。しかし、高温・多湿の場所での保存は品質を劣化させる可能性が高いことから、室温であっても日の当たる場所や火気を使う場所、また、湿気の多い場所での保存は避けましょう。
もし心配であれば冷蔵庫での保存がおすすめです。特にガナッシュや生チョコレートは「10℃以下での保存」と記載されていることが多いため、冷蔵庫で保存すると良いでしょう。
開封済みの場合はできる限り空気に触れないよう、フリーザーバッグや密閉容器へ移し替えて冷蔵庫で保存することをおすすめします。
チョコレートは賞味期限が長く、期限が切れてもほとんど腐ることはありません。パッケージに記載された保存方法を守ることで、より長く、おいしく保存することができます。せっかく買った・もらったチョコレートを最後までおいしく食べるためにも、正しい方法で保存しましょう。
※商品情報や販売状況は2022年12月24日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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