ライフスタイル&ヘルス2024/3/26 更新
みなさんは新茶の入れ方をご存じでしょうか?どのような手順を踏めば、よりおいしく飲めるのか気になりますよね。この記事では新茶の入れ方をはじめ、新茶がおいしい理由や保存方法、老若男女問わず喜ばれる人気のお茶ギフトなどを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
新茶とはその年に最初に育った新芽を摘み採り、作られたお茶のことです。別名「一番茶」とも呼ばれ、4月中旬から5月中旬が旬とされます。新茶には「初物」という意味も含まれていて、縁起物として扱われることも。
お茶は春から秋にかけて3〜5回ほど収穫するのが一般的。摘み取ったタイミングによって、二番茶、三番茶......のように続けて呼ばれます。
新茶は摘みたて時の鮮度が高く、二番茶以降に比べてうま味や甘味にかかわる栄養素がたっぷり含まれていることがおいしさの理由です。新茶は冬の寒い気候のなかでゆっくり時間をかけて育つため風味が豊かになります。
若葉ならではのさわやかで清々しい香りが印象的。うま味や甘味もしっかり感じられるため、お茶のなかでも特に高品質とされています。
新茶を入れるときは、水をあらかじめ沸騰させておくのがポイント。そのまま使用すると熱すぎるため、一度湯呑などに入れて冷ますのがおいしく入れるコツです。
お湯の温度が高いまま使用してしまうと、お茶の苦味や渋味が強く出てしまうので注意しましょう。
お茶を入れるときのお湯の温度は70℃〜80℃前後が基本。お湯の量は1人あたり150ml〜200mlほどが目安です。
新茶のさわやかな香りを活かしたい方や適度に渋味を出したい方は80℃ほど、濃厚なコクやうま味を楽しみたい方は70℃ほどに調節すると良いでしょう。
茶葉の量は使用するお茶の種類などによっても変わってきますが、基本的には1人あたりティースプーン2杯ほど入れるのが目安です。少し多めの量を入れたほうが味わい深くなります。
重さとしては2g〜3g程度。ティースプーンがないときは、「軽めの大さじ1杯ほど」と覚えておくと良いでしょう。
二煎目以降は徐々にお湯の温度を高めていくのが、おいしく入れるコツ。一煎目より茶葉が開いた状態なので、急須にお湯を入れたらすぐに湯呑に注ぎましょう。
新茶の茶殻はやわらかな口当たりで、そのまま食べられることをご存じでしょうか。栄養たっぷりで苦味や渋味も少ないので、しょうゆやポン酢などをかけて和えものにするのがイチ押しです。
三煎以上入れたあとの茶葉を使うのがポイント。新茶の茶殻が余ったら、ぜひおつまみや副菜として楽しんでみてください。
これまで新茶がおいしい理由や入れる際のポイントを紹介しましたが、実際に新茶を入れるときはどのようにすれば良いのでしょうか?ここからは、実際に入れる際の手順を解説します。コツ・ポイントもあわせて紹介するので、参考にしてみてください。
1. 急須に茶葉を入れる(目安はティースプーン2杯ほど)
2. お湯を湯呑に注いで70℃~80℃前後に冷ます
3. 冷ましたお湯を急須に注ぎ40秒ほど抽出する
4. 急須を2、3回ほど軽く回す
5. 湯呑に少しずつ均等に注ぐ。最後の1滴まで絞りきる
お湯を注いだらしばらく待つことで、しっかりとお茶の成分が抽出されます。お湯を注ぎ抽出したあとに急須を2、3回ほど軽く回す工程を入れると、茶葉が開きお茶の味を十分に出すことができます。
湯呑に注ぐときは最後の1滴までしぼりきるのがコツです。こうすることで新茶のおいしさを余すことなく楽しめます。
新茶を冷たい状態で楽しみたいときは、水出し冷茶やロック冷茶にするのがおすすめです。
水出しの場合はお茶パックに茶葉を入れて、それを冷水ポットに入れて水を注ぐだけでOK。冷蔵庫で3時間ほど冷やせば完成です。少し時間がかかるので、寝る前に作り置きしておいて翌朝飲むといった流れだとスムーズでしょう。
ロックの場合は急須に茶葉と40mlほどの水を入れて1分半ほど待ちつつ、多めの氷を入れたグラスを用意します。急須にお湯80mlほど入れたら、グラスにお茶を注いで、氷が溶ければ完成。氷の量を調節して、お好みの濃さに変えられるのがうれしいポイントです。
新茶の保存方法は「未開封」か「開封済み」かによって異なります。
未開封のものは「冷凍保存」がおすすめ。基本的には冷暗所で保管されていることが多いですが、しばらく飲む予定のないお茶は冷凍保存すると鮮度が落ちにくいでしょう。
お茶は周囲の匂いの影響を受けやすいため、ビニール袋に入れてから冷凍庫に入れるのがポイント。使用する際は、必ず常温に戻してから開封します。
開封済みのものは、密閉性の高い容器に入れて常温のまま使い切りましょう。冷蔵庫や冷凍庫に入れるのはNG。冷蔵庫に入れて冷やしてしまうと温度差で容器が結露し、茶葉の鮮度が落ちるので注意が必要です。
新茶は「開封後1カ月以内」を目安に飲み切るのが良いでしょう。時間が経過すればするほど鮮度が落ちてしまうので、なるべく早く飲むことが鉄則です。
とはいえ賞味期限内であれば、基本的にいつ飲んでもOK。賞味期限は製造から1〜2年ほどに設定されていることが多く、期限を過ぎてからも2カ月ほどであれば問題なく飲めるでしょう。
ただし保存状態が悪いと風味が落ちるほか、カビが生えてしまうことがあるので、茶葉の色や匂いを飲む前にチェックしておくと安心です。
飲みごたえ抜群の2種類のお茶を楽しめる、詰め合わせギフト。シングルオリジンのお茶を中心に取り扱う「山川茶木 伊藤園」の贅沢なひと品です。
八女茶はさわやかな香りと味わい深さが特徴で、知覧茶は濃い緑色でまろやかなコクを感じられます。淡いブルーとパープルのパッケージも、奥ゆかしく上品なデザインです。
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さまざまなお茶を楽しみたい方におすすめの、3種アソートギフト。「星野村炭火かぶせ茶」は備長炭でいぶしているのが特徴。スモーキーさがやみつきになります。
ほかにも上品な香りの「志布志あさつゆ」や、やさしい甘さの「嬉野玉緑茶」などが入っています。グリーンを基調としたパッケージは上品でギフトにするのにもぴったり。
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フレッシュで若々しい香りを楽しめる「煎茶薫風」と、磯の香りに似た味わいが特徴の「玉露鶴齢」の2種類が入ったお茶ギフト。
お茶本来の上質な味わいが感じられる品で、ほっとひと息つきたいときにぴったりです。塩気のある吹き寄せなど、素材の味を活かしたお菓子を一緒に食べるのがおすすめ。
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おいしく新茶を入れるコツは、お湯の温度や抽出時間、注ぎ方に気を付けること。抽出後に急須を2、3回ほど軽く回す工程を入れると、茶葉がしっかり開いて風味が引き出されます。本記事で紹介したポイントを意識して、新茶をおいしく入れてみてください。
※商品情報や販売状況は2024年03月26日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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