ライフスタイル&ヘルス2024/7/26 更新
お正月を彩るおせち料理に欠かせない「くわい」とは、いったいどのような食べ物なのでしょうか。くわいの味わいと下処理の方法、上手な選び方を解説。おせち料理のひと品として手作りしたい方に、お出汁の風味が際立つくわいの煮物レシピも紹介します。
くわいとは中国原産のオモダカ科の野菜で、里芋に似た丸い形状の実に角が生えたような見た目をしているのが特徴です。
角のように突き出た芽が上に向かって伸びていく様子から、「芽出たい(めでたい)」という意味が込められています。縁起の良い食材としておせち料理の食材として使われます。
くわいは独特のほろ苦さとほのかな甘みが特徴です。加熱すると、芋や栗のようなホクホクとした食感が楽しめます。実の部分だけでなく芽の部分もおいしく食べられますよ。まっすぐ伸びた芽は縁起物とされるため、切り落とさずに調理しましょう。
くわいは9月ごろから収穫が始まり、冬に旬を迎えます。正月料理に使われる11月~1月が収穫のピークです。おもな産地は埼玉県と広島県で、生産量全体の約90%を占めています。くわいの栽培や収穫は重労働であるため、近年では生産者が減少しています。
くわいは、芽がピンときれいに伸びていて、実の部分にハリがあるものを選びましょう。皮が鮮やかでツヤがあり、傷のないものが品質の良いくわいです。実の部分が丸くて硬いものが新鮮で、調理した際もきれいな見た目が保たれます。
くわいはアクが強いので、調理前にしっかりアク抜きをしましょう。皮をむいたら水にさらし、お湯か米のとぎ汁で下茹でするとえぐみが和らぎます。揚げ物や丸ごと焼く場合はアク抜きをする必要はありません。
くわいを常温保存する際は、水につけて冷暗所に置き、水を毎日取り換えましょう。冷蔵保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋や密閉容器に入れて野菜室に保存します。キッチンペーパーの水気がなくなったら取り換えます。
くわいは、実から大きな芽が出ることが「芽出たい」という意味を連想させる食材です。芽がまっすぐ上に向かって伸びる姿が「向上」や「立身出世」の象徴とされ、縁起の良い食材としておせち料理に使われます。
お正月をはじめとするハレの日の料理として使われるため、芽を切り落とさずにそのまま調理しましょう。
おせち料理は一の重(1段目)には前菜、二の重(2段目)にはメインの焼き物や酢の物、三の重(3段目)には煮物を詰めるのが一般的です。地域や風習によって異なりますが、くわいは煮物のひとつとして数えられるため、三の重に詰めます。
くわいの煮物は、縁起物としておせち料理に欠かせないひと品です。くわいの持つ独特の風味を楽しむには、しっかりとアク抜きをするのがポイント。
皮をむいたくわいを塩水に漬け込み、たっぷりのお湯で茹でこぼすとアクが抜けます。調味料を加えた出汁でコトコト煮込み、そのまま冷ますとお出汁の味が染み込みます。
レシピはこちら|macaroni
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ピリッと刺激的なうま辛テイストを楽しめる、中華風のおせちです。プリプリの弾力感がうれしい有頭海老の蒸焼や、広東風チャーシュー、海老のチリソース、クラゲの冷菜など、中華料理の定番食材をたっぷり詰め込んでいます。和食だけでは味わえない、贅沢な風味をぜひ試してみては?
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芽がまっすぐ伸びる様子から、縁起物の食材として使われるくわい。ホクホクとした食感と独特の風味が特徴です。くわいは下処理をしっかりすることで、そのおいしさが引き立ちます。紹介したレシピを参考に、ぜひくわいの煮物を手作りしておせちに詰めてみてくださいね。
※商品情報や販売状況は2024年07月26日時点でのものです。
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