みなさんは秋の果物・フルーツといえば、どんなものを思い浮かべますか?柿やぶどう、いちじくなど、食べ応え抜群の果物がたくさんありますよね。この記事では、秋に旬を迎える果物・フルーツをまとめつつ、おすすめのレシピを紹介します。

秋が旬の果物・フルーツをチェック!

布の上にのった栗と枝葉

iStock.com/MrKornFlakes

「実りの秋」といわれることが多く、過ごしやすい気温が続く秋。柿やぶどう、栗、いちじく、りんご、ナシなど豊かな実りを感じられる果物・フルーツがたくさんあります。ジューシーで自然な甘味や酸味が楽しめるものが多いのが特徴です。

ここからは、秋が旬の果物・フルーツを一覧でチェックしていきたます。ぜひ参考にしてみてください。

秋が旬の果物・フルーツ一覧

1. 柿(9~12月)

木のテーブルの上にある柿

iStock.com/ruiruito

柿は、主に9〜12月頃に旬を迎える果物で、マイルドな甘味と渋味のバランスが絶妙です。主な産地は、和歌山県・奈良県・福岡県など。

有名品種には、やわらかな果肉とジューシーな果汁が特徴の「富有(ふゆう)」、種なし柿として有名な「平核無(ひらたねなし)」、まろやかな味わいの「刀根早生(とねわせ)」などがあります。

柿とりんごをマヨネーズで和えるサラダや、柿入りごはんなどにするのが人気ですよ。

2. 梨(7~10月)

編みカゴに入ったナシ

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梨が旬を迎える時期は、7〜10月頃の夏から秋にかけてです。主な産地は千葉県・茨城県・栃木県など。日本の梨には、果皮が茶色い「赤梨」と、果皮が緑色の「青梨」の2種類があり、どちらもシャリッとした食感とみずみずしさを楽しめます。

有名品種には「幸水」「豊水」「新興」「新高」「二十世紀」「彩玉」などがあり、どれも食べ応え抜群です。

生で食べるのはもちろん、コンポートやゼリー、タルトやパウンドケーキなどに使うのがおすすめですよ。

3. ぶどう(6~10月)

編みカゴに入ったぶどう

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ぶどうは、6〜10月頃の比較的暑い時期から秋にかけて旬を迎える果物です。国内の産地は、山梨県が生産量トップで約25%を占めており、2位・長野県、3位・岡山県と続きます。

プチッと弾けるみずみずしさと、自然な甘味がクセになるおいしさです。ぶどうの品種は、世界中で1万種類以上あるといわれており、日本でも「巨峰」「ピオーネ」「デラウェア」「ロザリオ・ビアンコ」「ナガノパープル」などさまざまな種類が楽しまれています。

ぶどうはジャムやスカッシュ、マチュドニアなどに活用するのがおすすめです。

4. いちじく(8~10月)

木のテーブルにのったいちじく

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いちじくは、8〜10月頃に旬を迎え、主に和歌山県、愛知県、大阪府などで生産されています。上品な甘味とすっきりとした酸味が、やみつきになること間違いなしでしょう。

有名品種は、国内販売のおよそ8割を占める「桝井ドーフィン」、中国から伝わった「蓬莱柿」、フランス原産の甘味たっぷりな「ビオレ・ソリエス」、果皮の白い「スミルナ」などがあります。

いちじくはナッツ類と合わせてはちみつのソテーにしたり、ヨーグルトサラダにしたりするとおいしく楽しめますよ。

5. 栗(9~10月)

茶色いお盆にのった栗まんじゅうと栗

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秋の味覚といえば真っ先にイメージする人が多い栗。旬の時期は、9〜10月頃で茨城県、熊本県、愛媛県などが主な産地です。ホクホクとした食感と甘味が楽しめ、秋のイメージにぴったりな食べ物ですね。

有名品種は早生種代表の「丹沢」や、ひと粒が大きい「銀寄」、甘味たっぷりに蒸し栗にぴったりの「利平」、甘露煮で使われることの多い「国見」などがあげられます。

豆乳ムースにしたり、栗ごはんやおこわにしたりすると、おいしさを充分に感じられるでしょう。

6. ザクロ(10~12月)

ザクロの実と葉っぱ

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ザクロは主に10〜12月に旬を迎える果物・フルーツで、果皮のなかにツブツブとした赤い果粒がたくさん入っているのが特徴です。独特の酸味と食感は、一度食べるとクセになるおいしさ。

主な産地はアメリカ。アメリカのカリフォルニア州で作られている品種の「ワンダフル」は、甘味が強く、ほのかな酸味を楽しめます。ほかにも「アーリー・フットヒル」「グラナダ」「ロバータ」などの品種があります。

ジュースやヨーグルトにしたり、サラダにのせたりしてもアクセントになるでしょう。

7. 温州みかん(9月~翌年2月)

木のテーブルにのった温州みかん

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温州みかんは、基本的に9月〜翌年2月頃が旬ですが、ハウス栽培のものは6〜9月頃に出回ります。産地は和歌山県が国内トップで、次いで愛媛県、静岡県と続きます。さっぱりとしたみずみずしい酸味と甘味で、ジューシーかつ食べやすいのが特徴。

有名品種は、弾ける甘酸っぱさのある「極早生温州」、好バランスな味わいが楽しめる「早生温州」、ほど良いコクのある「晩生温州」、甘味たっぷりの「中生・普通温州」などがあげられます。

巻き寿司の具に使用したり、フルーツ大福にしたり、コールスローサラダに合わせたりするのがいち押しの食べ方です。

8. アケビ(9~10月)

9〜10月頃に旬を迎えるアケビは、国内生産量のおよそ73%が山形県、27%が秋田県で作られています。ハリのある美しい淡紫色が特徴で、素朴でやさしい甘さを楽しめるのが魅力です。

有名品種は、もっともサイズが大きく甘味の強い「ミツバアケビ(三葉あけび)」、「ゴヨウアケビ(五葉あけび)」、「白アケビ」などがあげられます。

果皮は、炒めものや揚げものに活用されることが多いのがポイント。みそ炒めや肉詰め、佃煮風に仕上げるとおいしく楽しめます。

9. プルーン(8~10月)

プルーンと干したプルーン

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プルーンは、8〜10月頃に旬の時期を迎える果物・フルーツで、国内では乾燥させて食べるドライプルーンが人気を集めています。主な産地は、長野県、北海道、青森県など。まったりとした甘味と熟したようなベリーの風味が印象に残ります。

有名な品種は「サンプルーン」「シュガー」「フレンチ」「スタンレイ(スタンレー)」などです。

プルーンは、パウンドケーキに使用したり、パンの生地に混ぜ込んだり、ジャムやソテーなどに使用したりするのがおすすめですよ。

10. ドラゴンフルーツ(6~11月)

ドラゴンフルーツ

iStock.com/chengyuzheng

ドラゴンフルーツは別名「ピタヤ」ともいわれている果物・フルーツで、旬の時期を迎えるのは6〜11月頃とされています。主な産地は温かい地域である沖縄県や鹿児島県、そして千葉県などです。

シャキシャキとした食感と、酸味が抑えられたやわらかな甘味が楽しめます。白の果肉に黒ごまのようなツブツブが広がる「ホワイトピタヤ」や「レッドピタヤ」、「ピンクピタヤ」、「ゴールデンドラゴン」などさまざまな品種がありますよ。

サラダのアクセントに加えたり、グラタンに入れたり、ジャムにしたりすると良いでしょう。

11. マルメロ(10~11月)

麻袋に入ったマルメロ

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マルメロは10〜11月頃に旬の時期を迎え、長野県や青森県、北海道などで生産されている果物・フルーツです。見た目がカリンに似ているため、「西洋カリン」とも呼ばれており、甘くて芳醇な香りを楽しめます。

皮が薄くて食べやすい「日本マルメロ」をはじめ、「ピオニー」「ポルトガルマルメロ」「バンジョーヴィ」など、さまざまな品種があるのが特徴です。

生食には適していないため、はちみつ漬けやジャム、果実酒などにするとおいしく食べられます。

12. レモン(10月~翌年3月)

レモン

iStock.com/Tim UR

10月〜翌年3月に旬の時期を迎えるレモン。国内の主な産地は半数以上を広島県が占めており、愛媛県や和歌山県などでも生産されています。

キレのある爽快感あふれる酸味とさわやかな香りが特徴です。有名品種には、酸味の強い「リスボン」やジューシーな味わいの「ユーレカ」、オレンジがかっている「メイヤー」、やさしい酸味の「菊池レモン」などがあります。

から揚げにかけたり、はちみつとジンジャーを合わせたドリンクにしたり、ソースやケーキに使用したりと、幅広い用途で使えますよ。

13. カリン(10~11月)

カリン

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カリンは、10〜11月頃に旬を迎える秋の果物で、主に香川県や千葉県、山形県などで栽培されています。甘酸っぱくてフルーティー、フローラルな香りを楽しめるのがポイント。

似ている果物にマルメロがあります。マルメロには品種がありますが、日本においてカリンには品種名の付いたものがないのが特徴です。

生のままだと果肉が硬く、ザラザラとしていて食べづらいため、はちみつ漬けや果実酒、シロップ、コンポートなどにアレンジするのがおすすめですよ。

14. りんご(9月~翌年1月)

りんご

iStock.com/Tim UR

りんごは、9月〜翌年1月頃の秋から冬にかけて旬を迎え、主な産地は青森県や長野県、岩手県などです。

有名品種には、国内でもっとも多く生産されている「ふじ」や、果汁の豊富な「つがる」、黄緑色の「王林」のほか、「シナノスイート」「紅玉」「トキ」「レッドゴールド」など多数あります。

アップルパイやスムージー、生春巻きやコンポート、シャーベット、りんご飴、タルトタタン、マチェドニアなど幅広い料理にお使いいただけますよ。

15. かぼす(8~10月)

かぼす

iStock.com/SantaSv

かぼすは、8〜10月頃に旬の時期を迎える果物・フルーツです。主な産地は、大分県がおよそ90%以上を占めており、ほかにも宮城県や福岡県などで生産されています。

甘味と酸味のバランスがとれていて、やわらかな味わいを楽しめるのが特徴です。有名品種は、流通量のもっとも多い「カボス大分1号」のほか、「香美の川」「祖母の香」などがあります。

果汁をしぼって焼き魚やふぐ料理などにかけたり、鍋、お吸いものなど、ジュース、マーマレードなどに役立てたりするのも良いでしょう。

秋が旬の果物を使ったおすすめレシピ5選

1. 栗おこわ

わっぱに入った栗おこわ

秋といえば真っ先にイメージする栗を使う、おこわのレシピです。栗のホクホクとした食感と、もち米の弾力感が掛け合わさりボリューム満点。栗のまろやかな甘味がふわっと広がり、季節の訪れを感じさせます。もち米を洗うときは、手早くしっかり水分を取り除くのがポイントです。

レシピはこちら|macaroni

2. 柿とチーズのカプレーゼ

器に盛られた柿とチーズのカプレーゼ

秋の味覚・柿とモッツァレラチーズをスライスするだけで作れる、彩り豊かでおしゃれなひと品。カットして重ねるだけで、ちょっとしたおつまみが用意できます。柿の自然な甘さに、チーズの塩味がアクセントとして活きますよ。柿は少し硬めのものを選ぶと、歯ごたえが良く食べやすいでしょう。

レシピはこちら|macaroni

3. ぶどうゼリー

ガラス製の器に入ったぶどうゼリー

ジューシーな甘味とみずみずしさがたまらない、ぶどうゼリーです。ゴロッと食感の果肉がたっぷり入っているので、食べ応えがあります。つるんとしたのど越しがたまらない、簡単ながら贅沢なレシピです。ゼラチンは沸騰させないように、様子を見ながら加熱すると良いでしょう。

レシピはこちら|macaroni

4. いちじくのパウンドケーキ

カッとされたいちじくのパウンドケーキが器に置かれている

すっきりとした酸味が特徴のいちじくを使う、パウンドケーキのレシピです。スポンジ生地はホットケーキミックスを使うため、お菓子作り初心者の方も安心して作れます。ジューシーな秋の味覚と、やさしい甘味の生地が非常にマッチ。生地は混ぜすぎるとふくらみが悪くなるおそれがあるので注意してください。

レシピはこちら|macaroni

5. みかんの牛乳プリン

透明なカップに入ったみかんの牛乳プリン

酸味と甘味のバランスのとれたみかんを、つるんとのど越しの良い牛乳プリンに仕上げるレシピです。濃厚なコクのある牛乳プリンをベースに、みかんの甘酸っぱさがアクセントになります。牛乳は分離しないように弱火で温めるのがポイント。ホイップクリームをトッピングすると、より甘味が増してマイルドな風味を楽しめますよ。

レシピはこちら|macaroni

秋が旬の果物は種類が豊富で食べ応えあり!

秋に旬を迎える果物・フルーツは、種類がたくさんあり、どれも食べ応え抜群です。ジューシーでバランスのとれた味わいの果物は、スイーツや料理に使うとさらに魅力を発揮します。ぜひもっともおいしい時期に、旬のフルーツを楽しんでみてください。


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