ライフスタイル&ヘルス2023/2/5 更新
結婚記念日のなかでも有名な金婚式とは、どのようなイベントなのでしょうか。この記事では金婚式の概要と、日本で普及した理由を解説。相手に喜ばれるお祝いの方法と金婚式にふさわしい贈り物、お祝いを贈るときのマナーもまとめました。参考となるお祝いメッセージの文例も紹介しています。
金婚式は結婚記念日のひとつで、結婚50周年を祝う記念日です。結婚記念日を祝う習慣はイギリス発祥で、明治時代に日本に伝わりました。
なかでも金婚式は50周年という節目にあたるため、盛大にお祝いすることが多いイベントです。夫婦水入らずでお祝いしたり、子どもや孫がお祝いの場を設けてプレゼントを贈ったりします。
結婚記念日を年ごとに祝う習慣はイギリス発祥です。イギリスでは結婚の周年祝いを丁寧にする習慣があり、結婚15周年までは毎年、それ以降は5年ごとにお祝いをします。
日本に伝わったのは明治時代に入ってからで、明治天皇が「大婚二十五年祝典」として銀婚式をおこなったことがきっかけ。それ以降、一般の人々にも普及しました。結婚1周年から名前がつけられており、結婚25周年の「銀婚式」や結婚50周年の「金婚式」が有名です。
結婚記念日の名前はそれぞれの周年ごとにつけられています。結婚1周年は「紙婚式(かみこんしき)」、結婚2周年は「藁婚式(わらこんしき)」と呼ばれており、結婚してまだ間もないころは、身の回りにある慎ましいものが名前の由来となっていますよ。
結婚15周年には「水晶婚式」、25周年になると「銀婚式」となり、年を重ねるごとに価値のある宝石の名前がつけられるようになります。
結婚50周年の金婚式を過ぎると、結婚55周年の「エメラルド婚式」や結婚60周年の「ダイヤモンド婚式」ときて、結婚75周年を迎えると「プラチナ婚式」があります。
年月の経過とともに柔らかいものから硬いものになるのは、夫婦で支え合い、さまざまな苦労を乗り越えることで絆が深まることを表しています。
金婚式では結婚生活の大きな節目を迎えたことを祝して、家族や親族が集まってお祝いをするのが一般的です。自宅やレストランで食事会を催したり、記念となるプレゼントを贈ったりすることが主流となっています。
金婚式のお祝いは子どもや孫が企画するケースが多いですが、夫婦2人で旅行や食事を共にして祝うことも少なくありません。親戚以外でも夫婦と親しい間柄であればお祝いに招待し、一緒に祝うケースもあります。
金婚式の名前の通り「金」が使われた品物は、金婚式の記念となり喜ばれるアイテムのひとつ。金銀糸や金箔の入った食器は高級感があり、金婚式の贈り物に適しています。インテリアにこだわりのある夫婦には、さまざまな模様の金箔を組み合わせたアートパネルなどの室内装飾品もおすすめです。
夫婦で大切に使える実用品も、金婚式の贈り物として喜ばれます。これからも末永く愛用してほしいという気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。夫婦茶碗や夫婦箸、クリスタルガラスなどは、食卓を華やかに演出するだけでなく使う楽しみも味わえます。使うごとに愛着がわくに違いありません。
金婚式のプレゼントに何を贈ったらよいか、頭を悩ます方も意外に多いのではないでしょうか。普段忙しくて、お店に足を運んだりネットで探したりする時間が取れない方もいるでしょう。プレゼント選びに迷ったら、金一封(ご祝儀)を贈るのもひとつの方法です。夫婦の好みに合わせて品物を選んでもらえますよ。
体験型ギフトはその名の通り、体験を楽しめるギフトのこと。普段なかなかできない体験をすることで、金婚式が一生の思い出になります。最近では、大手旅行会社が企画する観光や宿泊施設のギフトが人気。厳選された体験型ギフトカタログを贈って、好きなものを選んでもらうのもよいでしょう。
金婚式の贈り物の相場は、間柄によって違いがあります。子どもから贈るときの相場は2万円から5万円程度です。孫から贈る場合は年齢にもよりますが、5千円から1万円程度が相場です。知人から贈る際の相場は2万円から3万円程度が目安となります。
なかには10万円というケースもありますが、予算に合わせて無理のない範囲で金額を設定するのがおすすめです。高額なプレゼントを考えている場合は、みんなで費用を出し合って購入するという方法もあります。
金婚式に子どもや孫からご祝儀を渡す場合の相場は特に決まっていません。金額の目安として参考になるのが長寿のお祝いです。還暦祝いや喜寿のお祝いのご祝儀と同等、もしくはそれ以上の金額を相場として考えておくのが望ましいとされています。
具体的には、子どもからは3万円から5万円程度、孫からは1万円から3万円程度が相場です。
夫婦の記念となるお祝いである金婚式。お祝いのプレゼントやご祝儀を贈るときには、マナーに十分気をつけたいものです。せっかくのお祝いなので、相手に失礼にならないよう、注意すべきポイントをチェックしておきましょう。
金婚式をはじめとする結婚記念のお祝いは、出産祝いや長寿のお祝い同様、何度あっても喜ばしいお祝いのひとつ。この場合、水引は「紅白蝶結び」を選ぶのが正解です。蝶結びは、ほどくのが簡単で何度でも結び直せるので、何回繰り返してもよいお祝いごとに使われます。
水引上部に書く表書きは、金婚式のお祝いの場合「金婚式御祝」や「御金婚御祝」、「祝 金婚式」などがふさわしいとされています。水引下部には名前をフルネームで書きますが、水引上部に書いた表書きよりも少し小さめに書きましょう。
ご祝儀袋は、紅白蝶結びの水引、水引の右上に熨斗(のし)がついているものを選びましょう。お金を包むときは中袋に入れるのがマナーです。もし中袋がついていなければ、お金を半紙で包んで代用します。
ご祝儀袋を選ぶ際は「格を合わせる」のが肝心です。格を合わせるとは、中に入れる金額と釣り合う見た目のものを選ぶこと。くれぐれも、少なめの金額を豪華なご祝儀袋に包むことがないようにしましょう。
金婚式に贈るプレゼントには、お祝いのメッセージカードを添えてみませんか。お祝いにふさわしいメッセージを子どもから贈る場合の文例を紹介します。孫や知人から贈るメッセージについてもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
お父さんお母さん、結婚50周年おめでとうございます。
いつも仲睦まじく笑顔の絶えない2人は私たちの理想の夫婦です。
ささやかですが今までの感謝の気持ちを込めて〇〇を贈ります。
これからも仲良く、いつまでも健康でいてくださいね。
おじいちゃんおばあちゃん、金婚式おめでとう!
いつも温かく接してくれる2人の金婚式をお祝いできてうれしいです。
感謝の気持ちを込めて〇〇を贈ります。
いつまでも元気で仲の良い夫婦でいてね。
ご結婚50周年、誠におめでとうございます。
日頃は優しいお心遣いをいただきましてありがとうございます。
いつも幸せそうなお二人は私たちの憧れです。
これからも夫婦円満でお元気に過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。
金婚式は、夫婦にとって結婚50周年となる節目のイベントです。心を込めて企画した食事会や贈り物であれば、きっと喜んでくれるはず。黄金のように美しく輝く夫婦の歴史を、家族や親戚で盛大にお祝いしてあげましょう。
※商品情報や販売状況は2023年02月05日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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