ライフスタイル&ヘルス2024/1/15 更新
硬水と軟水の違いを知っていますか。ふたつの違いは、水に含まれるカルシウムやマグネシウムの"量"を表す硬度にあり、硬水は苦みがほのかにあること、軟水は口当たりがなめらかなことで知られています。硬水と軟水、両方の性質・利点について解説するので、どちらが自分に合うのか気になる方は必見です。
硬水と軟水は、外見では判断できません。判別する際は、成分表に記載の硬度を参考にしてください。硬度の分類は国によってさまざま。日本では、水1リットル中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量が100mg未満なら「軟水」、300mg以上なら「硬水」、その中間が「中硬水」というのが一般的な定義です。
硬度の差は、水が流れる地域の地形や土壌の成分の違いによって生まれると考えられています。
風味や性質が異なる硬水・軟水。硬水は苦味のあるしっかりとした味わいです。一方、軟水はクセがなくさっぱりとしています。双方の特徴を知って、ぜひ日常生活で使い分けてみてくださいね。
・ミネラルが豊富
硬水にはマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が入っているため、普段の食事では不足しがちなミネラルを手軽に摂取できます。運動後に飲むなら硬水がおすすめです。
・石けんや洗剤が泡立ちにくい
硬水のミネラル成分と石けんが結合すると、水に溶けない石けんカスが発生し、泡立ちが悪くなります。そのため、洗濯には硬水を使わないほうが良いでしょう。
・肌や髪によい
シャンプーやスキンケアには軟水がおすすめです。硬水で髪や体を洗うと、水に含まれるミネラルが原因で髪がごわついたり、肌がつっぱったりすることがあります。
・小さな子どもにも適している
軟水はミネラルが少なく、胃腸に負担をかけにくいことも特徴です。そのため、胃腸が発達していない赤ちゃんのミルクや離乳食作り、子どもの飲料水には軟水が適しています。
海外製のミネラルウォーターは硬水であることが多いため、使用前に確認してくださいね。
味覚の好みは個人差がありますが、日本人が好むのは軟水と言われています。その理由は、普段口にしているから。日本では、多くの地域の水道水が軟水であり、ミネラルウォーターも軟水が一般的に販売されています。
日頃から軟水を飲んでいる人が硬水を摂取すると、体質によっては硬水に含まれるマグネシウムが原因でお腹を下してしまう恐れがあるため注意が必要です。
和食を作る際は軟水がおすすめ。白米を炊くとふっくらと仕上がるほか、だしをとると昆布やかつお節のうま味が引き立ちます。一方、パエリヤやパスタなどには硬水がよいでしょう。弾力やコシをだしやすくなります。
緑茶に合うのは軟水です。成分がよく抽出され、お茶本来のおいしさを楽しめます。コーヒーは、軟水ではマイルドに、硬水では苦みが強い味わいに。用途に応じて水を選ぶと、料理や飲み物の味を最大限に引き出せますよ。
日本人は一般的に硬水を日常的に飲む機会が少ないため、人によっては苦みやクセがあり飲みにくいと感じる場合もあるでしょう。硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムには苦みがあり、硬度が高くなるほど苦みが増します。
硬水と軟水は見た目は同じ。味わいや特徴は、硬度に左右されます。日本では軟水が主流ですが、手軽に硬水の飲料水を購入できるので、興味のある方はぜひ一度試してみてください。味わいの好みや用途に合わせて水を選ぶのも楽しいですよ。
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※商品情報や販売状況は2024年01月15日時点でのものです。
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