ダージリン、アッサム、ウバなど紅茶にはたくさんの種類があり、「どれを選べばいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか?この記事では、紅茶の種類や選び方をわかりやすく解説します!種類ごとの特徴を知っておくと、自分にぴったりな一杯を見つけることができますよ♪

魅力たっぷり!紅茶の種類をわかりやすく解説

白いティーカップに紅茶を注いでいる様子。横には花やはちみつが並んでいる

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午後のブレイクタイムに、ケーキのお供にと、ほっとひと息つくときに欠かせない紅茶。ダージリン、アッサム、ウバなどたくさんの種類がありますが、みなさんは何を基準に選んでいますか?

ひと口に紅茶といっても、その味わいはさまざま。ストレートで飲むのか、ミルクやレモンを入れるのか、またホット、アイスのどちらで飲むのかによって相性の良い紅茶は異なります。この記事では、紅茶の種類や特徴を詳しく解説!ぜひ選ぶときの参考にしてくださいね。

そもそも紅茶ってどんな飲み物?

ガラスのティーカップに紅茶が注がれ、周りには茶葉やティーポットが置かれている

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イギリスをはじめとしたヨーロッパのイメージが強い「紅茶」と、日本茶の定番である「緑茶」。まったく別物のように思えますが、実は「カメリア・シネンシス」という同じ茶樹から作られています。

紅茶と緑茶の大きな違いは製造方法。紅茶は「完全発酵茶」と呼ばれ、茶の葉に含まれる酸化酵素のはたらきを利用して発酵して作られます。一方の緑茶は発酵せずに作られるのが特徴。これによって、見た目、香り、味に大きな違いが生まれます。まず紅茶は茶色い水色(すいしょく)ですが、緑茶は緑色ですよね。また紅茶は香りやコクが強いのに比べて、緑茶は渋みが少なく甘みがあります。

発酵させることで水色が変わるだけでなく、芳醇な香りへ、味わいは深いものへと変化していくのです。

世界三大紅茶って?

ガラスのティーカップに注がれた紅茶と横に並んだ茶葉

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紅茶はお茶全体の生産量の約70%を占めており、世界20ヶ国以上で生産されています。そのなかでインドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「キーマン」は、"世界三大紅茶" や "世界三大銘茶" と呼ばれる王道の紅茶。それぞれどのような特徴があるのか見てみましょう。

ダージリン

ダージリンは、インドのダージリン地方で収穫される紅茶の総称です。ダージリン地方は標高2,000mを超える東ヒマラヤ山麓に位置し、日中と夜の寒暖差が激しいのが特徴。この寒暖差によってダージリン特有の風味が生まれます。とても香りが良く「紅茶のシャンパン」と呼ばれることも。繊細な味わいなので、ミルクや砂糖は加えずストレートで楽しむのがおすすめです。

ウバ

ウバは、スリランカ南東部にあるウバ地方で栽培されている紅茶です。7〜9月に収穫されるものは「クオリティーシーズンティー」として高値が付けられ、メントールのような特有の香りが楽しめます。また高級なウバは、ティーカップに注ぐとゴールデンリング(※)が見れることも。ミルクのコクに負けない香りと味わいがあるので、ストレートはもちろんミルクティーにして楽しむのもおすすめです。

※ゴールデンリング......紅茶を注いだときにできる金色の輪のこと。香り・味のバランスが良い良質なお茶であることを示す

キーマン

「キーモン」や「キームン」とも呼ばれる、中国を代表する銘茶です。一年を通して雨が多い安徽省祁門県(あんきしょうきもんけん)という地域で作られており、この気候によって独特な風味が生まれます。香りはスモーキーで、上質なものは蘭(ラン)やりんごのような甘い風味を楽しめるのが魅力です飲み方はストレート、ミルクティーどちらも人気。ミルクを入れるとスモーキーな香りが和らぎ、飲みやすくなります。

紅茶の種類と分類方法

5種類のお茶が小さなカップに注がれ、前後には茶葉が広がっている

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産地別にみる紅茶の種類

紅茶は栽培される土地の気候によって味わいが大きく変わるため、一般的には産地名がそのまま銘柄名として使われています。先ほどご紹介した「ダージリン」「ウバ」「キーマン」も、それぞれ地名に由来していましたよね。つまり紅茶の種類を覚えるためには、まず産地を知ることが重要なのです。以下では代表的な紅茶の産地を3つご紹介します。

インド

紅茶の生産量、消費量ともに世界1位を誇るのがインド。世界三大紅茶のひとつである「ダージリン」のほか、「アッサム」「ニルギリ」などが有名です。アッサムはインド北東部のアッサム地方で作られていて、濃厚でコクのある味わいが特徴。ニルギリは南インドのニルギリ丘陵で作られる紅茶で、爽やかな味わいが魅力です。同じインド産の紅茶でも、栽培される土地によってそれぞれ個性があります。

スリランカ

茶葉輸出量世界一を誇るのがスリランカです。世界三大紅茶のひとつである「ウバ」のほか、「ディンブラ」「ヌワラエリア」などの銘柄が有名。それぞれスリランカの地名がそのまま銘柄名になっています。スリランカ産の紅茶は全体的にマイルドでバランスの良い味わいのものが多く、ストレートティー、ミルクティー、レモンティーとどんな飲み方にもよく合うのが特徴です。

中国

紅茶といえばヨーロッパのイメージが強いかもしれませんが、実は中国の福建省が発祥です。中国産紅茶の代表銘柄は「キーモン」や「ラプサンスーチョン(正山小種)」など。ラプサンスーチョンは松の薪で燻製した紅茶で、独特の燻製香が特徴です。両方とも個性的な香りを持ち、アイスティーともよく合います。

茶樹の品種による紅茶の分類

産地のほかにも紅茶にはいろいろな分類方法があります。たとえば茶樹の品種による分類。前述したように紅茶には「カメリア・シネンシス」という茶樹の葉が使われており、この茶樹は熱帯性の「アッサム種」、温帯性の「中国種」の2つに大別されています。

アッサム種で作る紅茶は水色(すいしょく)の色が濃く、コクのある味わいが特徴。一方の中国種は水色が薄く、比較的渋みが少ないのが特徴です。アッサム種と中国種を交配し、それぞれの特徴を活かした品種も数多くあります。

等級による紅茶の分類

木製の皿に入っている茶葉を木のスプーンですくっている様子

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紅茶は形や大きさによって等級(グレード)が分かれています。この等級はあくまでサイズによる区別で味の良し悪しを表すものではありませんが、紅茶の特徴を知るうえではとても重要。以下では代表的な4つの等級をご紹介します。

OP(オレンジ・ペコー)

1cmほどの細長い葉のリーフティーをOP(オレンジ・ペコー)と言います。抽出した水色(すいしょく)は明るく、香りが強いのが特徴。しっかりと蒸すことで、より豊かな香りを楽しめます。

BOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)

OPをカットしたもので、茶葉のサイズは2〜4mmほど。もっとも需要が高く、流通する紅茶の多くがこのタイプです。水色は濃く、香りも味もしっかりとしているのが特徴。

BOPF(ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス)

BOPよりさらに小さい茶葉の紅茶をBOPF(ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス)と言います。短時間で抽出できるため、主にティーバッグ用として使われています。

D(ダスト)

等級区分のなかでもっとも細かいのがD(ダスト)です。大きさは1mm以下の粉末状。良質なものは香味が強いため、高値で取り引きされることもあります。

アールグレイなどのフレーバーティーとは

ガラスの瓶から茶葉がこぼれ落ちている様子

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フレーバーティーは、茶葉に人工的に香りを付けた紅茶を指します。代表的なのはベルガモット(柑橘類の一種)の香りを付けた「アールグレイ」。そのほかアップルやピーチなどフルーツの香りを付けたものや、バニラ、チョコレートなど食品の香りを付けたものもあります。

使用する茶葉に決まりはなく、一種類の茶葉が使われていたり、数種類の茶葉がブレンドされていたりとさまざま。イギリスでは「紅茶=ブラックティー」のことを指し、フレーバーティーは別物と考えられています。

お取り寄せできる!おすすめの紅茶8選

紅茶について詳しく知ると、いろいろな紅茶を実際に飲んでみたくなりますね。おすすめの紅茶を紹介するので、ぜひ取り寄せて、その味わいを確かめてみてください。

1.「ミントン」和紅茶 ティーバッグ バラエティ 10袋(5種×2袋)

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540円

和紅茶は、日本茶と同じ茶葉を使用して作られた紅茶です。日本茶と同じようにうまみが強く、渋みが少ないため、和食などの繊細な味わいの食べ物によく合います。上品なストレートティーの「京(みやこ)」、奥深い香りを感じる「柚子」、スパイシーな風味が特徴の「生姜チャイ」など、5種類のフレーバーを楽しめるアソートセットです。

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2.「ミントン」紅茶セット

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1620円

深い琥珀色が印象的な「オリジナルブレンド」、すっきりとした香りとコクのある味わいが特徴の「ウバセイロン」、セイロン茶葉とアッサム茶葉を使用した「ロイヤルミルクティーブレンド」の3種類の詰め合わせです。ティーバッグなので、本格的な味わいが手軽に楽しめます。上品なパッケージの絵柄も、優雅な気分を盛り上げてくれるでしょう。

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3.「ア・ラ・カンパーニュ」アネモネ

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2,750円

紅茶を楽しむときは、茶器にもこだわりたいものです。この商品はフルーツハーブティーと、アネモネをモチーフとしたオリジナルティーカップがセットになっています。ハイビスカスとエルダーベリーをブレンドし、ベリー系の香りを加えた紅茶は本格的な味わい。大切な人にこのセットを贈り、安らぎの時間をプレゼントするのもおすすめです。

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4.「英国屋」英國屋ブレンドティー

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3,201円

トロピカルフルーツに、マリーゴールドとコーンフラワーを合わせた本場仕立てのブレンドティーは、まろやかな甘い香りが印象的。ティーバッグは中で茶葉が広がりやすく、香りや味がより引き出される、三角形をした立体裁断タイプを採用しています。アフタヌーンティーのお供に、ぜひお召し上がりください。

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5.「マリアージュ フレール」マルコ ポーロ 100g缶入

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3,564円

フランスの首都パリに本店を置き、500種類以上の茶葉を扱う紅茶専門店を代表するフレーバーです。中国のフルーツとチベットの花をミックスすることで、はちみつやバニラ、キャラメルを思わせる芳しい香りを作り出しています。香りを存分に楽しめるストレートティーだけではなく、ミルクティーにするのもおすすめです。

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6.「ムレスナティーハウス」ベストインディヴィ

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4,320円

さまざまなオリジナルフレーバーティーを提供する人気紅茶専門店、ムレスナティーハウス。その定番商品を30種類そろえた、豪華なギフトボックスです。スリランカのセイロンティーをベースにしているため、どれも渋みや苦味が少なく、マイルドな味わいを楽しめます。30種類の中から、自分好みのフレーバーを探してみてはいかがでしょうか。

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7.「ムレスナティーハウス」トゥエンテ3

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5,940円

オリジナルフレーバーティーで有名な紅茶店、ムレスナティーハウスの人気商品を40種類も集めた、贅沢なギフトセットです。ティーバッグの個包装に描かれている絵柄やメッセージは、一つひとつ異なります。引き当てたフレーバーにどのような絵柄やメッセージが描かれているか、おみくじのように楽しんでください。

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8.「ダマン・フレール」コフレ スペルブ

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11,880円

300年以上もの歴史を持つ、フランスの老舗紅茶ブランドが厳選した4種類の紅茶と、ティーストレーナーが入ったギフトセットです。世界中から集めた高品質な紅茶は、華やかかつ上品な香りが印象的。美しい水色(すいしょく)にも目を奪われます。トラベルバッグを象った缶に納められており、気品溢れる佇まいが贈り物に最適です。

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種類を知れば紅茶の楽しみ方がもっと広がる!

紅茶は気候の影響を受けやすいため、栽培する土地によってさまざまな個性が生まれるのが魅力です。紅茶そのものの味わいで選ぶのはもちろんのこと、ミルクティーにするのか、レモンを入れるのか、またアイスティーにするのかなど飲み方に合わせて選ぶのもおすすめ。産地、品種、等級などいろいろな分類方法を参考に、あなたにぴったりの紅茶を探してみてくださいね。

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※商品情報や販売状況は2022年05月11日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。