ライフスタイル&ヘルス2024/6/7 更新
「秋の味覚」といえば、みなさんはどのような食べ物を思い浮かべますか?さんまでしょうか、それとも梨や柿などのフルーツでしょうか。本記事では秋に出盛り期や食べ頃を迎える食材をご紹介しつつ、おすすめの味わい方をお届け。旬の食べ物をチェックして、食欲の秋を思う存分満喫してくださいね。
食欲の秋は、さまざまな食材が旬を迎えます。野菜や果物だけでなく、魚介類もおいしいものがたくさん!
本記事ではおすすめの秋の味覚を一覧で紹介。秋の味覚を食べ損ねてしまわぬよう、どんな食材が出盛り期にあたるのかを事前にチェックしておきましょう。
9〜11月頃に旬を迎えるさつまいもは、秋の味覚を代表する野菜。ホクホクの食感とやさしい甘みが特徴で、世代を超えて愛されていますよね。
おもな産地は鹿児島県で、全体の3割程度をシェア。次いで茨城県、千葉県と続きます。
シンプルに焼き芋にして食べるもよし、煮物や天ぷらにするもよし。スイートポテトや芋ようかんなどのお菓子作りにも重宝します。
秋の風物詩・松茸は、8〜11月頃が旬。10月中旬頃が出荷の最盛期です。
国内の主要な産地は岩手県と長野県。国産よりも価格が手頃な外国産は、中国・韓国・アメリカ・カナダなどからおもに輸入されています。
「香り松茸、味しめじ」と言われる通り、松茸は香りのよさが魅力。風味を存分に楽しみたいなら、網焼きにしてすだちやしょうゆをかけていただくとよいでしょう。土瓶蒸しや炊き込みごはんにしても絶品です。
かぼちゃの収穫ピークは夏ですが、旬を迎えるのは10〜12月頃。なぜならかぼちゃは収獲したてよりも、2〜3ヶ月寝かせたほうが、甘みが増しておいしくなるからです。
日本で作られているかぼちゃの種類は、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類。全体の半量近くが北海道で生産されています。
旬のかぼちゃはホクホクとしているため、蒸すだけでも格別のおいしさ。煮物や天ぷら、サラダにしたり、味噌汁やシチューなどの汁物に入れたりするのもおすすめですよ。
れんこんは秋から冬にかけて旬を迎える野菜です。
6〜10月頃に出回る「新れんこん」は、みずみずしくてあっさりとしているのが特徴。11〜2月頃に最盛期を迎える「晩秋れんこん」は、粘りと甘みの強さが持ち味と言えるでしょう。
きんぴらや煮物にすることの多いれんこんですが、マヨネーズで和えてサラダにしたり、素揚げにして塩を振ったりしても美味。ひき肉を挟んで焼いてもおいしくいただけます。
一年を通して比較的安値で売られているごぼう。本来の旬は11〜2月頃の、秋から冬にかけてです。
ごぼうの収穫量が一番多いのは青森県で、全体の約40%をシェア。次いで茨城県、北海道となります。
ごぼうを使う料理といえば、きんぴらごぼうや叩きごぼうが定番。豚汁や筑前煮、炊き込みごはんの具材にも欠かせません。
梨の旬は7〜11月頃で、9月頃が出荷の最盛期。香水・豊水・あきづき......と、時期により出回る梨の品種が替わります。
梨の名産地といえば、千葉県や茨城県、栃木県が有名です。ほかにも長野県や福島県など、全国各地で栽培されていますよ。
水分が多くてみずみずしく、ジューシーな味わいを楽しめるのが梨の魅力。常温でもおいしくいただけますが、食べる少し前に冷蔵庫で冷やすのもおすすめです。
ぶどうは7月下旬から11月上旬頃までが旬。時期によりさまざまな品種が登場するため、1シーズンでいろいろな味わいを堪能できます。
山梨県と長野県を筆頭に、岡山県・山形県・北海道がおもな産地です。この5県で全収穫量の約7割をシェア。
そのまま食べておいしいぶどうですが、ジャムやコンポートにアレンジするとまた違う味わいを楽しめますよ。ぶどう飴やゼリーを作っても美味!
柿の旬は産地や品種により異なりますが、9〜12月頃が一般的。10〜11月頃に流通量のピークを迎えます。
国内でもっとも柿の生産量が多いのは和歌山県。次いで奈良県、福岡県、岐阜県です。
上品な甘みとなめらかな口あたりが魅力の柿。そのまま食べたり、スムージーやスイーツにアレンジしたりするだけでなく、カプレーゼ・サラダ・白和えなどの料理にも役立ちます。
スーパーで通年売られているりんご。本来の旬は10〜12月頃とされています。
青森県で多く栽培されており、その収穫量は全体の約6割をシェア。ほかには長野県や岩手県、山形県がおもな産地です。
シャキシャキの食感と甘酸っぱさが持ち味のりんごは、煮たり焼いたりしても格別のおいしさ。ジャムやアップルパイ、焼きりんごなど、さまざまな味わい方を楽しめます。
栗の旬は9〜10月頃。栗拾いを楽しめるのも同じ時期です。
栗といえば京都の丹波栗や長野の小布施栗が有名。しかし生産量の多さでは、京都や長野よりも茨城県や熊本県、愛媛県のほうが上位にランクインします。
栗はホクホクの食感とやさしい甘みが魅力。ゆでたり、栗ごはんやポタージュにアレンジしたりするほか、茶巾しぼりやマロングラッセを作るのもおすすめですよ。
さんまは漢字で「秋刀魚」と書く通り、秋が旬の食べ物。8月頃から多く出回りはじめ、10月頃に出荷の最盛期を迎えます。
全国でもっとも水揚げ量が多いのは、北海道の花咲港。次いで岩手県の大船渡港、宮城県の気仙沼港です。
旬のさんまは脂ノリがよく、塩焼きにするだけで極上の味わい。しょうが煮や蒲焼きにしてもおいしくいただけます。
通年出回っている鮭ですが、9〜11月頃に水揚げされた白鮭は「秋鮭」の名で流通。秋鮭は産卵前のため身が引き締まっており、脂分が控えめであっさりとしているのが特徴です。
ただ焼くだけではパサつきがちなので、ムニエルやフライにして食べるのがおすすめ。ホイル焼きやちゃんちゃん焼きにしてもよいでしょう。
かつおの旬は春と秋の年に2回。4〜5月頃に南から北上するものを「初がつお」、8〜9月頃にUターンしてくるものを「戻りがつお」と呼びます。
「初がつお」がさっぱりとしているのに対し、「戻りがつお」は身が丸々としていて脂ノリ抜群。刺し身にしておいしいのはもちろん、タタキにしても絶品ですよ。
さばの旬は晩秋〜2月頃。そのうち秋に水揚げされるものは「秋さば」と呼ばれています。
「秋さばは嫁に食わすな」と言われる通り、秋に獲れるさばはおいしさが格別。脂がたっぷりとのっており、煮ても焼いても揚げても味わい深さ満点です。
真鯛の旬は年に2回。3〜6月の春に獲れるものは「桜鯛」、9〜11月の秋に水揚げされるものは「もみじ鯛」と呼ばれています。
「もみじ鯛」は冬を迎えるためにたっぷりと栄養を蓄えており、脂ノリのよさも抜群です。シンプルに刺し身で食べるもよし、煮物やポワレ、アクアパッツァなどにアレンジしてもよし。いろいろな料理で奥深い味を堪能できます。
「食欲の秋」や「実りの秋」と言われるように、秋はおいしい食べ物や旬の食材がたくさん。どのような野菜や果物、魚介類が旬を迎えるのか、事前にチェックしておくと食べ損ねずに済むことでしょう。ご紹介した一覧を参考に、秋の味覚をとことん味わってくださいね。
※商品情報や販売状況は2024年06月07日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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