りんごには体に必要なビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれ「1日1個で医者いらず」ともいわれる果物です。果物は1日200gほどの摂取するのが良いとされていますが、りんごでいえばちょうど1個分に該当します。

この記事では、健康のためにも毎日食べたいりんごを、飽きずにおいしく食べるコツやアレンジレシピをご紹介!りんごを食べて健康管理に役立てたい方は必見ですよ。

すぐできる!りんごのおいしい食べ方テクニックを紹介

「健康のために毎日りんごを食べているけれど、そのまま食べるのは飽きてしまった......」「りんごを簡単にアレンジする方法はないかな?」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、ちょっとした工夫でそのままよりもおいしく食べられる方法をご紹介します。

砂糖をかけて温める

そのまま食べるのに飽きたときはもちろん、買ったりんごが思ったより甘くなかったときにも使えるのがこのワザ。やり方はとても簡単です。

一口大にカットしたりんごに、砂糖とレモン汁をかけてよく混ぜます。りんご1個に対して砂糖は大さじ3杯、レモン汁は大さじ1杯ほど。電子レンジでりんごが透き通るまで加熱したら完成です。途中で一度かき混ぜるとムラなく仕上がりますよ。

砂糖水・はちみつ水につけておく

むいたりんごの変色防止に用いられるのが、砂糖水やはちみつ水に浸ける方法。実はこの方法を用いれば、むいたりんごが茶色くなるのを防げるだけではなく、甘くおいしくなるんです。

水200ccに対して砂糖大さじ1杯、もしくははちみつ大さじ2杯を溶かし、5分ほど浸します。

きれいな色を保ちつつ、おいしく食べられますよ。

りんごのアレンジレシピ10選

レシピ1. レンジでお手軽「りんごのコンポート」

白い皿に盛り付けられたりんごのコンポート

iStock.com/karimitsu

調理時間:15分(※粗熱をとる時間は含みません
電子レンジで簡単に作れるコンポートです。コンポートはいわゆる「煮りんご」。皮付きのままで色合いを楽しむのもおすすめですが、気になるようであれば皮をむきましょう。

材料(4人分)

・りんご......1個
・砂糖......30g
・レモン汁......大さじ1

作り方

1. りんごを4等分し芯を取りのぞき、そのままもしくは皮をむいて薄くスライスする

2. 耐熱のボウルやお皿に1を入れたら砂糖とレモン汁をかけ、ゴムベラなど混ぜる

3. ラップをふんわりとかけて電子レンジ600Wで4分加熱する

4. 途中で一度取り出して全体をやさしく混ぜたら、再度ラップをして電子レンジで4分加熱する

5. ラップを外してしばらく置き、粗熱をとる

粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトやバニラアイスに添えてもおいしいですよ。

レシピ2. フライパンで作る本格派「焼きりんご」

茶色の皿に盛り付けられた輪切りの焼きリンゴとフォークとシナモンスティック

iStock.com/loooby

調理時間:10分
さっぱりとしたりんごが濃厚なスイーツに大変身!香ばしいバターの香りが食欲をそそります。フライパンで作るのでとってもお手軽です。

材料(1個分)

・りんご......1個
・無塩バター......10g
・グラニュー糖......大さじ1

作り方

1. りんごは皮ごと横に1.5cmほどの厚さの輪切りにし、抜き型などで芯の部分をくり抜く

2. フライパンを中火にかけたら、バターを入れて溶かす

3. 1をフライパンに入れ、ふたをしながら両面に焼き色がつくまで3分ほど焼く

4. りんごがしんなりしたら、砂糖を全体にふり入れて溶かす

お好みでシナモンパウダーをふりかけたり、バニラアイスを添えたりするのもおすすめです。オーブンを使わずに、本格的な味わいの焼きりんごを楽しめるのはうれしいですね。

レシピ3. 自家製でも簡単!「りんごジャム」

木製テーブルの上の白いボウルに盛り付けられたジャムスプーン添え

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調理時間:60分
いろいろな料理に活用できるジャムを手作りしてみませんか?りんごがたくさん手に入ったときのアレンジレシピとしてもおすすめですよ。

材料(りんご1個分)

・りんご......1個
・グラニュー糖.....100g
・レモン汁......大さじ1

作り方

1. りんごを4等分にして芯を取りのぞき皮をむき、一口大にカットする

2. 1をフードプロセッサーに入れてかくはんする

3. 鍋にりんご、グラニュー糖、レモン汁を入れ、中火にかける

4. ぐつぐつしてきたら弱火にし、焦げつかないように混ぜながら20分ほど煮詰める

パンに塗って食べるだけではなく、スイーツや料理のかくし味にも活用できます。甘さはお好みで調整してくださいね。

レシピ4. トースターで作るひとくちサイズの「アップルパイ」

紫地に白のスプラッシュ柄の背景に黄色の皿に盛り付けられた一口パイ、左上に白い小花

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調理時間:50分
パクッとひとくちで食べられるアップルパイ。手の込んだお菓子のイメージがあるアップルパイですが、冷凍パイシートとトースターを使えば初めての方も気軽にチャレンジできます。

材料(16個分)

・冷凍パイシート......4枚

〈フィリング〉
・りんご......1個
・グラニュー糖......30g
・バター......10g
・レモン汁......小さじ1〜2

〈つや出し用〉
・卵黄......1個分

作り方

1. りんごは皮をむいて4等分に切り、芯を取りのぞいて薄くスライスする(粗みじんや千切りでも)

2. 鍋に1を含めたフィリングの材料を入れて混ぜ、ふたをして弱火で5分煮込む

3. ふたを開け中火にして水分を飛ばし、粗熱を取る

4. 半解凍程度の冷凍パイシート4枚をそれぞれ8等分し、フォークで穴を開ける

5. 2枚セットにして片方にフィリングをのせ、周りをフォークで押さえつけるようにして閉じる

6. 卵黄を溶いたものを刷毛で塗り、焼き色がつくまでトースターで焼く

7. 焼き色がついたら取り出してアルミホイルをかぶせ、6の時間と合わせて15分ほど焼く

手順は多いように感じますが、気負いせずに作れるのでふだんのおやつにぴったり。もちろんおもてなしにも活躍しますよ。

レシピ5. さっぱり簡単「りんごとにんじんのサラダ」

白地にチェックの布の上の白い皿に盛られたりんごとにんじんのサラダ、背景はりんごとにんじん、おろし金

iStock.com/WDnet

調理時間:15分
さっぱりとした味わいのりんごは、サラダにするのもおすすめです。なかでもニンジンとの相性は抜群。ドレッシングのほどよい酸味も加わり箸が進みます。

材料(2人分)

・りんご......1/2個
・酢......少々
・にんじん......1本
・塩......少々
・砂糖......少々

〈ドレッシング〉
・酢......大さじ1
・オリーブオイル......大さじ1
・はちみつ......小さじ1
・こしょう......少々

作り方

1. にんじんは千切りにして、塩と砂糖少々でもんでおく

2. りんごは千切りにして、酢少々で和えておく

3. ボウルにドレッシングの材料を混ぜ合わせ、水分を絞った1を加えてよく和える

4. 2を加えてざっと混ぜ、器に盛り付ける

あらかじめにんじんの水分を切っておくことで、特有の甘さが際立ちます。ドレッシングのはちみつは砂糖でも代用可能ですが、甘さが異なるため調節してくださいね。

レシピ6. ホットケーキミックスで「りんごケーキ」

テーブルの上の白い皿状のりんごケーキ(ホール)と1個のりんご

iStock.com/kaorinne

調理時間:40分
甘酸っぱさがクセになるりんごケーキを、フライパンとホットケーキミックスで作ってみてはいかがでしょうか。簡単に作れるのに手が止まらないおいしさです。

材料(20cmのフライパン1台分)

・りんご......1個
・ホットケーキミックス......200g
・卵......1個
・牛乳......140ml
・サラダ油......大さじ1/2
・バター......大さじ1
・グラニュー糖.....少々

作り方

1. りんごは皮付きのまま縦に4等分し、芯を取りのぞいて5mm〜1cmほどの厚さにカットする

2. 1を3分ほど塩水に浸けたらざるにあげ、ペーパータオルで水気をふき取る

3. ボウルに卵を割り入れたら牛乳を加え、泡立て器でよく混ぜる

4. 3が均一に混ざったらホットケーキミックスを加え、さっくりと全体を混ぜる

5. フライパンにサラダ油とバターを入れ中火で熱し、一度火を止めてからりんごを放射状に並べる

6. りんごを並べて弱火にかけ、グラニュー糖を全体ふりかける

7. 4の生地をフライパンに流し入れたらふたをして、弱火で20分ほど焼く

8. 表面が乾いてきたら皿をかぶせてひっくり返し、粗熱が取れたらカットする

途中で裏返さずに中までしっかり火を通すためには、ふたをするのを忘れないようにしましょう。しっとりジューシーなりんごケーキを手軽に味わえる一品です。

レシピ7. ゴクゴク飲みたい「りんごとヨーグルトのスムージー」

木のトレイの上のガラス容器入りのスムージー2つストロー、背景にりんご

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調理時間:10分
りんごとヨーグルトも相性の良い食材。コクのあるヨーグルトにりんごのさわやかな風味が加わった、ゴクゴク飲めるスムージーです。

材料(1人分:200mL)

・りんご......1/2個
・無糖ヨーグルト......80g
・はちみつ......大さじ2
・氷......50g

作り方

1. 皮をむいて芯を取りのぞいたりんごを2cm角にカットする

2. ミキサーに1と無糖ヨーグルト、はちみつ、氷を入れてなめらかになるまでかくはんする

3. グラスに注ぐ

忙しい日の朝食がわりに、ランチのドリンクにと大活躍。グラスに盛り付けミントをあしらえば、カフェ気分も味わえます。

レシピ8. 断面に注目!「りんごのガトー・インビジブル」

白い皿の上のスライスりんごを重ねて作ったケーキのアップ

iStock.com/kaorinne

調理時間:70分
たっぷりのスライスした果物や野菜と少しの生地を重ねて焼く、フランス発のケーキが「ガトー・インビジブル」。りんご本来の味を楽しめますよ。

材料(1台分 20×7×5.5cm)

・りんご ......2個
・卵 (Mサイズ)......2個
・グラニュー糖......40g
・薄力粉......80g
・牛乳......60ml
・溶かし無塩バター......50g
・粉砂糖......適量

作り方

1. りんごは皮をむいて芯を取り除き薄くスライスする

2. ボウルに卵とグラニュー糖を入れ、泡立て器で混ぜ合わせる

3. 2に薄力粉をふるい入れて混ぜたら、牛乳と溶かし無塩バターを入れてよく混ぜ合わせる

4. 3が全体なじんだら1を加え、ざっくりと混ぜ合わせる

5. 4をクッキングシートを敷いた型に流し入れ、180°Cに予熱したオーブンで40分ほど焼く

6. 粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間ほど冷やす

7. 型から外して食べやすい大きさにカットし、皿に盛り付けたら粉砂糖をかける

混ぜて焼くだけととても簡単。生地は少ないのでザクザクのりんごの食感を楽しめます。お好みで粉砂糖と一緒にシナモンパウダーをかけてもおいしいですよ。

レシピ9. イギリスの家庭の味「アップルクランブル」

ガラス容器のりんごのデザート、1人分バニラアイスとともにボウルに盛り付けられたデザート、コーヒーの3ショット

iStock.com/Tamiko Ihori

調理時間:30分
アップルクランブルはりんごの上に、サクサクのそぼろ状の生地「クランブル」をのせて焼き上げたイギリス生まれのお菓子です。とても簡単なのでお菓子作りが苦手な方も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料(1台分(20cmx15cm)

・りんご......2個
・グラニュー糖......30g
・バター......20g
・シナモン......小さじ1

〈クランブル〉
・薄力粉......100g
・グラニュー糖......70g
・バター......50g
・シナモン......小さじ1/2

作り方

1. クランブルの材料のバターを角切りにしボウルに入れる

2. 1にその他のクランブルの材料を入れ、指先でバターをすりつぶしながら全体を混ぜる

3. バターとなじんだ粉類のかたまりが適度に残り、ボロボロとした状態になったらクランブルの完成

4. りんごはお好みで皮をむき、芯を取りのぞいて8等分にくし切りにしたものをさらに4~5等分する

5. 4を耐熱容器に移しグラニュー糖、ちぎったバター、シナモンを入れ、全体に混ぜる

6. 53をかけ、200°Cに余熱したオーブンで25分ほど焼く

家庭でのおやつはもちろん、お茶会などの集まりにも。アイスクリームなどを添えてもおいしいですよ。

レシピ10. つるりと食べやすい「すりおろしりんごゼリー」

ピンクの花の背景、白い皿に盛り付けられたミントの葉ののったゼリーと陶器のスプーン

iStock.com/jreika

調理時間:20分(※冷やす時間は含みません
すりおろしりんごはそのまま食べてもおいしいですが、ゼリーにすると口当たりがなめらかになってより食べやすくなります。

材料(2人分)

・りんご......1/2個
・粉ゼラチン......2.5g
・砂糖......大さじ1/2
・水......15mL

〈トッピング〉
・ミント......適量

作り方

1. 粉ゼラチンを水でふやかしておく

2. りんごの皮をむいてすりおろす

3. 鍋に2、水、砂糖を入れて沸騰したら火を止める

4. 31を加えてよく混ぜ、粗熱が取れたら器に入れて冷やし固める

5. 器に盛り付け、トッピングをのせる

子どものおやつや、夏の暑さで食欲のないときの栄養補給にもぴったり。よく冷やして食べてくださいね。

毎日食べたいりんごはおいしくアレンジして味わおう

1日1個食べることで健康に良いといわれるりんご。そのまま食べてももちろんおいしい果物ですが、アレンジすることでよりおいしくなります。いろいろなアレンジを習得して飽きずに食べることで、りんごを健康づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。

※商品情報や販売状況は2023年06月09日時点でのものです。
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