グッドミールラボのプログラムに参加していただいている方の中で「朝が早いので食べる時間がない」「睡眠を優先してしまう」「食欲が湧かない」と言った理由で朝食を食べていない方が多くいらっしゃいます。

中には長年朝食を食べる習慣がない方も。若い頃の一人暮らしなどの生活習慣で抜きがちになっていたものが、30.40代でも習慣となっている方もいるのではないでしょうか。

朝食、食べたほうが良いって聞くけど・・・なぜ?

脳はブドウ糖をエネルギー源とし、寝ている間も休まず働いています。夕食から得たブドウ糖によって働いているため、朝起きた時の脳はエネルギーが不足している状態です。

脳がエネルギー不足の状態だと集中力や記憶力が低下し、イライラしやすくなります。また、脳以外の全身もエネルギーが不足するので、力が出ない、疲れやすい、だるいといった疲労感を感じやすくなってしまうのです。

朝から1日を有意義に過ごすためにも、「朝食を食べる」ことはとても重要です。

それだけではありません。

朝食を抜いている方の中には、減量目的の方もいるのではないでしょうか。しかし、朝食を食べないことが太りやすい原因となっていることもあるのです。

朝食を食べないと太りやすくなる理由とは・・

朝食を食べない12食の生活だと空腹の時間は長くなります。空腹の時間が長いと、食べ物からエネルギーを確保できず、身体は体内に脂肪を溜め込もうと肝臓で中性脂肪やコレステロールの合成を促進します。

また、朝に比べて昼や夜は油っこいハイカロリーなものを食べる機会も多いですよね。

朝食を抜いて摂取カロリーを抑えるつもりが結果的にはそれ以上食べてしまっていることも。

さらに、総摂取カロリーは同じでも、朝食を食べる人に比べて食べたもののエネルギーを体内に取り込もうとする力が強くなり糖質を吸収しやすい状態になっています。そのため、血糖値の変動が激しく、太りやすくなるのです。激しい血糖値の変動はインスリン分泌にも影響を及ぼし、糖尿病の原因にもなります。

朝食を食べる習慣づけのためにやってほしいこと

食後2時間以上はあけて寝るようにしましょう。

胃での消化は炭水化物で2時間半、脂質の多い天ぷらなどは4~5時間ほどかかります。そのため、夜遅い時間の食事は就寝中も胃を活動させるため、翌日の空腹感を感じさせにくくなり、結果朝食の欠食へとつながります。

いつもより夕食の時間を30分早くする、夕食が夜遅くなる時は控え目を意識することもポイントです。

理想の朝食

主食+主菜+副菜の揃った食事が理想です。

しかし、いきなり理想の朝食を目指すのはハードルが高い方もいるはず。そんな方は手軽なものを1つ取り入れ、少しずつステップアップしてみましょう。

おにぎり

やはり朝に食べていただきたいのは、まずは主食の炭水化物。中でも手軽に食べられるおにぎりはおすすめです。小麦から作られるパンに比べ、米は粒の食感が楽しめるので食べ応えがあり、腹持ちも良いです。具入りや混ぜご飯にすると主菜(タンパク質を多く含む食材、例えば鮭やツナ)や副菜(例えば高菜やきのこ)も一緒にとることが出来ます。

バナナ

果物は糖質が多く、短時間でエネルギー源となるので朝に食べるのがおすすめです。ただ、バナナの食べすぎは中性脂肪を増加させる原因になります。11本を目安にしましょう。

ゆでたまご

卵には1個で約6gのタンパク質が含まれており、朝摂りにくいタンパク質を手軽に摂取することが出来ます。卵にはビタミンDも豊富に含まれており、体内のカルシウム吸収を促して骨の強度を高める作用があります。

どの食材も片手で食べられて便利です。

慣れてきたら単品でなく、複数の食材を組み合わせることで、身体の調子も整います。

朝食を食べることを習慣化して健康な身体づくりを目指してみましょう。

※商品情報や販売状況は2023年10月28日時点でのものです。
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