ライフスタイル&ヘルス2024/2/13 更新
スイーツや飲料、日用雑貨などに使われるハッカやミント。どちらも爽やかな清涼感のある植物ですが、違いを問われるとわからない方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、両者の違いについて紹介していきます。
ミントとハッカは、どちらもシソ科のハーブの1種。"ミント"はシソ科全体の総称です。シソ科はさらにハッカ属やミント属に分類されますが、"ハッカ"はハッカ属に分類されます。
つまり「ハッカはミントのうちのひとつ」と考えると良いでしょう。
代表的なミントの種類には、スペアミントが挙げられます。ハッカ(和種ハッカ)に比べると、爽やかな清涼感が特長。そのため、サラダ・紅茶・アルコールドリンクのほか、ガムや歯磨き粉など、私たちの口に直接入れる食品や日用雑貨などに多く使われています。
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一般的に日本では、和種ハッカをまとめて"ハッカ"と呼んでいます。そんな和種ハッカの代表品種は、赤圓(あかまる)・ほくと・北海JM23号など。和種ハッカは、ミントのなかでもキーンとした強い清涼感が特長のため、加工品の原料に使われるだけでなくハッカ油としてもよく使われていますよ。
ハッカはミントのうちのひとつですが、両者には香り・味・成分の違いがあります。ここからは、その違いについて解説するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ミントとハッカの主な違いは、メントール量による清涼感の差にあります。スペアミントのメントール含有量は50〜60%である一方、ハッカと呼ばれる和種ハッカのメントール含有量は65〜85%です。よって、ミントは爽やかな清涼感が、ハッカは強い清涼感があるとされています。
ミントのうち、スペアミントはメントール含有量が少ない代わりに、"カルボン"という甘い香り成分が多く含まれています。香りは味の感じ方を増強させるといわれているため、スペアミントを口に含むと、ハッカよりも甘く感じやすいでしょう。
ミントやハッカは、100種類以上の成分で構成されています。主な成分は、前述したメントールやカルボンですが、ほかにも爽やかな香りを持つメントンやリモネンなどがあります。スペアミントはミントのなかでも、ポリフェノールの1種である"ロスマリン酸"が多いのが特徴です。
強い清涼感のあるハッカは、虫除けや掃除・臭い消しなどにおすすめ。爽やかで強い香りのメントールは、虫が苦手としているほか、殺菌や抗菌効果があると言われています。
また、すっきりとした香りは心をリフレッシュさせてくれるため、アロマや入浴剤として使用するのも良いでしょう。
爽やかな香りと甘い香りが特長のミントは、料理におすすめ。生のままサラダにする・紅茶やアルコールドリンクに入れて清涼感を楽しむ・乾燥させてドレッシングや肉・魚料理のスパイスとして使う、などさまざまな使いかたができます。
余った乾燥ミントは、重曹と合わせて防虫剤にする方法もありますよ。
主にハッカと呼ばれる「和種ハッカ」と「ミント」の主な違いは、メントール含有量による清涼感です。キーンと鋭い清涼感をもつハッカは精製油に、爽やかな清涼感をもつミントは食用に特におすすめ。それぞれの特長に合わせて、日常でもさまざまな用途で使ってみてくださいね。
※商品情報や販売状況は2024年02月13日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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