ライフスタイル&ヘルス2023/11/14 更新

【調味料の種類・味を解説】常備必須の基本の調味料から珍しいものまで

料理に欠かせない調味料。種類が多く、特に料理初心者の方はどれを買えばいいかわからない......と悩んでいませんか。この記事では、毎日使える基本の調味料を一覧にし、味や役割を解説します。料理をよりおいしくするこだわりの調味料も紹介するので参考にしてくださいね。

基本の調味料一覧

・塩...塩味を加える
・こしょう...風味や香りをプラス
・砂糖...甘味を付ける
・しょうゆ...塩味、特有の旨味や香りを付ける
・みりん...甘味、コク、テリを与える
・料理酒...食材の臭みを取り、料理に旨味やコクを付ける
・みそ...旨味や香りを加え、味付けをまろやかにする
・酢...酸味や風味をプラス
・サラダ油...鍋に焦げ付きにくくする

【基本的な調味料】これだけあれば料理は作れる

小さな器に入った5種類の調味料が横一直線に並べられている。

iStock.com/kuppa_rock

調味料は料理に、味・香り・ツヤを加える役割があります。同じ食材でも調味料が異なれば味わいが変わるので、各調味料の特徴を知っておくことが大切です。ここでは、常備したい調味料を9つ紹介します。

塩味を加える調味料で、味の引き締めや甘味の引き立てにも効果的。下味付けや味の調整に幅広く活用できます。塩の加減はレシピよりも控えめにし、味見をしながら調整するとよいでしょう。

こしょう

風味や香りを料理のアクセントとして加える調味料。塩と一緒に使われることが多いです。白こしょうは魚料理など淡白なメニューに、黒こしょうは濃い味付けや強い風味の肉料理によく合います。

砂糖

料理に甘味を与える調味料。和食では煮物から照り焼き、炒め物、和え物までさまざまな料理に使われ、お菓子作りの甘味付けにも欠かせません。上白糖、グラニュー糖、黒糖など種類が豊富ですが、料理には基本、上白糖がおすすめです。

しょうゆ

大豆を原料とする液体調味料で、塩味だけでなく、旨味や風味、色を料理に与えます。和食には主に色味の濃い「濃口しょうゆ」と色味の薄い「薄口しょうゆ」が使われますが、薄口しょうゆのほうが塩分濃度が高いという特徴をもちます。

みりん

甘味やコク、テリを付ける調理用のお酒。煮物など甘味を生かした和食の味付けによく使われます。砂糖と比べて、みりんはふくよかでやわらかい甘味と旨味があるのが特徴。煮詰めるとツヤが出るため照り焼きに欠かせません。

肉や魚の臭みを消し、料理に旨味やコクを足してくれる調味料。和食では、しょうゆとみりんとセットでよく使われます。清酒(日本酒)と料理酒がありますが、料理酒には塩が添加されているため味付けをする際は塩加減に注意してください。

みそ

旨味や香りを加え、味付けをまろやかにしてくれる役割があります。みそ汁だけでなく炒め物や煮物にも使用可能。原料によって「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」「調合みそ」に分類されますが、米みそが一般的です。

料理に酸味を付ける調味料。酢の物や酢飯、マリネ、ドレッシングなど和食から洋食、中華まで幅広い料理に使えます。一般的には穀物酢や米酢が使いやすいですが、風味の異なる黒酢やバルサミコ酢も人気です。

サラダ油

食材を鍋に焦げ付きにくくする効果があり、焼き物、炒め物、揚げ物など加熱調理には欠かせない調味料。油には、ごま油やオリーブオイルなどさまざまな種類がありますが、初めはクセが少なくあらゆるジャンルの料理に使えるサラダ油がおすすめです。

■【旨味をプラスする調味料】味に奥行きがでる

白色の背景に、昆布、鰹節、椎茸、煮干しが置かれている。

iStock.com/bonchan

基本の調味料をマスターしたら、旨味をプラスしてくれる調味料を揃えるとよいでしょう。次の4つは必須ではありませんが、使うと料理のレベルが格段にアップします。

<旨味をプラスする調味料一覧>

・だし
・マヨネーズ
・ケチャップ
・ソース
 

だし

食材の持ち味を引き出し、料理全体においしさと深みを与える調味料。和食には昆布やかつお、煮干し、あごだし、洋食にはブイヨンやコンソメ、中華には鶏ガラスープの素などが使われます。初めは顆粒タイプのものを用意すると便利です。

マヨネーズ

野菜スティックや唐揚げにつけるだけでなく、炒め物や焼き物に使うとコクをプラスしてくれる調味料になります。カロリーが心配な方は、カロリーオフの商品を使用するのがおすすめです。

ケチャップ

オムライスやハンバーグ、ナポリタンなど洋食の味付けに欠かせない調味料です。トマトには旨味成分が含まれているため、料理の仕上げだけでなく隠し味としても使えます。カレーに加えるとコクがアップしますよ。

ソース

野菜やスパイス、砂糖、酢から作られる液体調味料で、料理に深みとコクを与える調味料。とんかつやお好み焼きの仕上げに使うだけでなく、ハンバーグのソース作りやカレーの隠し味としても活躍しますよ。

【形・食感を整える調味料】料理のレパートリーが広がる

木目調のテーブルに小麦と小麦粉が置かれている。

iStock.com/shironagasukujira

料理は、味だけでなく食感も大切です。特に粉類は、加熱時に肉や魚のやわらかな食感を保つだけでなく、料理の口当たりをなめらかにする役割ももちます。

<形・食感を整える調味料一覧>

・片栗粉
・小麦粉
・パン粉 
 

片栗粉

水に溶いて料理に加えるととろみを付けることができ、麻婆豆腐やあんかけなどなめらかな口当たりの料理に重宝する調味料です。唐揚げの衣や、ひき肉料理のつなぎとしても使えます。

小麦粉

魚のムニエルや鶏の唐揚げなど、肉・魚の表面にまぶすと旨味を閉じ込め、加熱すると香ばしさと焼き色を加えます。ケーキやクッキーなどお菓子作りにも必須です。

パン粉

とんかつやコロッケの衣として使われ、表面をサクサクにしながら中身の水分を保ちパサつきを抑える効果があります。ハンバーグのつなぎとしても使われ、旨味を閉じ込めながらふっくらとした食感に仕上げてくれる調味料です。

【アクセントや風味を加える調味料】本格的な仕上がりに

白色の背景にごま油が入った透明の器とごまが置かれている。

iStock.com/masa44

料理を一層引き立て、アクセントをプラスできる5種類の調味料を紹介します。使い方も工夫次第で料理の幅が広がるので、ぜひいろいろ試してみてください。

<アクセントや風味を加える調味料>

・ごま油
・オイスターソース
・カレー粉
・ナンプラー
・柚子胡椒
 

ごま油

香ばしい風味が特徴で、中華料理や韓国料理に使える調味料。熱することで香りが増すので炒め物におすすめです。和え物、ドレッシング、スープに少量加えるだけでも風味が格段にアップしますよ。

オイスターソース

牡蠣を主原料とした液体調味料で、深いコクと濃い旨味が特徴です。中華料理の味付けによく使われ、オイスターソースがあるだけで本格的な中華炒めにぐんと近づきます。

カレー粉

数種類のスパイスをカレー特有の風味になるように混ぜ合わせた調味料。カレーライスだけでなく、炒め物や揚げ物などさまざまな料理に使えるのが魅力です。チャーハンやスープに加えると、いつもと違う味わいを楽しめます。

ナンプラー

魚を発酵して作られる、タイ料理には欠かせない液体調味料です。日本ではエスニック調味料の代表的な存在。醤油と同様に、つける・かける・料理に加えて風味を加えるといった使い方ができます。

柚子胡椒

すりつぶした柚子の果皮と青唐辛子に、塩を加えた調味料。さわやかな風味と辛味が特徴です。鍋料理の薬味として使うのが定番ですが、肉・魚料理のアクセントや、サラダのドレッシングにも使えます。

これもおすすめ!阪急百貨店で人気の調味料を紹介

ここでは、阪急百貨店の通販で購入できる話題の調味料をご紹介。定番の味を、新鮮な味わいにしてくれる珍しい調味料も登場するので、ぜひ料理のレパートリーを広げる参考にしてくださいね。

1.「乾物屋 玄人派だし」玄人派だしのだしパック詰合せ 3個入り

黒色のギフトボックスに、3種類のだしパックを詰め合わせている。
2,268円

乾物専門店が上質な素材を厳選して作った天然の旨味あふれるだしパック。焼きあご入りだし、野菜のうまみだし、関西風だしの3種類を楽しめます。奥行きのある風味豊かなだしがとれるので、料理好きの方に贈っても喜ばれる商品です。

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2.「小倉屋山本」ラミトップ

白色の背景に「ラミトップ」と書かれた黄色の長方形の箱が置かれている。
972円

北海道産の昆布から旨味を抽出して調味料で味を整えた、粉末タイプの和風調味料です。手軽に昆布の旨味をプラスでき、いつもの料理が本格的な味わいに変わります。お湯で溶かして醤油で味を調整すれば、簡単なお澄ましの完成です。

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3.「村山造酢」千鳥 酢 1800ml

「千鳥」と書かれたラベルが貼られた茶色の瓶。
1,172円

京都の老舗造酢メーカー「村山造酢」が手がける高級米酢。ほのかな甘味とまろやかな口当たりが特長です。食材のおいしさをやさしく引き立て、寿司や酢の物、ドレッシングなど幅広い料理に使えます。プロの料理人も愛するひと品。

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4.「おちゃのこさいさい」舞妓はんひぃ~ひぃ~ラー油

赤色のラベルが貼られたラー油の瓶。
756円

辛い味付けが大好きな方におすすめしたいのが、和洋中どんな料理にもマッチする万能ラー油です。ひとさじで料理が抜群に辛くなりますが、にんにくの風味が料理に奥深い味わいを加えてくれます。素材のカリカリ食感を楽しめるのも魅力。

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まずは基本の調味料を揃えて料理にチャレンジ!

料理をワンランクアップさせたいと思ったら、いつもとは違う調味料を使ってみるとよいでしょう。調味料を使い分けできるようになれば、和食・中華・洋食・エスニックといったさまざまな料理を作れるので、毎日の料理がより楽しくなりますよ。

※商品情報や販売状況は2023年11月14日時点でのものです。
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