ライフスタイル&ヘルス2024/3/20 更新
傷みやすいいちごを長期間保存するなら、冷凍がおすすめです。この記事では、いちごを冷凍するメリットや具体的な方法を紹介します。冷凍いちごを使ったアレンジレシピも取り上げるので、旬のおいしいいちごを冷凍して作ってみてください。
いちごは冬から春にかけてスーパーの店頭に並ぶ、季節の味覚です。新鮮ないちごは色鮮やかでジューシーですが、冷蔵庫に入れても数日ほどで傷んでしまいます。
いちごのおいしさを維持したまま長く保存したいのであれば、冷蔵保存よりも冷凍保存がおすすめです。その理由は、以下の4点です。
いちごを冷凍することで保存期間が延ばせます。いちごは常温に置いていると細菌が繁殖し、数日で食べられなくなりますが、冷凍することで細菌の繁殖をおさえることができます。
いちごを大量にもらって食べきれないときや、おいしいいちごを長く楽しみたいときは、冷凍保存がおすすめです。
いちごを常温や冷蔵庫で保存していると、時間の経過とともに栄養素が減少します。しかし冷凍することで、栄養素の減少スピードをおさえることが可能です。
野菜や果物は、収穫されてからも呼吸をして生きています。収穫後は自らの養分を消費して生きているため、栄養素が減少してしまうのです。栄養価を高く維持したまま長期間保存したいのであれば、冷凍するとよいでしょう。
いちごを加工して使う場合は冷凍がおすすめです。冷凍したいちごを解凍すると、すぐに形が崩れて味がしみ込みやすくなるため、ジャムやスイーツなどが短時間で作れるため調理がらくになります。
「冷凍いちごはまずい」といわれることがありますが、それは解凍時にいちごの組織が崩れて中の水分が流出し、水っぽくなるから。一見デメリットのようですが、いちごを崩して使うレシピであれば問題なく使用可能です。
いちごを冷凍すると、さまざまな用途に活用できて便利です。
スムージーを作るなら、冷凍したいちごをそのままミキサーにかけましょう。凍ったまま鍋で煮込めば、簡単にいちごジャムが作れます。半解凍させて、シャーベットにするのもおいしい食べ方です。半解凍の状態で牛乳の中でつぶすと、いちごミルクができあがります。
このようなアレンジを楽しめるので、使い道に困るいちごがあれば、一度冷凍するのがおすすめです。
新鮮ないちごは水分が多くて傷みやすいため、常温では1〜2日、冷蔵庫にいれても2〜5日ほどしか保存できません。しかしきちんと処理して冷凍すると、約1ヶ月間保存できます。
家庭の冷凍庫はドアの開け閉めで温度が変わりやすいため、冷凍庫に入れた食品の品質も劣化しやすいことに注意してください。上記の保存期間は目安として、冷凍したいちごは早めに食べるようにしましょう。
いちごを上手に冷凍するには、いくつかポイントがあります。ここからは、いちごをそのまま冷凍する方法と、いちごをつぶしてから冷凍する方法のふたつの冷凍保存方法を紹介します。
1. ヘタがついたままのいちごを洗い、水気をよく拭き取ってからヘタを取る
※傷んでいるいちごがあれば、あらかじめ取り除いておく
2. 冷凍用保存袋にいちごと砂糖を入れる
3. いちご全体に1パックあたり大さじ2杯ほどの砂糖をまぶす
4. いちごが重ならないように保存袋に入れる
5. 冷凍用保存袋の空気を抜きながら、口をしっかり閉じて冷凍庫へ
いちごのヘタは、いちごを洗ってから取り除くことがポイントです。ビタミンCは水に溶けやすいため、ヘタを取ってから水洗いすると、ヘタがあった部分からビタミンCが流出して失われる可能性があります。いちごの栄養を少しでもキープするために、気をつけたいポイントです。
いちごは、つぶした状態でも冷凍保存が可能です。いちごミルクにするなど、いちごをつぶして利用するのであれば、冷凍前から処理しておくことをおすすめします。
1. いちごを水洗いして水気をよく拭き取ってからヘタを取り除く
2. 冷凍用保存袋にいちごを入れて、袋の上から手でもんでいちごを潰す
3. 保存袋の空気を抜きながら、口をしっかり閉じて冷凍庫へ
※できるだけ平らにした状態で冷凍庫に入れるのがコツ
4. 2時間ほど経過したら、袋の上から菜箸などを押し当てて格子状に線を入れる
※調理で使うときに線で割って、少しずつ使えるようにするため
離乳食用につぶしたいちごも、冷凍保存しておくと役に立ちます。ただし手でつぶすのではなく、ブレンダーなどでしっかりペースト状にしてから冷凍しましょう。
旬のいちごはジューシーで甘みがあり、食べると思わず笑顔になるおいしさですよね。冷凍しても、このいちごのおいしさをできるだけキープしたいものです。ここからは、いちごのおいしさを保ちながら冷凍するポイントを紹介します。
いちごを水洗いしたら、キッチンペーパーなどで水気をよく拭き取りましょう。いちごに水気が残っていると、解凍したときに水っぽくなる原因になります。
いちごに砂糖をまぶしてから冷凍する理由は、いくつかあります。いちごを冷凍すると味が落ち、その際にどうしても甘みが弱くなってしまうためです。砂糖を加えることで、甘みを補えます。
ほかにもいちご同士がくっつくのを防いで取り出しやすくする、いちごが乾燥して品質が劣化するのを防ぐ、冷凍庫内での臭い移りを防ぐといった効果も期待できます。
いちごを冷凍すると、いちごに含まれる水分が氷の粒を作ります。冷凍に時間がかかると氷の粒は大きくなる傾向があり、いちごの細胞を必要以上に壊してしまい、品質が劣化しやすくなります。
これを防ぐために、いちごを急速冷凍しましょう。できる限り早く冷凍して氷の粒の大きさを小さくとどめることで、細胞の破壊をおさえられます。冷凍庫に急速冷凍機能があれば利用してください。
金属は熱伝導がよいので、金属製のトレーやバットにいちごを入れた保存袋をのせても、冷凍の時間を短縮できます。
いちごを上手に冷凍できたら、おいしく活用したいですよね。スイーツ作りも、冷凍いちごを使えば簡単です。ここからは、冷凍いちごを使ったおすすめのアレンジレシピを紹介します。
※画像はイメージです
調理時間:5分
保存期間:冷蔵で2日
氷を加えなくてもよいのが、スムージーに冷凍いちごを使うメリットです。味が薄まらないので、いちごの濃厚な風味を楽しめます。
ヨーグルトのさわやかな酸味も感じられて、朝食に飲めばすっきり目覚められるでしょう。いちごとはちみつの素朴な甘みもあるので、おやつに飲むのもおすすめです。
・冷凍いちご......100g
・牛乳......100cc
・ヨーグルト......50g
・はちみつ......大さじ1/2杯
1. 材料をすべてミキサーに入れて、なめらかになるまでミキサーを回す
2. グラスに注いだら完成
※画像はイメージです
調理時間:20分
保存期間:冷蔵で7日
通常のいちごジャムであれば、いちごに砂糖をまぶして水が出てくるまで置いておき、20分ほど煮込まなければなりません。しかし冷凍いちごなら、凍ったまま鍋に入れて加熱すれば短時間でジャムが作れます。
とろみをゆるめに仕上げれば、ヨーグルトやパンケーキなどのソースにも使えます。いちごの風味を活かすために砂糖の量は控えめなので、作ったジャムはできるだけ早く使い切りましょう。
・冷凍いちご......1パック(250g)
・グラニュー糖......100g
・レモン汁......小さじ1杯
1. 冷凍いちごとグラニュー糖を鍋に入れて火にかける
2. 沸いたら弱火にして、ときどき混ぜながら10分ほど煮込む。アクが出たら取り除く
3. レモン汁を加えて混ぜる。とろみがついたら火を止めて、清潔な保存容器に移す
※画像はイメージです
調理時間:20分
保存期間:冷蔵で3日
マシュマロを使った、簡単に作れるいちごムースです。加熱に使うのは、電子レンジのみ。冷凍いちごはやわらかいので、泡立て器で混ぜるだけですぐにつぶれるのも、手軽に作れるポイントです。つぶしてから冷凍したいちごを使ってもよいですね。
いちご本来の甘みとマシュマロの甘みがあるので、砂糖なしでもおいしいスイーツが作れます。ホイップした生クリームを加えて軽い食感に仕上げたいちごムースを、ぜひ味わってみてください。
・冷凍いちご......100g
・マシュマロ......100g
・生クリーム......100g
1. 耐熱ボウルに冷凍いちごを入れて、電子レンジ600Wで1分30秒加熱する
2. マシュマロを加えて、電子レンジ600Wで1分30秒ほど加熱する
3. マシュマロが膨らんできたら耐熱ボウルを取り出し、泡立て器でよく混ぜ、冷ましておく
4. 生クリームを7分立てにして、3に加えて混ぜ合わせる
5. 器に移して、冷蔵庫で冷やし固める
しっとり食感のフィナンシェ生地に、いちごのアイシングやフリーズドライをほどこした、いちご尽くしのひと品。フルーティーで甘酸っぱい味わいは、クセになるおいしさです。いちご農園が手掛けているフィナンシェだからこそ、素材本来のうま味をしっかりと楽しめます。
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コロンとひと口サイズで食べやすい、サクサク食感のワッフル型クッキー。かわいらしい見た目で、ほんのりピンクに色付いたストロベリー味は、いちごの甘い香りがふわっと広がります。パッケージは上品かつおしゃれな花柄なので、プレゼントやちょっとした手土産に重宝しますよ。
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完熟いちごの果肉をまるごと楽しめる、いちごのかき氷「いち氷」です。水や氷は一切使用しておらず、いちごの水分のみでひんやりとした口当たりを実現しています。セットの練乳やジャムをかけると、さらにおいしさが増すでしょう。濃厚かつ贅沢なうま味が、口の中にジュワッと広がります。
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いちごのおいしさを長く保ちたいなら、冷凍保存しましょう。冷凍いちごを解凍するとやわらかい状態になるので、料理にも使いやすくなります。上手に保存するポイントをおさえて冷凍し、旬のおいしさをキープしましょう。
※商品情報や販売状況は2024年03月20日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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