ライフスタイル&ヘルス2023/1/21 更新
食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれている玄米。美容や健康によいことから、玄米食へ移行する方も増えていますが、炊くのに手間がかかるため毎食取り入れるのは少し大変ですよね。そこでこの記事では、一度に数食分の玄米を炊いた場合の保存方法や解凍方法、保存期間の目安について解説します。
玄米は精白米に比べて下準備に時間がかかります。例えば、浸水の工程では精白米が最低30分なのに対し、玄米の浸水工程は夏場で8時間以上、冬場で12時間以上です。そのあとの炊飯の工程でも時間がかかることから、食事ごとに玄米を炊くのは大変!
そこでおすすめなのは、一度に数食分の玄米を炊いて保存すること。保存する際には「冷凍保存」です。冷凍することで炊き立てのおいしさをそのままキープし、次に食べる時もおいしい玄米が食べられます。
冷凍保存する場合のコツは"冷ましてから"冷凍庫に入れること。ただし「酵素玄米」や「寝かせ玄米」の場合は"あつあつのまま"冷凍庫に入れるようにしましょう。この差に気を付けることで、それぞれの玄米の風味を保つことができるます。ぜひ保存の際に意識してみてください。
冷凍した玄米の保存期間は1ヶ月程度ですが、長く保存すると冷凍庫の臭い移りや風味の劣化がおこる可能性が高くなります。できる限り1〜2週間程度で食べ切ることを想定して炊くようにしましょう。
玄米がおいしく炊けたら、さっそく冷凍で保存しましょう!冷凍保存にはいくつかのポイントがあります。それぞれ詳しくポイントを解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
<玄米をおいしく冷凍保存するためのポイント>
・炊きたての熱いうちにラップに包む
・なるべく丸く平たくやさしく包む
・玄米を包む際にぺたっとつぶさない
・玄米の解凍は「蒸す」ように
炊き上がったら、あつあつのうちに一食分ごとの小分けにしてラップに包みましょう。冷めたあとで包んでしまうと、冷めるまでの間に水分が蒸発し、解凍後の玄米がパサついてしまいます。おいしさをキープするためにも、熱いうちに水蒸気も一緒に包むことを意識しましょう。
このとき、余分な空気が入らないように注意しましょう。余分な空気が結露のもとととなり、解凍時にベチャッとした食感になってしまうためです。ラップに包む際は、なるべく空気を入れないようにしてくださいね。
おにぎり型にしてラップに包む方もいらっしゃいますが、おすすめなのは"丸く平たく"包むということ。これによりおにぎり型に比べて早く冷凍され、解凍時の加熱ムラも防ぐことができます。
可能であれば、アルミバットに乗せて冷凍すると、より早く冷凍も進むのでおすすめです。アルミバットは100円均一やネットショップでも販売されているので、ぜひ探してみてください。
平たく包むからといって、ぺたっとつぶすことは避けましょう。つぶすと解凍時の玄米の食感が悪くなってしまいますので、しゃもじで広げるようにして平らにしてください。
包んだあとは粗熱をとってから冷凍庫に入れます。あつあつのまま入れると冷凍されるまでに時間がかかり、解凍後の風味が落ちてしまいまうため注意が必要です。また、おいしさをよりキープするにはラップで包んだあとにジッパーバッグに入れて保存すると、冷凍庫の臭い移りが防げますよ!
解凍の際は「蒸す」ことを意識しましょう。一般的な解凍方法である電子レンジを使用する場合は、冷凍庫から取り出した玄米をしばらく室温に置いて、水滴が出てくる状態まで待ちます。この水滴を利用して加熱することで蒸し器の水蒸気の役割を果たし、加熱後も炊き立てのような玄米に仕上がりますよ。
「玄米が体によいことはわかるけど、おいしくないし......」という方は、炊き方のコツをチェックしてみてください!玄米は炊き方次第で甘く、ふっくらとした仕上がりになります。一度コツをつかんでしまえば、次からはおいしく炊けるはずです。
<炊き方のコツ>
・水の量は計量カップを使って正しく計る
・表面に傷を付けるようにして洗う
・中心部まで十分に吸水させるために最低5時間は浸水させる
・冷たい水で炊飯する
玄米のおいしさは、炊く際の水の量に左右されます。そのため、水の量は必ず計量カップを使用して正しく計りましょう。初めて玄米を炊く方は、玄米1合に対して、水250mlで炊くとおいしく炊けますので、ぜひ挑戦してみてください。慣れてきたら好みの固さになるよう、水分量を調整してくださいね。
玄米を洗う際は、金属製のざるに入れて傷を付けるようにして洗いましょう。玄米は精白米と異なり糠層(ぬかそう)に包まれているため、ごしごし洗うことで水分を中心部までしっかりと吸収させやすくなります。水分が吸収されることにより、炊き上がりがふっくらとしますので、ぜひ洗う際には意識してみてください。
前述したように玄米は糠層に包まれているため、精白米に比べて水分を吸収しにくい傾向にあります。おいしい玄米を炊くには浸水も重要となるため、最低でも5時間は水に浸けて水分を吸収させてあげましょう。
気温の高い時期であれば8時間程度、乾燥して寒い時期であれば12時間程度浸水することができれば、さらにおいしく炊きあがります。気温が高すぎる場合には、発酵して臭いが出てしまう可能性もあるため、冷蔵庫や涼しい場所に置くようにしてくださいね。
浸水が完了したら、水を入れ替えて炊飯しましょう。この時、冷たい水を使用すると常温水で炊くよりも甘く仕上がります。理由としては、玄米に含まれるデンプンがより多く糖分に変化するため。
デンプンは65度以上で糖分に変化し始めますが、80度以上では変化がストップします。80度までの時間が長ければ長いほど糖分がつくられますので、沸騰までの時間を長くするために冷たい水を使用するとよいのです。精白米も同様においしくなりますので、ぜひトライしてみてください。
美容・健康によい玄米をおいしく食べるには冷凍保存が◎!炊く際に洗米方法や浸水時間を意識することで、解凍後もおいしい玄米が食べられます。まだ玄米を炊いたことがない方や玄米が苦手な方も、ぜひ一度、炊き方のコツ・保存方法をチェックして試してみてください。
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※商品情報や販売状況は2023年01月21日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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