ライフスタイル&ヘルス2024/10/30 更新
「クリスマススイーツ」といわれて何が思い浮かびますか?日本ではショートケーキが代表的ですが、世界のクリスマス菓子はさまざま。伝統菓子の詳細から手作りできるお菓子のレシピ、おすすめのお取り寄せスイーツなどたっぷり紹介します。
世界では、日本のものとはまったく違うケーキやパンなどがクリスマスに食べられています。日本でも馴染みのあるシュトーレンやブッシュ・ド・ノエルから、あまり聞いたことのないヨーロッパの伝統菓子まで詳しく見ていきましょう。
iStock.com/GreenArtPhotography
近年日本のスーパーでもよく見かける「シュトーレン」は、ドイツ生まれのクリスマス菓子。ドライフルーツと洋酒をたっぷりと入れて焼き上げた生地に、バターと粉砂糖でコーティングした発酵菓子です。
水分が少ない生地なので常温でも日持ちするのが特徴。「アドベント」と呼ばれるクリスマスイブまでの4週間に、毎日ひと切れずつ食べるのが現地での楽しみ方です。
フランス語で「クリスマスの薪(樹)」を意味するクリスマスケーキ。ロールケーキにクリームやガナッシュを使って、薪のような見た目に仕上げます。日本ではチョコレートがベースとなった茶色いケーキが一般的ですが、フランスではカラフルなものもあるのだとか。
「キリストの誕生を祝い暖炉で薪をひと晩中燃やしたから」「燃え残った薪の灰が火事除けのおまじないになるから」など、薪の形となった由来は諸説あります。
イタリアでクリスマスの時期に食べられている発酵菓子です。「パネトーネ(Panettone)」は「大きいパン」という意味を持ち、その名のとおりボリュームのあるパンです。
味は卵とバターをたっぷりと使ったブリオッシュに近い味わい。ブリオッシュに比べるとふんわりしっとりとした独特な食感で、たっぷりのドライフルーツを加えているため、ケーキに近い菓子パンです。本場イタリアでは自然酵母「パネトーネ種」を使って作ります。
ヨーロッパの伝統菓子「クグロフ」。フランスやオーストリア、ドイツなど発祥の地も諸説あり、各国で親しまれているお菓子です。一番の特徴は独特な形。波打ったような模様があり、中心に穴の空いたクグロフ型と呼ばれる型に入れて焼き上げます。
発酵させた生地に、ドライフルーツやナッツを入れて焼き上げたリッチな味わいのお菓子です。パンに近い食感のものから、パウンドケーキ風のものまでレシピによって味や食感はさまざま。地域によってまったく違う味わいが楽しめるのも、クグロフの魅力です。
イギリスの伝統的なクリスマススイーツで、日本でよく食べられているプリンとは別物です。16世紀頃にはすでに誕生しており、英国王室のデザートとしても親しまれています。プラムを使うことが多く、洋酒漬けのドライフルーツとナッツ、香辛料がたっぷりと入った蒸しケーキです。
「13種類の材料を使用する」「家族全員で生地を混ぜ合わせて作る」などしきたりがいくつかあるのが特徴。焼き上がったらクリスマスまでひと月ほど熟成させ、食べる前に再度温めてからいただきます。
オーストラリアやニュージーランドで親しまれているスイーツです。一年中食べられていますが、簡単に作れるため夏のクリスマスシーズンでも大人気。メレンゲを焼いた生地に、生クリームとフルーツなどをたっぷりとのせて作ります。
型もいらず簡単に作れると、日本でも近年人気のスイーツです。軽い食感と華やかな見た目から幅広い人々に愛されています。
日本のクリスマススイーツといえばショートケーキが代表的です。それ以外にも、クリスマスには欠かせないスイーツはたくさんあります。食べたことがないという方はぜひチャレンジしてみてください。
ヨーロッパの伝統焼き菓子のひとつで、クリスマスシーズンになるといろいろな形のクッキーが見られます。アイシングで飾ったキュートな見た目が特徴的。特に人気なのが「ジンジャーブレッドマン」と呼ばれる人形型のものです。
発祥は諸説ありますが、16世紀イギリスでペストが流行していました。このとき、国王ヘンリー8世が病気予防のために、国民にしょうがを食べるようすすめたそう。このヘンリー8世に似せて焼いたクッキーがはじまりとされています。
クリスマス時期になるとよく見られる、「キャンディケイン(candy cane)」という杖の形をした飴です。ケインは英語で杖のこと。赤と白色で味がペパーミントのものが代表的です。
弱い者を助けて施しを行った聖人「聖ニコラウス」が杖を持っていたというのが由来といわれています。キリスト教では12月6日が聖ニコラウスの日。お祝いとして子どもたちにキャンディケインがプレゼントされます。
今やクリスマスの定番となった「ショートケーキ」が誕生したのは大正時代です。なんと生み出したのは、今も愛されているケーキブランド「不二家」の創業者である、藤井林右衛門氏。アメリカに渡った際に出会ったショートケーキを、日本人好みに改良したのが始まりです。
雪のように白いクリームと、サンタクロースを彷彿させるいちごの組み合わせが日本人の心をつかみました。また、いちごの赤と生クリームの白は、日本人にとってめでたいイメージの紅白カラーであることも、人気が出たきっかけといわれています。
ドイツ語で魔女の家を表す意味の「ヘクセンハウス」。グリム童話ヘンゼルとグレーテルに出てくる、お菓子の家のモデルとなっています。誰しもが一度はあこがれるお菓子でできた家。クッキーをアイシングやチョコレートで組み立て、キャンディやグミでデコレーションします。
ヨーロッパではクリスマスの風物詩としても人気です。日本でも一部の店でキットが売られているので、見つけたらぜひ作って楽しんでみてください。
製菓材料店の富澤商店が、作り方を動画でわかりやすく教えているレシピです。ココア生地とチョコクリームで作る、スタンダードなブッシュ・ド・ノエル。洋酒を使っていないので小さい子どもたちと一緒に味わえます。
レシピはこちら|macaroni
バターたっぷりのリッチな生地に、ラム酒漬けのドライフルーツとナッツを混ぜ込んだパン菓子です。ポイントはできあがってから少し寝かせること。生地が落ち着き、バターの風味やドライフルーツの味わいが深まります。クリスマス前に作って、少しずつスライスして食べましょう。
レシピはこちら|macaroni
王冠のような型で焼き上げた、クリスマスに欠かせない伝統菓子のクグロフ。ドライフルーツやナッツをたっぷり使用したリッチな味わいが特徴です。バターを少なめにすると軽い味わいに、しっとりとコク深いものがお好みの方は多めにするといいでしょう。
レシピはこちら|macaroni
イタリアでクリスマスに食べられる贅沢な菓子パン、パネトーネ。バターや卵をたっぷりと使用した黄金色の生地に、レーズンやオレンジなどのフルーツを練りこんで作ります。むずかしそう......という方は、生地ごねをホームベーカリーにおまかせすればOKです。
レシピはこちら|macaroni
クリスマスといえばジンジャーマンクッキー!生地を作れば型を抜いて焼くだけなので、お菓子を作ったことがない人でも安心です。焼けたクッキーにアイシングでいろいろな顔や模様を描いて楽しみましょう。レシピのほか、アイシングデコレーションの例も紹介しているので、アイデアの参考にどうぞ。
レシピはこちら|macaroni
50年続く人気洋菓子ブランド「 アンリ・シャルパンティエ」が作る、こだわりのショートケーキ。ふわふわに焼き上げたスポンジ生地とオリジナルのクリームがよく合います。クリスマスに家族で食べきりやすい4号サイズです。
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ワッフル専門店「エール・エル」の人気商品。しっとりふわふわに焼き上げたワッフル生地で、フルーツやクリームをたっぷりとサンド。カラフルなかわいい見た目とさまざまなフレーバーに、どれを食べようかワクワクします。大勢で集まるクリスマスパーティーにおすすめです。
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日本最大級のスイーツ大会、ジャパンケーキショーで数々の受賞歴を持つ長谷川シェフが生み出す至極の逸品。フランス産ビターショコラのムースとキャラメルのムースの2層仕立てになっています。みんなで食べても満足感のある5号サイズです。
※画像のケーキサイズは「4号(12cm)」です。
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「ジェリーズパイ」は京都・嵐山にある、イギリス伝統の手作りパイ専門店。クリスマスパーティーにもぴったりな、定番のミートパイと人気のアップルパイ2種のセットです。ケーキの前には熱々のパイで腹ごしらえしましょう。
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女の子なら喜ぶこと間違いなし!一度はあこがれるプリンセスをイメージしたキュートなケーキです。中は堂島ロールのクリームといちごをサンドしています。見た目だけでなく味わいもばっちり。4号サイズと食べきりやすい大きさも嬉しいポイントです。
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日本で食べられているクリスマススイーツとは一風変わった伝統菓子たち。今年のクリスマスは手作りにチャレンジしてみるものおすすめです。もちろん、プロが作った市販のケーキで楽しむもよし。それぞれのクリスマスケーキで聖夜を楽しみましょう。
※商品情報や販売状況は2024年10月30日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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