たらこと明太子の違いについて、味付けや使われている原材料をもとに解説。味わいを楽しめる旬の時期や、おいしいものを選ぶポイントも紹介します。風味と食感を存分に堪能できるおすすめレシピを参考に、ぜひたらこと明太子を料理に活用してくださいね。

「たらこ」と「明太子」の違いをチェック!

たらこ

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たらこと明太子はご飯のお供としてそのままでもおいしく食べられて、いろいろな料理の材料としても使える万能食材です。それぞれの違いについて、原材料や味わいの点から詳しく解説。たらこと明太子の持ち味を引き立てる、おすすめレシピも紹介します。

「たらこ」と「明太子」はどちらも同じ原材料が使われている

たらこの名前は「タラ」の子、明太子の名前は韓国語でスケトウダラを意味する「明太(ミョンテ)」の子に由来します。たらこと明太子は名前の通り、スケトウダラの卵が原材料です。どちらもスケトウダラの卵巣を塩漬けしたもので、その後の加工の仕方で呼び名が分けられています。

「たらこ」と「明太子」の違いは唐辛子の有無!

唐辛子

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たらこと明太子の違いには唐辛子の有無が関係しています。塩漬けしたままのものがたらこで、塩漬けしたたらこに唐辛子を使った調味液で味付けするのが明太子です。

明太子と辛子明太子は同じものを指し、どちらもスケトウダラの卵巣から作られたものに限り使える名称です。たらこはスケトウダラだけでなく、マダラの卵巣を使ったものもたらこと呼ばれます。

「たらこ」と「明太子」の食べごろ

炊きたてご飯の上にのった明太子

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たらこと明太子は年中お店で売られていることもあり、いつでも食べられると思う方も多いのではないでしょうか。実はどちらも旬があり、おいしく食べられる時期があります。つぶつぶの食感を楽しめる旬の時期を紹介します。

旬の時期は11月~1月

国内産のたらこと明太子の旬は11月から1月にかけて。このころに原材料であるスケトウダラの漁獲が最盛期を迎えます。11月から1月のたらこは鮮度が高く、卵の粒感がしっかりしているのが特徴です。

12月になると、卵が最も成熟し、ひと粒ひと粒が大きくなる「真子(まこ)」と呼ばれる状態になります。この時期は、たらこと明太子がひと際おいしくなる季節です。

一年中味わうなら冷凍

外国産と表記されているたらこや明太子は、冷凍されたものを加工しているため通年で販売されており、一年中おいしく食べられます。ですが、冷凍加工により風味や味わいがやや劣るデメリットも。

本来の味わいを楽しみたいなら、国産の新鮮なたらこや明太子を選ぶのがおすすめです。特に旬の時期は風味豊かなものが出回ることもあり、よりおいしさを堪能できるでしょう。

おいしい「たらこ」と「明太子」を見分ける方法

鉛筆を持つ手と文字

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おいしいたらこや明太子を見分けるにはポイントを押さえることが大切。そのままでも、料理の具材としてもおいしく食べられる3つのポイントを紹介します。ぜひ参考にしていただき、独特の食感と風味を存分に楽しみましょう。

皮が薄く透明感がある

スケトウダラの卵は、未熟なうちは皮が厚く粒が小さいためプチプチとした粒感がありません。成熟した卵は皮が薄く透明感があり、粒がしっかりとしているのが特徴です。

おいしいたらこと明太子を選ぶなら、皮が薄くてハリがあり、透明感があるものを選ぶのがおすすめ。切り身で販売されている場合は、粒が大きいものを選ぶのもおいしいたらこと明太子を見極めるポイントです。

厚みとハリがありふっくらとしている

おいしいたらこと明太子を選ぶ際は、ふっくらとした厚みのあるものを選びましょう。未成熟の卵は皮が厚いのが特徴で、食感も良くありません。逆に、成熟しすぎた卵は水っぽく、皮のハリがないほか、中身もスカスカしています。

適度に成熟した良質なたらこや明太子は、厚みとハリがあり、全体的にふっくらとしているのが特徴です。

原材料を確認する

おいしい明太子を購入するなら、スケトウダラの卵だけを使用したものがおすすめです。製造コストを下げるため、スケトウダラの卵のほかに、ししゃもやマダラの卵を混ぜることがあります。

原材料表示のシールに「たらこ」「スケトウダラ」と表示されているのは、たらこを使った明太子。ほかの卵を混ぜたものは「ししゃもの卵」「マダラの卵」「魚卵」と表示されます。

たらこ・明太子を使うおすすめのレシピ4選

1. 明太子オムライス

明太子オムライス

クリームソースをベースにした明太子ソースをかけたオムライス。生クリームではなく牛乳を使用するため、手軽に作れるのが魅力です。

明太子の食感と旨みがソースにアクセントを加え、香りとコクのあるバターライスとの調和を楽しめます。フワフワの卵と明太子の風味豊かなソースの組み合わせを堪能できるひと品です。

レシピはこちら|macaroni

2. きのこの明太子アヒージョ

きのこの明太子アヒージョ

きのこの風味と明太子の旨みが絶妙なひと品。簡単なアヒージョレシピで、手軽におうちバルを楽しめます。お好みで種を除いた唐辛子を加えると味が引き締まります。

きのこ以外にお好みの野菜を組み合わせるのもおすすめ。明太子の本来の味をダイレクトに楽しむために、おいしいものを選びましょう。

レシピはこちら|macaroni

3. たらこクリームパスタ

たらこクリームパスタ

フライパンひとつで手軽に作れる簡単なレシピです。ソースに直接パスタを入れてゆでるので、別ゆでする手間が省けます。クリームソースは生クリームを使わずにバターとマヨネーズで作るので、お財布に優しいうえに簡単に濃厚ソースが楽しめます。

マヨネーズとたらこを加える際は、火を止めてさっと和える程度にするとクリーミーな食感を堪能できます。

レシピはこちら|macaroni

4. れんこんと水菜のタラマヨサラダ

れんこんと水菜のタラマヨサラダ

たらこ、マヨネーズ、めんつゆなど身近な材料で手軽に作れる、カフェ風おしゃれサラダです。シャキシャキのれんこんと水菜、濃厚なたらこマヨがクセになる味わい。

パンチのあるごま油とにんにくの風味が、おいしさを引き立てます。れんこんの食感を活かすため、炒めすぎないようにするのが調理のポイントです。

レシピはこちら|macaroni

たらこと明太子の違いを活かして豊かな食卓に

たらこと明太子の違いは唐辛子の有無にあり、使われている原材料に変わりはありません。皮が薄くふっくらとしているものが、おいしいたらこと明太子を選ぶポイント。おすすめレシピを参考に、ぜひ食感と風味を堪能してみてはいかがでしょうか。

※商品情報や販売状況は2024年02月20日時点でのものです。
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