ライフスタイル&ヘルス2024/2/18 更新

雨水におすすめの食べ物とは?雨水の概要とひな祭りとの関係についても紹介

二十四節気のひとつである雨水は、水が豊富になり農耕を始める目安となる時季です。暖かい日が増え、春の足音が聞こえてくるのもこのころ。この記事では雨水の概要と、ひな祭りとの関係について解説。旬を迎える食材とおすすめレシピも紹介します。

雨水(うすい)とは

雪解け水

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雨水(うすい)は二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、降る雪が雨に変わり、山に積もっていた雪も溶け始める時季。

雪解け水が大地を潤し、農耕の準備を始める目安とされてきました。暖かな日が増え、本格的に春を感じられるようになるのもこのころからです。

雨水はいつ?

そもそも二十四節気とは

二十四節気は現代のような暦がなかった時代、季節の変化を把握するために重要なものでした。一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに区切ったもので、農作や生活の助けとなる暦です。

太陽の動きに合わせて24等分しているため、日付は固定されず、毎年変動します。

雨水の期間・日付

雨水は毎年2月19日ごろから3月4日ごろの期間です。二十四節気において、雨水の前は暦のうえで春となる「立春」、雨水のあとは、冬ごもりしていた生きものが活動を始める「啓蟄(けいちつ)」となります。

・2024年の雨水の日...2月19日
・2025年の雨水の日...2月18日
・2026年の雨水の日...2月19日
・2027年の雨水の日...2月19日
・2028年の雨水の日...2月19日

雨水の行事といえば「ひな祭り」

ひな人形

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ひな祭りは水に関連する伝統的な行事で、古くは自分に降りかかる厄を紙で作った人形(ひとがた)に移し、水に流す儀式でした。

水が豊かになる雨水の日にひな人形を飾ると、良縁に恵まれると信じられています。雨水当日でなくても期間中の大安など、縁起の良い日に飾っても良いでしょう。

ただし、ひな祭り前夜に飾る「一夜飾り」は縁起が良くないとされているため、避けるのが無難です。少なくとも、ひな祭りの一週間前を目安に余裕をもって飾るのが良いとされています。

雨水に食べるもの

降る雪が雨に変わり、徐々に春らしくなっていく雨水の時季に旬を迎える食べ物を紹介します。独特のほろ苦さが特徴の菜の花や、香り高く甘酸っぱい風味が魅力のいちごなど、春の味覚をぜひ堪能してください。

菜の花

菜の花のおひたし

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菜の花は独特のほろ苦さが特徴の春野菜です。つぼみがまだ青いものがもっとも美味しく、シャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。購入したら早めに調理するのがポイント。

サッとゆでておひたしや和えものにすると、菜の花の甘みが引き立ちます。豚肉やベーコン、ゴマなどの油脂分との相性も抜群で、炒めものにするのもおすすめです。

うど

うどは春の山菜の代表格。シャキシャキとした食感とさわやかな香り、ほろ苦い風味が魅力です。穂先から茎、皮まで、余すことなく食べられます。

サラダや和えもの、炒めものはもちろん、苦味の強い穂先は天ぷらやから揚げにするのがおすすめです。皮はきんぴらにするとおいしく食べられるなど、さまざまな料理で楽しめます。

いちご

いちご

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春の果物として人気のいちごは、甘酸っぱくジューシーな味わいが魅力。全体に赤く色づき、果皮にハリとツヤがあり、ヘタは鮮やかな緑色で先が反っているものがおいしいいちごの特徴です。

いちごは日持ちしないため、購入したら早めに食べましょう。ヘタを取ってから洗うとビタミンCが流れてしまうので、ヘタを取らずに洗うのがおすすめです。

はまぐり

はまぐりのお吸い物

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はまぐりは二枚の殻がぴったりと重なり、対になる殻以外は合わないことから、夫婦円満の象徴とされています。ひな祭りにはまぐりを食べると良縁を招くとされており、欠かせない食材です。

新鮮なはまぐりは殻がしっかり閉じており、表面につやがあります。調理前に十分な砂抜きをしておくのが、食感を良くするポイントです。

雨水におすすめのレシピ5選

1. 菜の花の辛子和え

菜の花の辛子和え

こちらのレシピは冷凍の菜の花を使います。独特のほろ苦さが特徴の菜の花ですが、苦味が苦手な方には冷凍がおすすめ。

冷凍菜の花をレンジで解凍し、水気を切って調味料と和えるだけで簡単に定番の和えものが作れます。菜の花の食感と辛子のピリ辛な風味が相まって、食欲をそそるひと品となります。

レシピはこちら|macaroni

2. うどのきんぴら

うどのきんぴら

うどの独特な風味とほろ苦さを活かすなら、きんぴらがおすすめです。定番の調味料を加えることで、絶妙な味わいが楽しめます。

うどの下処理をしっかりしておくのが調理のポイント。食感を良くするため、皮は厚めにむき、産毛をとっておきましょう。強火でサッと炒めると余分な水分が飛び、おいしく仕上がります。

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3. いちごのババロア

いちごのババロア

いちごのババロアは、ふわっとした口当たりと柔らかな食感が魅力。味も見た目も美しく、春らしい雰囲気が楽しめます。甘酸っぱいいちごと濃厚な生クリームが贅沢な味わいです。

ババロアをなめらかに仕上げるには、ミキサーやフードプロセッサーを使うのがおすすめ。ない場合はザルで濾して、いちごの果肉が残らないようにするのがポイントです。

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4. いちごゼリー

いちごゼリー

見た目も華やかないちごのゼリーは、3つの材料で手軽に作れる簡単レシピ。ハチミツを加えるとやさしい甘みに仕上がります。鮮度の良いフレッシュないちごをたっぷり入れて、彩り豊かに仕上げましょう。

サイダーを使ったゼリーは、シュワシュワの炭酸がクセになる味わいで、春らしいさわやかなデザートとなります。

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5. はまぐりのお吸いもの

はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸いものは、お祝いの席で親しまれている定番料理です。おいしいはまぐりのお吸いものを作るには、下処理が大切。殻同士をこすり合わせて洗い、海水程度の塩水で1~2時間ほど砂抜きします。

はまぐりの風味を活かすため、昆布のみの出汁を使いましょう。はまぐりの口が開いたら、身が硬くならないようにサッと煮るのもポイントです。

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雨水におすすめの食材で食卓を彩り豊かに

雨水は雪解け水が大地を潤し、春らしい暖かい日が増える時季。菜の花やいちご、はまぐりなど、お祝いにふさわしい華やかな食材が旬を迎えます。ぜひこれらの食材を使って食卓を彩り豊かに演出してみてはいかがでしょうか。

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※商品情報や販売状況は2024年02月18日時点でのものです。
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