味噌の保管方法は冷蔵保存が一般的ですが、冷凍保存もおすすめです。冷凍することで、風味を損なわずにより長持ちさせることができます。この記事では「冷凍保存がおすすめの理由」と「おいしいまま冷凍保存する方法」を紹介します。開封後の味噌の正しい保存方法と、腐敗を見極めるポイントもまとめているので参考にしてみてください。

味噌は冷蔵保存が一般的だが「冷凍保存」でも問題ない

皿にのった味噌と升に入った大豆

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未開封の味噌の保管方法は冷蔵庫や冷暗所に保存するのが一般的です。味噌は時間の経過とともに、温度の影響を受けて色が濃く変化していきます。未開封でも色の変化が進みますが、味噌に含まれる糖とタンパク質・アミノ酸が反応して起きることが理由です。

気温の高い時期は特に影響を受けやすいため、冷蔵庫での保管が推奨されます。開封済みの味噌であれば、季節問わず冷蔵庫に保管するようにしましょう。

開封前の味噌は常温保存も可能です。なるべく日の当たる場所を避け、温度や湿度の変化が少ない冷暗所に保存しましょう。

味噌を長期間使用しないときは「冷凍保存」がおすすめ

味噌をしばらく使用しない場合は、冷凍庫での保管が適しています。

常温や冷蔵保存の場合は酵母菌による発酵が進みますが、冷凍庫では酵母菌の活動が抑えられるため品質を保つ効果があります。味噌は冷凍しても固まらないため、使いたいときにすぐ使えるのもメリットです。

冷凍保存の場合、1~2年程度保存が可能で、風味が落ちていなければ、容器に記載されている賞味期限を過ぎていても食べられます。

味噌をおいしいまま冷凍保存する方法

冷凍庫

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味噌は温度や酸素の影響を受けやすく、時間が経つにつれて香りや風味も劣化してしまいます。味噌の風味を損なわずにおいしいまま保存するなら、空気をできるだけ抜いて、温度の低い場所に保存するのがポイントです。

ラップで味噌の表面をぴったり密着させて、輪ゴムで留めるか、ふたをして冷凍保存します。なるべく空気に触れないようにラップを活用して、低い温度を保てる冷凍庫に保存することで、味噌の状態の変化を防げます。

味噌を小分けにして冷凍する方法

味噌を小分けにして冷凍する場合は、密封できる袋や容器に移し替えればOK。容器は常温用のものだと冷凍したときに破損する恐れがあるため、必ず冷凍用のものを準備しましょう。

容器に入れるときは、1回分ずつの量に小分けするのがおすすめ。調理するときに必要な量だけを取り出せるため、無駄なくスムーズに使い切れますよ。

味噌はパックのまま冷凍しても大丈夫?

味噌は買ってそのまま冷凍保存できるので、わざわざ冷凍保存容器を準備する必要はありません。袋に入ったタイプの味噌も、そのまま冷凍するのがおすすめです。冷凍すると味噌が袋につきにくくなり、使うときに袋から出しやすくなります。

冷凍した味噌の使い方

iStock-519090108.jpg

iStock.com/yasuhiroamano

冷凍した味噌は解凍する?

味噌は冷凍してもカチカチに固まらないため、解凍する必要はありません。これは水分以外に、糖分や塩分などをたっぷり含んでいることが理由です。冷蔵保存時と同じ要領で使うことができますよ。

冷凍した味噌の使い方

冷凍した味噌はそのまま鍋に入れてもいいのですが、温度の低下が気になるときは一旦冷蔵庫やお椀の中に入れておきましょう。味噌自体の温度をなじませてから使うようにすると、温度管理がしやすく安心です。

使わずに余った味噌は、スプーンで表面を平らにしてからラップをかけておくのがコツ。このひと手間で酸化を防止し、味噌の風味を落とさずに保存できます。

開封後の味噌の正しい保存方法

タッパーの蓋の開いた状態を描いたイラスト

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味噌は温度変化や酸素の影響を受けて、色や香り・味の変化が進みます。開封後の味噌の正しい保存方法は、なるべく空気に触れさせないこと。味噌をすくったあとは表面を平らにし、ラップで空気を抜くように密着させてふたをしっかり閉めて保存します。

袋入りの味噌をそのまま使っている場合は、袋ごと台に軽く落として味噌の中の空気を抜き、味噌と袋の間にすきまができないようにして輪ゴムなどで留めて保存しましょう。味噌の保管状況や使用頻度にもよりますが、

冷凍の味噌を開封した場合は、冷蔵保存で2~3ヶ月を目安に使い切るのがおすすめです。

塩分濃度の低い減塩タイプの味噌やだし入り味噌は、普通の味噌と比べて保存性があまり高くありません。においをかいで異臭がするようなら腐敗している可能性があるため、食べないで処分しましょう。

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上手に冷凍保存して味噌をおいしく長持ちさせよう

味噌を長持ちさせるポイントは温度変化や空気に気をつけること。味噌の表面が空気に触れないようにして冷凍保存することで、味噌の状態が安定し、おいしい状態を長く保てます。ラップなどを活用すれば簡単にできるので、ぜひ実践してみてくださいね。

※商品情報や販売状況は2023年03月13日時点でのものです。
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