四季折々、種類豊富なフルーツが楽しめる日本。年間を通して手に入るフルーツも増えましたが、やはりおいしさが凝縮する旬にこそ味わいたいものです。この記事では、春・夏・秋・冬の季節別に旬を迎える主なフルーツの種類と特徴を一覧でご紹介します。お取り寄せ情報もチェックしてくださいね。

【春】3~5月に旬を迎える主なフルーツの種類と特徴

3~5月の春の時期にはいちごやキウイフルーツ、びわなどが旬を迎えます。また、デコポンや甘夏ミカン、セミノール、河内晩柑(かわちばんかん)といった柑橘類も充実。春を代表するフルーツをピックアップしてご紹介します。

いちご

茶色のトレイにたくさん盛られたいちご

iStock.com/Wako Megumi

甘酸っぱくて形もキュートないちごは、子どもも大人も大好きなフルーツ。そのまま食べるのはもちろん、スイーツとの相性も抜群です。11月頃から出回りはじめ、最盛期は3月頃。多様な品種が栽培されており、福岡産「あまおう」、静岡産「紅ほっぺ」、栃木産「とちおとめ」などが有名です。

キウイフルーツ

ベージュ色の器に盛られた丸ごとのキウイと半分にカットされたキウイ

iStock.com/Mizina

果肉が緑色の「グリーンキウイ」はさっぱりとした味わいで、黄色い果肉の「ゴールドキウイ」は甘味が強め。ニュージーランド産のものがほぼ一年中流通しています。国産ものは3月頃が旬。切り口が美しく、ヨーグルトやサラダに加えたり、半分に切ってスプーンですくって食べたりするのもおすすめです。

デコポン

茶色いテーブルの置かれた2個のデコポンとカットされたデコポン

iStock.com/ruksutakarn

デコポンの旬は3月で、3月1日は「デコポンの日」に制定されています。濃厚な甘味とほどよい酸味があり、果肉はとってもジューシー。デコポンとは熊本の特産柑橘「不知火(しらぬひ)」の愛称で、ポンカンと清美を掛け合わせたものです。てっぺんが盛り上がったフォルムがなんともユニーク。

河内晩柑

4月頃、出荷の最盛期を迎えるのが河内晩柑です。生産量がもっとも多いのは愛媛。見た目や味わいから「和製グレープフルーツ」ともいわれ、苦味や酸味はなく、さっぱりした甘味と豊富な果汁が特徴です。あまり聞き慣れない珍しい柑橘ですが、近年では徐々に知名度が上がりつつあります。

びわ

茶色いテーブルとかごにびわが置かれている様子

iStock.com/manbo-photo

びわは初夏の訪れを告げるフルーツのひとつ。主な産地は長崎、千葉、香川などで、5月になると市場に出回りはじめます。皮をむいてそのまま食べるのが一般的で、果肉はやわらかく、やさしい甘味やほのかな酸味が魅力です。たくさん手に入ったときはコンポートやジャムにするのもおすすめ。

【夏】6~8月に旬を迎える主なフルーツの種類と特徴

6~8月の夏の時期には多彩なフルーツが楽しめます。初夏にはさくらんぼや梅がお目見えし、本格的な夏の到来とともにすいかや桃が登場。また、マンゴーやライチといった熱帯や亜熱帯が原産のトロピカルフルーツも出回ります。

さくらんぼ

木製の器に盛られたたくさんのさくらんぼ

iStock.com/Almaje

「赤い宝石」とも呼ばれるさくらんぼは6月が旬。国産のさくらんぼは艶やかで、上品な甘酸っぱさがあり、主な生産地は山形や北海道、山梨などです。また、アメリカ産のアメリカンチェリーも広く流通しており、国産のものに比べて色が濃く、粒は大きめ。味わいは酸味が少なく、甘味が強いのが特徴です。

ざるに盛られたたくさんの青梅

iStock.com/karinsasaki

とれたての青梅が店頭に並びはじめるのは、6月のちょうど梅雨の頃。梅の名産地として知られる和歌山が生産量トップを誇ります。梅本来の旨味や酸味、香りのよさをいかし、梅干しや梅酒、梅ジュース、梅ジャムなどに加工するのが定番です。さまざまに形を変えながらも、梅は日本の食卓に欠かせません。

ブルーベリー

かごからテーブルにブルーベリーがこぼれ出ている様子

iStock.com/Esin Deniz

ブルーベリーはプチプチとした食感や甘酸っぱい味わいが魅力的。メキシコ産をはじめ、市場には輸入品が多く出回ります。国産のブルーベリーは7月頃が旬で、生産量のトップは少し意外ですが東京です。ヨーグルトのトッピングはもちろん、ジャムやソース、スイーツとも好相性。

すいか

茶色いテーブルの上にすいかとカットされたスイカが置かれている様子

iStock.com/margouillatphotos

すいかは夏の風物詩のひとつ。7~8月頃に出回るすいかは関東以北産のものが主流で、生産量1位の熊本産は5月頃が旬です。シャキシャキとした食感や甘味のあるジューシーな果汁がすいかの醍醐味。果肉の色は赤や黄色が一般的で、サイズや形にもバリエーションがあります。

白い皿に盛られた桃とテーブル上に置かれた桃

iStock.com/kazoka30

桃の最盛期は7~8月頃。みずみずしい甘さとなめらかな食感が持ち味で、主要産地は山梨、福島、長野などです。桃は、果肉が白っぽくてやわらかな「白桃(はくとう)系」、缶詰に多い「黄桃(きもも)系」、果汁が豊富で酸味の少ない「白鳳(はくほう)系」に大別されます。

【秋】9~11月に旬を迎える主なフルーツの種類と特徴

「実りの秋」「食欲の秋」ともいわれる9~11月は、旬の食材が豊富なシーズンです。この時期は、味わい深いフルーツが多く収穫され、梨やりんご、柿、ぶどう、プルーンなど盛りだくさん。木に実る栗も秋を代表するフルーツのひとつです。

緑色の皿に盛られた梨とテーブル上に置かれた梨

iStock.com/manbo-photo

旬の梨はみずみずしく、爽やかな甘味やシャリシャリとした食感がたまりません。日本の梨は9月頃が収穫のピークで、千葉や茨城、栃木などで生産が盛んです。上が細く下が丸い独特の形をした西洋梨は10~11月頃に多く出回り、生産量のトップは山形。芳醇な香りやとろりとした舌触りに魅了されます。

ざるの上に盛られた栗といが入りの栗

iStock.com/Yusuke Ide

栗は秋の味覚の代表格。「和栗」とも呼ばれる国産ものは9~10月頃が旬で、主な生産地は茨木や熊本などです。加熱して食べるのが一般的で、ほくほくした食感やほんのりとした甘味が特徴的。この時期は栗ごはんや焼き栗、モンブランなど、栗を使ったさまざま料理やスイーツを楽しめます。

りんご

まな板に置かれた丸ごとりんごとカットされたりんご

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りんごは品種によって収穫時期が異なり、色や形、食感、味わいも実にさまざまです。メインシーズンは9~11月頃。収穫量No.1の青森を筆頭に、長野、岩手がりんごの三大生産地として知られています。そのまま食べたり、料理やスイーツにアレンジしたり、活用の幅が広いのもりんごの特色です。

茶色のトレイに置かれた柿と茶色い皿に盛られた柿

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9~11月頃には店頭に柿がずらりと並び、秋の到来を感じさせてくれます。主な産地は和歌山、奈良、福岡などです。品種によって果肉のやわらかさ、食感、甘味などにも違いがあり、食べ比べてみるのも楽しいもの。サラダや和え物、炒め物などの料理にも使え、美しい彩りと甘味をプラスしてくれます。

ぶどう

茶色いテーブルに置かれた黒・赤・黄緑色のぶどう

iStock.com/luigi giordano

たっぷりと太陽を浴びて育ったぶどうは、9~11月頃が収穫のピーク。出荷量日本一を誇る山梨をはじめ、長野、山形などで栽培がおこなわれています。ぶどうは果皮の色ごとに「赤」「黒」「緑(白)」に分けられ、品種ごとに粒の大きさや食感、風味にも多様な個性がみられます。

【冬】12~2月に旬を迎える主なフルーツの種類と特徴

12~2月の冬の時期は、柑橘類がおいしいシーズンです。店頭にはゆずやみかん、きんかんといった鮮やかなビタミンカラーのフルーツが登場します。そのまま食べるのもよし、香り付けに使うもよし。冬の柑橘をおいしくいただき、上手に活用しましょう。

ゆず

ざるにゆずとカットされたゆずが盛られている様子

iStock.com/ruksutakarn

香り高い柑橘として親しまれているゆず。日本では古くから、冬至にゆず湯に入る風習が根付いています。完熟した黄色いゆずがもっとも多く出回るのは、12月。高知は日本一のゆず産地として知られています。そのまま食べるには酸味が強すぎるため、果汁や皮を調味料や薬味に活用するのが一般的です。

レモン

茶色いテーブルに置かれた丸ごとレモンとカットされたレモン

iStock.com/5second

外国産のレモンが市場に多く流通していますが、国産ものが比較的多く出回るのは12月頃。広島や愛媛などが主要産地です。爽やかな香りや独特の酸味は料理やスイーツ、ドリンクのアクセント付けにもぴったり。防腐剤や防カビ剤不使用のものなら、ほろ苦さのある皮ごと使うとより味に深みが出ます。

みかん

ざるに山盛りになったみかん

iStock.com/key05

甘酸っぱくてジューシーなみかんは冬の定番フルーツです。12~2月頃が出荷の最盛期で、静岡や愛媛、和歌山などがみかんの名産地。一般的にみかんとは、圧倒的に収穫量の多い「温州(うんしゅう)みかん」のことを指します。産地や品種によって風味が異なり、味比べを楽しめるのも冬ならではです。

きんかん

茶色い器に盛られた丸ごときんかんとカットされたきんかん

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12~2月頃に旬を迎えるきんかんは、ひと口サイズの柑橘として人気です。九州地域で生産が盛んで、なかでも宮崎がダントツの生産量No.1。皮ごと食べられるのが特徴で、果肉の爽やかな甘味と皮のほろ苦さのハーモニーが絶妙です。甘露煮やジャムにしてもおいしくいただけます。

いよかん

みずみずしい2個のいよかんとカットされたいよかん

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爽やかな香りが立ち、大粒の果肉には甘酸っぱい果汁がたっぷり。愛媛の地名「伊予」を名前に掲げたいよかんは、愛媛のほか山口や和歌山でも栽培が盛んです。店頭に出回るのは1~2月頃。皮が厚く、手でむくこともできますが、やりにくい場合はナイフで切れ目を入れるとむきやすくなります。

阪急でお取り寄せ!人気のフルーツ商品3選

厳選したとっておきのフルーツをご紹介します。自分へのご褒美や大切な方へのギフトにも最適です。

1. 「キムラフルーツ」フルーツ5種詰合せ

ギフト箱入り5種類のフルーツセット
4,320円

元気でみずみずしいフルーツが盛りだくさん。りんごやキウイフルーツ、パパイヤ、オレンジ、グレープフルーツなど、ちょっとずついろいろな種類を味わいたい方におすすめです。フレッシュなフルーツならではのジューシーな甘さや豊かな香りをお楽しみください。

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2. 「キムラフルーツ」静岡県 クラウンマスクメロン 1玉

茶色いトレイに置かれたクラウンマスクメロン
6,480円

上質なクラウンマスクメロンはご褒美フルーツやギフトにもぴったりです。おいしさの秘密は独自の栽培法にあり。1本のメロンの木にできた3個の実のうち、最良の1個だけを残し、すべての養分をその実に集中させるのが静岡産の特徴です。凝縮された香りや甘味をご堪能いただけます。

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3. 「キムラフルーツ」クラウンメロンと柑橘2種の詰合せ

ギフト箱入りクラウンマスクメロンと2種類の柑橘のセット
8,100円

静岡産の高品質のクラウンマスクメロンに、爽やかでジューシーなオレンジとグレープフルーツをプラス。選り抜きのフルーツを詰め合わせたゴージャスなセットはいかがでしょう。フルーツ好きの方へはもちろん、大切な方やお世話になった方へのギフトにも喜ばれますよ。

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季節ごとに種類豊富なフルーツを楽しもう!

日常の食卓に豊かな彩りを添えてくれるフルーツ。「夏はすいか割り」「秋は栗ごはん」といったように、フルーツは季節の風物詩としてもしばしば取り上げられます。ご紹介した季節別のフルーツ一覧も参考に、ぜひ旬のフルーツをお楽しみください。

※商品情報や販売状況は2024年05月14日時点でのものです。
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