ライフスタイル&ヘルス2023/6/22 更新
お刺身やムニエルなど、さまざまな料理で食べられている人気の魚「サーモン」。ひと口にサーモンといってもさまざまな種類があり、名称に「鮭」とつくものも含め学術的には11属66種が世界中に生息しています。この記事では、日本で食べられているサーモンの種類や、おすすめの商品などをご紹介します。
サーモンと鮭は同じサケ科に属する魚ですが、その大きな違いは生育環境。サーモンは淡水で生息することが多く、養殖されたものは生食が可能です。一方、鮭は海水に生息し天然ものが多く、食べる際は加熱する必要があります。
また、サーモンは身のオレンジ色が濃く脂がのっている印象ですが、鮭は身の色は比較的薄めであっさりとした味わい。このような点も、サーモンと鮭の違いであるといえるでしょう。
その名の通り、サーモンのなかでも最大級の大きさを誇るキングサーモン。日本では「マスノスケ」とも呼ばれています。
キングサーモンは、身が厚く脂ののりが良いのが特徴です。その特徴を生かし、ステーキやスモークサーモンなどで食べるのがおすすめ。4〜6月にかけて主にカナダやアメリカなどで漁獲されますが、北海道や青森県などで獲られることもあります。
成長が早いことから、各国で盛んに養殖されているのが銀鮭です。旬の時期は8〜10月頃であるといわれていますが、カナダやロシア、チリ産の銀鮭が一年を通して市場に出回っています。
身がふっくらとして味が良いことなどから、おにぎりの具やお弁当の焼き鮭などとしてもよく利用されている種類です。
日本で最も多く流通し、食べられているのがこの種類。一年中入手できますが、5月~7月に獲られるものは「時鮭(時しらず)」、9月~11月に獲られるものは「秋鮭」と、獲られる時期によって呼び名が変化します。
新巻鮭や鮭缶、すじこなどに加工されるのはこの種類です。
身は鮮やかな紅色をしており、ほかの鮭と比べても色みが強いのが特徴の紅鮭。身の色同様味も濃く、脂のりがよいわりにあっさりとしています。
6月〜8月が旬で、主にカナダやロシアから輸入されたものがスーパーなどで販売されています。塩焼きやムニエルなどの焼きものをはじめ、さまざまな用途で楽しめる鮭です。
日本に流通するアトランティックサーモンのほとんどがノルウェーで養殖されたものです。
養殖されたサーモンであるため、特に旬という時期はなく年中流通しています。
アトランティックサーモンは特有の臭みもなく良く脂がのり、身の色も鮮やか。刺身や寿司ネタなどでよく食べられていますが、加熱用の切り身としても販売されており、ムニエルやホイル焼きなどで食べるのもおすすめです。
アトランティックサーモンのうち、品質面などで厳しい条件をクリアしたものが「ノルウェーサーモン」として販売されています。
淡水魚のニジマスを海で養殖したものがトラウトサーモンです。トラウトサーモンをスーパーで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
トラウトサーモンの旬は6~8月頃。アトランティックサーモンよりも手頃な価格で、回転寿司のネタなどにも利用されているほか、ソテーやムニエルなどに調理してもおいしいサーモンです。
淡水魚であるヤマメが海へ降り、成長したものがサクラマスです。すべてのヤマメが海へ降るわけではなく、一生を淡水で過ごすものもいるのが不思議ですが、その理由はエサの量が関係しているともいわれています。
サクラマスの旬は3月〜5月。脂ののった旨みたっぷりのこの時期のサクラマスは絶品であると評されますが、その漁獲量は少なく高級魚として扱われています。
全長は40〜60cmとサーモンのなかでは小型の種類。ピンクサーモンとも呼ばれています。カラフトマスの身はほぐれやすく、加熱しても固くならないのが特徴です。
漁獲量の増える春頃のカラフトマスは脂ののりもよくおいしいうえ、産卵前で卵(いくら)もたっぷり。カラフトマスの身は鮭缶、いくらは醤油漬けやすじこなどの加工品としても利用されています。
iStock.com/Liudmila Chernetska
ノルウェーの自然に育まれたアトランティックサーモン。産地から生のまま空輸されたものが、スーパーなどで販売されています。
アトランティックサーモンの魅力は、なんといってもそのおいしさ。脂ののった旨みたっぷりのアトランティックサーモンは、刺身やお寿司はもちろんバター焼きやフライなど、さまざまな調理法でおいしく食べられます。
寿司サーモンとしても人気の高い種類が、このトラウトサーモン。日本で養殖されたご当地サーモンもありますが、スーパーなどで販売されているものの多くは海外で養殖され輸入されたものです。
トラウトサーモンは、アトランティックサーモンよりもあっさりとしていて比較的手頃な価格で購入できます。
銀鮭もスーパーでよく見かける種類ですよね。脂がのっていて身もやわらかく、世代問わず好まれるおいしいサーモン。焼きたてはもちろん、適度な脂で冷めてもおいしいので、お弁当などに入れたりおにぎりの具にしたりするのもおすすめ。
私たちが目にする銀鮭は、一部国内で養殖されたものもありますが、チリで養殖され輸入されたものがほとんどです。
旬になると、秋鮭が店頭にたくさん並んでいるのに見覚えがある方も多いかもしれません。日本で鮭といえば、一般的にはこの白鮭を指しています。獲れる時期によって呼び名が異なりますが、9月~11月に獲られる秋鮭は脂ののりは控えめです。
寒くなっていく時期に、鍋ものなどに入れて食べるとおいしいですよ。
紅鮭もスーパーで購入できるおいしいサーモンのひとつです。特に生の紅鮭のおいしさは格別ですが、メインで流通しているのは海外で獲れたものを冷凍し輸入したものです。
味が濃く、赤みが強いほどおいしいとされている紅鮭。購入する際には色みを確認して購入すると良いでしょう。
脂ののったキングサーモンの切り身を、甘みのある味噌に漬け込んだ一品。おかずとして食べればご飯が進むこと間違いなし!日本酒や焼酎のおつまみとして食べるのもおすすめです。
そのまま焼くのはもちろん、ホイル焼きや炒めものなどにアレンジしてもキングサーモンの味わいを存分に味わえます。
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創業以来、サーモンのおいしさを追求し続けてきた王子サーモン。たっぷり320g入ったこちらの商品は、サーモン好きの方への贈答用にもぴったりです。まずはそのまま味わったら、オリーブオイルやバルサミコ酢と合わせて楽しんでください。
もちろんパスタやサンドイッチなど、料理に使ってもおいしく食べられます。
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北海道日高のブランド秋鮭「銀聖(ぎんせい)」の切り身、スモークサーモン、イクラがセットになった商品です。
魚体が銀色に輝く「銀毛(ぎんけ)鮭」のなかでも、厳しい条件をクリアしたものだけが名乗ることができる銀聖。その上品な脂の風味としっかりとした旨みを、ぜひ味わってみてください。
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サーモンにはさまざまな種類がありますが、一般的には養殖され生食できるものがサーモンと呼ばれています。日本に流通しているサーモンは、鮭も含めると8種類。それぞれのサーモンの味の特徴を知り、一番おいしい食べ方で存分に堪能しましょう。
※商品情報や販売状況は2023年06月22日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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