ライフスタイル&ヘルス2023/10/31 更新
料理に使う赤ワインが手元にないとき、身近な調味料や飲み物などで代用できることをご存じですか?この記事では、赤ワインと似た効果のある代用品について詳しくご紹介します。赤ワインを料理に使うとどんな効果があるのかも要チェック。赤ワインのストックがなくても、料理をおいしく作れますよ。
赤ワインは、お肉の煮込み料理や濃厚なソースを作る際によく使われます。赤ワインを料理に使う目的は、コクや風味、香りを与えたり、お肉の臭みを消したりやわらかくしたりするためです。
たとえば「牛ほほ肉の赤ワイン煮」のように、お肉を赤ワインで煮込むことを前提とした料理には、代用品を使うのは避けましょう。赤ワインが味の決め手となるからです。使用する量も多く、代用品ではせっかくの料理が台無しになってしまうことも。
赤ワインを料理に少量使う場合は、代用が可能です。目安としては大さじ2杯程度。赤ワインとまったく同じレベルの代用品はありませんが、身近な調味料やお酒、ジュースなどで代用することができます。少量使うためだけに、赤ワインを一本買う手間も省けますよ。
料理用の赤ワインは、料理の味を引き立たせるため、成分を調整して作られています。飲むためではなく、調味料としての役割が高く、料理には使いやすい万能タイプです。
飲料用に比べて乳酸が多く、糖分は少なめで、アルコール度数は高いのが特徴。乳酸にはお肉をよりやわらかくしっとりと仕上げる効果があり、糖分の少なさとアルコール度数の高さが品質を維持してくれます。開栓後は冷蔵保存が可能。使い切れない場合は、製氷機に入れて冷凍保存すると使いやすいですよ。
おうちに赤ワインがなくても、料理用の赤ワインがあれば代用品は不要です。
一般的に、赤ワインは肉料理に、白ワインは魚料理と合うといわれます。料理に使う場合も基本は同じ。赤ワインに含まれるタンニンには肉特有の臭みをおさえる効果があるといわれ、料理にコクを与えてくれます。一方、白ワインに多く含まれる有機酸は、魚の生臭さを低減させるのに有効。料理に爽やかな香りもプラスしてくれます。
白ワインと赤ワインは、材料のぶどう品種や製法、風味も異なり、料理に使う場合でも効果の違いは歴然。赤ワインの代わりには、白ワインではなく、赤ワインと似たような効果を期待できる代用品を使うのがおすすめです。
赤ワインの代用品は、使う目的に応じて選ぶのがポイントです。コクや風味をつけたいのか、お肉をやわらかくしたいのかによってチョイスが可能。代用品を使う際は、赤ワインと同量を使うのではなく、量を控えめにして、味を確かめながら足していくのがポイントです。
赤ワインの代用品として使いやすいのがブドウジュース。黒ブドウから作られる果汁100%タイプを使うと、料理に香りやコクを与えたり、お肉をやわらかくしたりといった赤ワインと似た作用を得られます。アルコールが苦手な方や、子どもと一緒に食べる料理にも使えますよ。
ロゼワインは、赤ワイン同様、黒ブドウの果汁から作られます。発酵途中で果皮を取り出すため、タンニンの量は赤ワインより少ないものの、赤ワインに近い効果を生み出す代用品のひとつです。トマト系のソースと相性がよく、お肉に使う場合は豚肉や鶏肉などに向いています。
料理に風味を加えたり、色づけをしたりする際、赤ワインの代わりになるのがバルサミコ酢。イタリアのモデナ産の伝統的なバルサミコ酢は、糖度を高めたブドウの果汁を煮詰め、木樽で長期熟成させて作られます。味に深みがあるので、濃厚なソースにもぴったり。
真っ赤なクランベリーの実には、タンニンが豊富に含まれています。果汁100%のクランベリージュースは、料理に風味を与え、お肉をやわらかくするといった赤ワインと似た効果を期待できます。酸味が強めなので、赤ワインと味わいは異なりますが、少量使うのならOKです。
赤ワインの代わりとしても使えるのが、黒酢です。主に玄米を原料に長期熟成させて作られ、香り高く、旨味とまろやかな甘味があるのが特徴。お肉を黒酢に浸しておくと、お肉のPH値が酸性になり、お肉がやわらかくなります。さらに臭みを消し、風味やコクをアップする働きも。
和食料理に使うのが定番のみりんは、洋食に使うイメージはありません。とはいえ、みりんはアルコール度数が約14%もある酒類調味料。アルコール成分がお肉の臭みを取り、おだやかな甘味が味に深みと旨味をプラスしてくれます。アルコール度数が低いみりん風調味料では、赤ワインの代用はできません。
ちょっと意外ですが、お肉をやわらかくしたいとき、赤ワインの代わりになるのがコーラです。炭酸飲料に含まれる炭酸水素ナトリウムには、お肉のたんぱく質を分解する効果があり、調理前に漬け込むだけでお肉がやわらかくなります。サイダーや炭酸水でも代用可能。
ビールに含まれるビール酵母と炭酸には、お肉のたんぱく質を分解する働きがあります。お肉をやわらかくするためであれば、ビールは赤ワインの代用として有効です。ビール酵母が含まれない発泡酒の場合でも、炭酸の力だけでお肉をやわらかくする効果がありますよ。
お肉の繊維をほぐしてくれる作用があるのが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌。お肉をやわらかくするのが目的なら、赤ワインの代用として使えます。お肉にヨーグルトを揉み込んで寝かせておき、やわらかくなったらキッチンペーパーでヨーグルトを拭き取ってから調理してください。
玉ねぎも、赤ワインがないときの代用候補です。玉ねぎに含まれる酵素がお肉のたんぱく質を分解し、やわらかくしてくれます。すりおろした玉ねぎをバットに入れ、お肉を漬け込んでおきましょう。玉ねぎの風味はどんな料理にマッチしやすく、使い勝手のよさもポイントです。
料理に使う手頃な赤ワインがなかったり、ストックがなかったりしても、あきらめる必要はありません!料理用の赤ワインがあれば問題ありませんが、キッチンや冷蔵庫の中には代用できるものがいろいろあるはず。代用品を使う場合は、少量ずつ、味をみながら調えるのが基本です。赤ワインがなくて困ったときには、参考にしてみてくださいね。
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