ライフスタイル&ヘルス2024/2/21 更新

ヒラメとカレイの違いとは?それぞれの特徴とさばき方・絶品レシピも紹介

一見、姿かたちが似ているヒラメとカレイですが、生態や味わい、食感は大きく違います。この記事ではヒラメとカレイの違いを詳しく解説。家庭でも簡単にできるさばき方や、それぞれの持ち味を堪能できる絶品レシピも紹介します。

「ヒラメ」と「カレイ」の違いをチェック!

本を持つ黄色い髪の笑顔の女性

iStock.com/JONGHO SHIN

普段の食事やおもてなし料理に最適な「ヒラメ」と「カレイ」の違いを、見た目や味わいなど、4つのポイントから詳しく解説します。家庭でもできるさばき方や、食感と風味を楽しめる絶品レシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「ヒラメ」と「カレイ」の違いはおもに4つ!

カレイの煮付け

iStock.com/Promo_Link

ヒラメとカレイは分類上同じであり、薄く平べったい体の形もとてもよく似ていますが、大きく異なる特徴が4つあります。それぞれの違いについて知ると、購入する際の目安となり、作る料理にも反映されますのでチェックしておきましょう。

見ための違い

ヒラメとカレイは顔の向きが異なり、「左ヒラメ右カレイ」と言われています。目を上にしたときに左向きになるのがヒラメで、右向きになるのがカレイです。

口の形も異なり、魚やイカ、甲殻類をエサとするヒラメは、口が大きく鋭い歯を持っています。カレイはゴカイやエビなど小さな生き物をエサにするため口が小さく、歯が発達していません。

味の違い

海底に身を潜め、エサが近づいたら飛びかかるヒラメは瞬発力があるため、身が引き締まっているのが特徴です。クセのない上品な旨みとさっぱりとした味わいを楽しめます。

カレイは自身の近くにいるエサを摂り、あまり動かないため、ふっくらとした身が特徴。脂ののりがよく、コクのある風味を楽しめます。

食感の違い

運動量が多いヒラメは身が引き締まったコリコリとした食感が特徴で、刺身や寿司などの生食に適しています。運動量の少ないカレイは身が柔らかく、ヒラメに比べると生食には向いていません。加熱しても柔らかいので、煮付けや揚げものなどに適しています。

値段の違い

ヒラメとカレイの値段には違いがあり、ヒラメは高級魚、カレイは大衆魚という位置づけです。

値段の差は漁獲量に由来しており、2019年度の統計によれば、ヒラメは約6300トンに対しカレイは約40000トンと、カレイはヒラメの約6.3倍もの漁獲量があるため、カレイのほうが安価となっています。

▼【まとめ】ヒラメとカレイの違い

表:ヒラメとカレイの違い

「ヒラメ」と「カレイ」のさばき方

ヒラメの刺身

iStock.com/y-studio

身の幅が広いヒラメとカレイは、アジやサバなどと違い5枚おろしが基本です。ヒレを切り取りうろこを取ったら、頭と内臓を取り除きます。背が上になり尾が下になるように置いたら、身の中心あたりにまっすぐ切れ目を入れます。

次に、中心から骨に沿って刃を入れ、身を切り離しましょう。残りも同様にさばいていき、4枚の身と中骨の部分を合わせて5枚にします。

ヒラメ・カレイを使うおすすめのレシピ4選

1. ヒラメのムニエル

ヒラメのムニエル

ヒラメのムニエルは、おもてなしにぴったりのフランスの定番料理です。小麦粉をまぶしたらすぐに熱したフライパンに入れ、ときどきまわりの油をかけながら焼くと、本格的な味わいになります。

臭みを消すため、小麦粉をまぶす前に水分をしっかり取っておくのもポイント。身が柔らかいので調理中に崩れないよう注意しましょう。

レシピはこちら|macaroni

2. ヒラメの昆布締め

ヒラメの昆布締め

ヒラメの昆布締めは、生食でヒラメを楽しむおすすめのレシピ。材料が4つあれば手軽に作れます。ヒラメを昆布ではさんだら、空気が入らないようにしっかりとラップで包みましょう。

冷蔵庫でひと晩寝かせると、昆布の香りと旨みがヒラメに染み込み、芳醇な味わいに。日本酒と合わせ、旨みと食感を存分に楽しんでください。

レシピはこちら|macaroni

3. カレイの煮付け

カレイの煮付け

ショウガとネギを加えた調味料でカレイを煮込むだけで、おいしい煮付けが簡単にできます。臭みをとるには、カレイの水分をしっかり取っておくのがポイントです。

カレイの身は柔らかく煮崩れしやすいので、弱めの中火でじっくり煮るときれいな仕上がりに。最後に中火で5分ほど煮て、煮汁の水分を飛ばすとコクのある味わいになります。

レシピはこちら|macaroni

4. カレイの唐揚げ

カレイの唐揚げ

カレイの唐揚げは、フライパンで手軽に調理できる簡単レシピ。ふっくらとした身が特徴のカレイは、煮付けだけでなく唐揚げにしても楽しめます。

小麦粉ではなく片栗粉を使うことで、皮目がパリッとして香ばしい食感に。片栗粉を全体にまぶしてカレイの黒い皮目から揚げると、表面がカリッと仕上がります。

レシピはこちら|macaroni

ヒラメとカレイの違いを知って料理に活かそう

ヒラメとカレイの味わいや食感は大きく違います。身の引き締まったヒラメは生食向き、柔らかい身が特徴のカレイは加熱調理向きです。それぞれの特徴を知ると、そのおいしさを存分に堪能できます。ぜひおすすめレシピも参考に料理に活かしてくださいね。

※商品情報や販売状況は2024年02月21日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。