ライフスタイル&ヘルス2024/1/12 更新
みなさんは料理酒と日本酒の違いをご存じでしょうか。具体的な原料や味など、どこに違いがあるのか意外に知らないという方も多いのでは?この記事では、料理酒と日本酒の違いや使い分け方、おすすめ商品などを紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは「料理酒」と「日本酒」の特徴について紹介します。どちらもお酒の一種ですが、料理酒は調味料として扱われており、日本酒は飲料として扱われるのが一般的。それぞれどのような原料が使われているのか、味わいや効果に注目して、違いを見つけるのに役立ててみてくださいね。
料理酒とは、日本酒をベースに塩分や酸味・甘味料などを加えたもののこと。主な原料は米と水と塩です。「醸造調味料」に分類されており、そのまま飲むとかなり塩味が強いため飲料としては販売されていません。
料理に加えると食材のくさみを軽減したり口当たりを良くしたり、うま味を引き立てたりする効果が得られます。また、食材をやわらかくしたり、コクや風味を高めたりする効果もありますよ。
日本酒(清酒)とは、米・米麴と水を合わせて作られるお酒のこと。主に飲料として販売されており、口に含んだときの味のバランスや飲みやすさが感じられます。主な原料は米(米麹)と水のみ。
日本酒は大きく分けると「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3種に分類され、料理酒の代用として使う場合は純米酒がおすすめです。
料理酒と日本酒には、原料に「塩」が含まれているかどうかという違いがあります。どちらも米や米麹、水が使われているのは同じです。
料理酒は、商品によって酸味料や甘味料が含まれているものもあります。料理に使用するときは、添加物が含まれている量をチェックして、全体の味のバランスを取るようにするといいでしょう。
料理酒は食材のうま味を引き出すことが目的のため、製造時に生まれる雑味や酸味、甘味などをあえて残しているのが特徴。また、塩分が加えられているためかなり塩辛い味わいです。
一方、日本酒は洗練された味わいですっきりとしたのど越しであることが多いといえます。料理酒の代用としても役立てられるので。繊細な味に仕上げたいときにはおすすめ。どちらがいいかは好みによるので、いろいろと試してみてください。
料理酒には塩分が含まれており調味料として販売されることから、「酒税」がかからず一般的な日本酒よりも安い価格で提供されます。また酒類販売免許を持たない店舗でも、販売できるのが特徴です。
一方、日本酒は酒税法の対象となり酒税がかかります。そのため料理酒よりは価格が高くなりやすいといえるでしょう。
▼【まとめ】料理酒と日本酒の違い
料理酒を使うのにおすすめな料理は、照り焼きや炒めもの、煮ものなどの味の濃いもの。日本酒とは異なり塩分や酸味料、甘味料が含まれているため、しっかりとした味付けに仕上げたいときに最適です。
料理酒に含まれる塩分は、主に海水と同程度だと考えてOK。そのままだと濃いめのため、料理を薄味に仕上げたいときに入れる量に注意しましょう。
日本酒を使うのにおすすめなのは、魚・肉のくさみ抜きといった下ごしらえや、煮付け、蒸し料理など。主にあっさりした味わいの和食や、薄味の料理に使うと自然になじみます。
米本来のナチュラルなうま味が好きな方や、なるべく塩分を控えたい場合にもおすすめです。
ネットや本などのレシピでは、材料に「酒」としか書かれていないものもあります。この場合は、塩分が含まれていない日本酒を使うようにしましょう。
塩味をそれほど重視しない薄味のレシピにも「酒」と書かれている場合がありますが、その際に料理酒を使うと料理が塩辛くなってしまうおそれが。料理酒を使う場合でも、塩加減に注意するのがコツです。
日本酒を料理で使用するときは、お米のうま味が凝縮された「純米酒」がベスト。うま味・酸味・甘味・塩味などのバランスがちょうど良く、料理全体の味わいをグッと高めてくれます。
「吟醸酒」や「本醸造酒」は雑味がほとんどなく、食材のうま味やコクを引き出しきれない可能性も。もしこれらの種類を使う場合は、食材のくさみ抜きや下ごしらえに使用するようにしましょう。
みりんは料理酒・日本酒同様お酒の一種で、調味料として扱われていながらも酒税対象内となっています。塩味の強い料理酒に比べ、甘味が強いのが特徴。
食材の表面に照り・つやを付けられるため、料理の見栄えが良くなるのも魅力のひとつです。料理にコクや奥行きを与えるほか、アルコールが含まれるため食材のくさみ消しにも使えます。
料理酒・日本酒の代用品としてあげられるのは、以下のようなものです。
・焼酎(甲類・米)
・本みりん
・白ワイン
・ビール
・ウイスキー
なかでも焼酎は肉や魚のくさみをしっかり抜きつつ、香りも残りにくいので使いやすいひと品。本みりんも使用できますが、甘味が付いてしまうのが難点です。また白ワインは和食よりも洋食寄りのテイストに仕上がりやすいですよ。
代用するものによって風味が残りやすかったり、合う料理・合わない料理があったりするため、使う前に料理に合うかどうかよく検討するようにしてください。
米の産地として有名な、新潟ならではの酒米の風味を楽しめる純米酒です。全体のバランスがとれた深みのある味わいと、切れの良いすっきりとした後味がクセになります。
ゴールドを基調とした華やかなボトルも目を惹きます。価格は2,000円以内のためお手頃。そのまま日本酒として楽しんでも、料理酒として活用しても良いでしょう。
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昔ながらの製法である「生酛造り」を採用した、日本酒らしい王道の味わいのひと品。白桃のようなフルーティーで上品な香りと、クリーム系のまろやかな香りでリラックスできる雰囲気が漂います。
「IWC」2021純米酒部門ブロンズ受賞の実力派。濃厚なコクと酸味が掛け合わさり、心地良さを感じられます。こちらも純米酒のため、料理酒代わりに使うのもおすすめです。
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酒米「美山錦」を使用した、軽やかで淡麗な味わいが特徴の日本酒「出羽の冨士」。口全体にふわっと広がるやさしいうま味と香りが魅力のひと品です。
純米系らしい、スタンダードで飲みやすい味わいとなっています。蔵人が手間ひまかけて丁寧に仕上げた、確かな伝統と革新を感じる風味。パッケージラベルも力強い印象です。
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料理酒と日本酒の違いは、主に原材料に塩分が含まれているかどうかが挙げられます。料理酒はこってりとした料理に向いていて、日本酒はより繊細な味付けにしたいときに向いていますよ。ぜひ、それぞれのポイントを活かして使い分けてみてくださいね。
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※商品情報や販売状況は2024年01月12日時点でのものです。
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