ライフスタイル&ヘルス2024/8/25 更新
「クリスマスにチキン(鶏肉)を食べるのは日本独特の文化」ということをご存じでしょうか。この記事では、なぜ日本でチキン料理がクリスマスの定番になったのかを解説します。
クリスマスにおすすめのチキン料理のレシピやお取り寄せチキングルメも紹介しますので、ご一読ください。
クリスマスのチキン料理が日本で定番化したのは、高度経済成長期である1970年代のこと。そのルーツは、当時あこがれの対象であったアメリカのクリスマス文化に由来します。
アメリカではクリスマスに七面鳥のローストを食べるのが一般的。そもそも七面鳥を食べるようになったきっかけは、1860年代の開拓時代にさかのぼります。
食料不足に苦しんでいた移民たちをみかねて、先住民が与えてくれたのが七面鳥でした。そのおかげで、移民たちは飢えをしのぐことができたのです。
豊作を迎えた年に、移民たちは恩人である先住民を招き、感謝の気持ちを込めて食事を振る舞いました。これが感謝祭(サンクスギビング)の起源といわれています。七面鳥は感謝祭の象徴であり、クリスマスや結婚式など家族が集まる行事の定番料理になりました。
七面鳥は北アメリカからメキシコ北部に多く生息しています。アメリカでは容易に入手できますが、日本ではスーパーや精肉店などで売っていることはほとんどありません。
そのため、入手困難な七面鳥の代わりにチキンを使うようになりました。
日本のクリスマスではチキンを丸ごとローストするより、骨付きもも肉をローストして食べるのが主流です。クリスマスに七面鳥を食べるというアメリカの文化が日本に伝わり、独自の変化を遂げ、日本ならではのクリスマス文化が形成されました。
ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、1970年に国内に初出店。その頃、骨付きチキンを手で食べるというスタイルは斬新で、時代の最先端をいくものでした。
クリスマスにチキンを食べることが定番化した背景には、日本KFCがおこなったクリスマスキャンペーンの影響が大きいといわれています。
日本KFC社は、1974年頃から「クリスマスにはフライドチキン」というクリスマスキャンペーンを大々的に展開。キャンペーンのきっかけは諸説ありますが、日本在住の外国人が「七面鳥が手に入らないからフライドチキンを食べてクリスマスを祝う」との理由で来店したからという説が有力です。
ほかにも、店長がイベントでサンタクロースの格好をしたら喜ばれたことがきっかけという説もあります。いずれにしても、クリスマスを販促の好機と捉えた日本KFCのキャンペーンが功を奏し、クリスマスにチキンを食べるという習慣が日本に根付いていったといえるでしょう。
調理時間:30分
いつものフライドチキンをお店で食べるような本格的な味わいにしてみませんか。衣にオールスパイスを加え、衣を2度づけしてから揚げるのがポイントです。サクサク&ジューシーで一度食べたらやみつきになりますよ。みんなが喜ぶ、とびきりのクリスマスメニューです。
レシピはこちら|macaroni
調理時間:30分
ミニサイズのローストチキンは、クリスマスパーティーにぴったり。鶏の手羽元を使うので子どもでも食べやすく、甘じょっぱい味付けが食欲をそそります。ついついもうひとつと手を伸ばしてしまうおいしさです。チキンの持ち手部分はかわいくデコレーションしてくださいね。
レシピはこちら|macaroni
調理時間:40分 ※調味料を漬け込む時間は含みません
クリスマスの定番料理、ローストチキンはおうちでも意外と簡単に作れます。鶏肉を調味料に漬け込み、オーブンで焼くだけでOK。オーブンがなくてもフライパンでも代用可能です。鶏肉に切り込みを入れ、味をよく染み込ませるのがおいしく作るコツ。
レシピはこちら|macaroni
調理時間:50分
クリスマスの食卓に映える華やかなひと皿です。食べ応えのある骨付きチキンに野菜もたっぷり。クリーミーでやさしい味わいにほっこりしますよ。なにより、フライパンひとつで作れるワンパンメニューなのであと片付けもラクラク。忙しい方にもおすすめのメニューです。
レシピはこちら|macaroni
スパイスで味付けした鶏手羽元をじっくり焼き上げたグリルドチキンです。彩り野菜と組み合わせれば、クリスマスのご馳走に早変わりしますよ。やわらかくて食べやすく、黒胡椒の香りが濃厚な肉の旨味にマッチ。常備しておくと、ビールのおつまみや保存食としても役立ちます。
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ボロニアソーセージの中にスモークしたチキンやピクルスなどを詰め込んだチキンパティ。世代を超えて愛される味わいで、クリスマスにぴったりのひと品です。お好みの厚さにスライスしてオードブルプレートに加えてみてもいいですね。テーブルがパッと華やぎますよ。
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こだわりをもって飼育された4X(フォーエックス)チキンの旨味を存分に味わえる本格フライドチキンです。電子レンジとオーブントースタ-で温めるだけで、まるで揚げたてのようにサクッとジューシー。ハーブやスパイス、岩塩の味付けも絶妙です。素敵なクリスマスを演出してくれますよ。
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クリスマスにチキン料理を作るなら、鹿児島県産の人気銘柄「薩摩ハーブ悠然どり」がおすすめです。天然ハーブを飼料とし、大切に育てられた鶏肉は上質な甘さが魅力。一枚ずつ真空パックされ、使い勝手も抜群です。フライドチキンやチキンステーキがワンランク上の味わいになりますよ。
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鳥取県産の鶏もも肉を「梨」「柿」「りんご」のフルーツソースに漬け込んで焼き上げた人気のチキンステーキ。フルーツの酵素の働きで肉質をよりやわらかく、よりジューシーにしているのが特徴です。
手軽に楽しめるおつまみチキン付き。おしゃれに盛り付ければクリスマスシーンでも大活躍します。
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個性豊かな味付けで楽しめる鳥取県産のチキンステーキのセットです。「梨」「柿」「りんご」の3種類のフルーツソースに漬け込んだものに加え、コク深い「塩麴&酒粕」、爽やかな「トマト&バジル」、香り豊かな「はちみつ&山椒」の全6種類。
クリスマスパーティーで食べ比べをするのもおすすめです。
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日本のクリスマス料理の主役はなんといってもチキンです。日本のクリスマスにチキン料理が定番化した理由は、アメリカのクリスマス文化や日本KFCの広告戦略が大きく影響したといわれています。
さまざまな文化を受け入れ、独自にアレンジして定着させるのは、日本ならではといえますね。
※商品情報や販売状況は2024年08月25日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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