ワインのコルク抜き(オープナー)がなくて困ったという経験はありませんか?身近なもので代用できる方法を知っておくと、いざというときに役立ちます。自宅や友人宅で、またアウトドアシーンでも、ワインを目の前にしながら途方にくれるといった事態を避けられますよ。この記事では、コルク抜きの代用アイデアについて詳しくご紹介します。

ワインのコルク抜きがないときは......?

iStock-892606708.jpg
iStock.com/Plateresca

ワインのコルク抜きが手元にないときは、身近にあるもので代用する方法を試してみてください。キッチンや工具箱のなかを探せば、コルク抜きの代わりになるものが見つかるはずです。ワインのコルクを抜く応急手段としては、十分役立ちますよ。

コルク抜きを買いに行くという選択もありますが、時間帯によっては店が閉まっていたり、なにより場の雰囲気がちょっとしらけたりといったことにもなりかねません。手近な代用品を使って、ワインタイムを楽しみましょう!

コルク抜きいらずの代用アイデア8選

コルク抜きとして使える代用品は身の回りにあるものばかり。使いやすそうなものを選んでお試しくださいね。

缶切り・栓抜き

iStock-146724453.jpg

iStock.com/mars25225

缶切りや栓抜きには、コルク抜きが一体となっているタイプがあります。コルク抜きが付いていれば、抜くのは簡単。先端をコルクの中央に当て、スクリューを回してねじ込み、奥まで入ったら引き抜きましょう。コルク抜きが付いていないタイプの場合、残念ながらコルク抜きには使えません。

多機能ナイフ

iStock-162422601.jpg

iStock.com/endicosoft

アーミーナイフとも呼ばれ、アウトドアでも大活躍するのが多機能ナイフです。コルク抜きも付いているので、活用しない手はありません。コルク抜きをT字になるようにおこし、コルクに当ててくるくると回しながら刺し込みます。スクリュー部分まで回し入れたら、あとは引き抜くだけです。

ネジとドライバー

iStock-467933200.jpg
iStock.com/Jitchanamont

工具箱に3cm以上のネジとドライバーがあれば、簡単にワインのコルクを抜くことができます。ドライバーを使ってネジをコルクに刺し、ネジごとコルクを引き抜けばOK。ペンチがある場合は、ペンチでネジをつかんで引っ張ると抜きやすくなります。ネジがなければ、釘でも代用可能です。

フォーク

iStock-1516770778.jpg
iStock.com/Photology1971

小さめのフォークをコルクの奥まで刺し、フォークを回しながらコルクを引き抜きます。コルクがある程度ボトルから出てきたらフォークをいったん抜き、最初に刺した場所とは別の場所に刺してから引き抜くと、コルクがくずれるのを防げます。やさしく丁寧にゆっくりおこなうのがコツですよ。

ナイフ

iStock-521080556.jpg
iStock.com/sirichai_asawalapsakul

フォーク同様、コルクの中央に果物ナイフのような小柄なナイフを刺し、回しながら引き抜く方法です。コルクの幅に合うような、小さめのナイフを使うのがポイント。ナイフがコルクの幅に対して大きすぎると、コルクが切れてしまう恐れがあるので注意してくださいね。

キッチンバサミ

iStock-475314304.jpg

iStock.com/ra3rn

小さめのキッチンバサミを使う方法もあります。ハサミの刃を開き、片方の刃だけをコルクの中に刺し込みます。ハサミのハンドル部分を回しながら、コルクを少しずつ引き抜きます。コルクがある程度ボトルの上にでてきた段階で、ハサミをコルクからはずし、あとは手でコルクを引き抜きましょう。

アイスピック

氷を割るためのアイスピックが2本あれば、コルク抜きの代わりとして使えます。アイスピックをそれぞれコルクの両端から斜め方向に刺し、2本のアイスピックがコルクの中で交差したら、そのままゆっくりと上に引き上げましょう。交差させることで、アイスピックがコルクから抜けるのを防げます。

竹串

iStock-177227189.jpg
iStock.com/Coprid

アイスピックと同じく、2本の竹串をコルクの両端から斜め方向に刺し、中で竹串が交差したら上に引き上げる方法です。ゆっくりと回しながら刺すようにしてください。ただし、竹串はアイスピックに比べて強度が弱いので、無理に刺そうとすると折れやすく、難易度は高めといえます。

代用品を使う際の注意点

iStock-1014969334.jpg
iStock.com/Jun

コルク抜きの代用品を使う場合、注意しておきたい点をご紹介します。

けがに注意

コルク抜きの代用品は先端がとがったものが多いので、けがをしないように十分注意が必要です。また、紹介した代用法以外に、ワインの底に靴や厚手のタオルを当てて壁に打ち付け、瓶に衝撃を与えてコルクを押し出すという方法もあります。壁に強く打ちすぎると瓶が割れる危険があるのでお気をつけください。

コルクがくずれた場合

コルクを抜く途中でコルクがくずれてしまっても、気落ちすることはありません。割りばしやマドラーなどでコルクを押し込み、ワインの中に落としてしまいましょう。茶こしやコーヒーフィルターを使ってコルクの破片を取り除き、別の容器に移し替えれば大丈夫です。

代用品を使うと味わいは変わる?

コルク抜きではなく、代用品を使ってコルクを抜いても、ワインの味わいや風味に影響はありません。ただし、コルクがくずれ、破片がワインの中に残ったままにしてしまうと、飲み口はどうしても悪くなってしまいます。きちんとろ過してから飲むようにしてくださいね。

コルク抜きの代用法は転ばぬ先の杖

ワイン好きなら、コルク抜きはやはり常備しておきたいもの。でも、万が一、コルク抜きがないシチュエーションに陥ったとしても、代用方法を知っておけばその場を切り抜けることができます。いざというときもあせらず、身近にある代用品を活用してコルクを抜いてくださいね。いつでもおいしくワインを楽しみましょう!

販売中のワインを見る

※商品情報や販売状況は2023年10月31日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。