ライフスタイル&ヘルス2023/1/19 更新
オリーブオイルの魅力である、フルーティーな香りや風味を楽しむための、適切な保管方法を紹介します。間違った保管方法は酸化を早め、品質劣化の原因になります。この記事では、劣化してしまった場合の対処法と、白濁や黒い沈殿物ができる理由も解説しました。
オリーブオイルのなかでも特に保存に注意すべきなのが、エキストラバージンオリーブオイルです。果実味あふれる香りと、オリーブの風味豊かなエキストラバージンオリーブオイルは、とても繊細であるがゆえに保管方法には注意しましょう。
誤った方法で保管すると、酸化が進み品質の劣化につながります。味と品質を長く保つ保管方法を紹介します。
オリーブオイルは光や熱に弱いため、12~15℃くらいの冷暗所が保管場所に適しています。温度が高くなりやすいコンロやレンジ周辺は避けて、棚の中や床下収納などに保管しましょう。
直射日光が当たる場所に置くのも厳禁です。オリーブオイルの保存容器として適しているのは、光を通さない黒く着色された瓶や缶など。光を通す透明のびんやペットボトルは酸化の原因になり、風味を損なってしまうため避けたほうがよいでしょう。
オリーブオイルは開封した時点で酸化が始まります。空気に触れることで酸化が進むため、開封後は蓋をしっかり閉めて保管し、保存期間は2ヶ月以内を目安にして早めに使い切ることが大切です。
保管するときは、ボトルを寝かせずに立てておくと空気に触れる面積が小さくなり、酸化の進みが遅くなります。
オリーブオイルの劣化は、においや味など状態の変化で見分けられます。万が一、オリーブオイルが劣化してしまった場合の対処法を紹介します。オリーブオイルが白濁してしまう原因や、黒い沈殿物が発生する理由についてもまとめました。
オリーブオイルが酸化したときの見分け方は、においや色の変化。オイルから嫌なにおいがしたり、変色や粘り気などが出たりしていたら、酸化して風味が劣化している証拠です。不快なにおいがするオリーブオイルは、胸やけや体調不良の恐れがあるため、食用として使うのはやめましょう。
開封して少し経過し、風味が落ちたオリーブオイルは、ガーリックやハーブを漬け込んでガーリックハーブオイルとして使うのも一つの手。多少酸化した程度のオリーブオイルであれば、炒め物や揚げ物などの加熱調理用として使えます。
食用として適さなくなったオリーブオイルは、手作り石鹸の材料や木工品・カラトリーなどのメンテナンスとして使うのもよいでしょう。
オリーブオイルは、基本的には常温保存がおすすめです。すでに冷蔵庫に入れて保存している場合や、白く固まってしまった場合の対処法を紹介します。
オリーブオイルにできた白い粒のような沈殿物や、白濁して固まったものは、温度が低くなりオイル成分の一部が固まって起きる現象です。カビや異物ではないので食べるのに問題はありません。
すでにオリーブオイルを冷蔵庫に保管しており白く固まってしまった場合、室温に置いて溶かせば、ゆっくりと透明なオイルに戻ります。ただし、急いで溶かそうとして湯煎をするのは、熱による劣化の原因になります。冷蔵保存と室温で溶かす行為を何度も繰り返すのも、オイルの質が悪くなるため注意が必要です。
夏場に長期間家を空ける場合は、室温が高くなってしまうため、例外として冷蔵庫の野菜室に保管しましょう。
オリーブオイルに見られる黒い沈殿物は、澱(おり)と呼ばれるオリーブの実の搾りかすです。オリーブオイルの成分であるため、使っても問題ありません。
オリーブを絞ったものをそのまま置き、上澄みとなって分離したオイルを取り分ける「ノンフィルター製法」のオリーブオイルによく見られます。フィルターを使って濾過したオリーブオイルと比べて、栄養も豊富でオリーブ本来の豊かな風味を楽しめます。
澱の含まれるノンフィルター製法のオリーブオイルは、より酸化しやすいため賞味期限がかなり短め。おいしくいただくために、開封したら半月程度を目安に使い切りましょう。
オリーブオイルの正しい保存方法を紹介しました。繊細なオリーブオイルは、保存する上での注意点が多くあります。適切に保存することで、オリーブオイル本来のフルーティーな香りと風味を味わえます。
開封してしばらく経ってしまったときは、加熱調理やフレーバーオイルにして楽しむのもひとつの方法です。この記事を参考にオリーブオイルの知識をより深めてくださいね。
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※商品情報や販売状況は2023年01月19日時点でのものです。
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