「日本で一番夕陽がきれいな小学校」
そう言われていた新潟県佐渡島にある小学校は、新たな日本酒を生み出す酒蔵、そして日本酒造りを学ぶ場に。

今回は、尾畑酒造の廃校を活用した学校蔵を中心にお話をお伺いしてきました。
尾畑酒造そして学校蔵についてご紹介します!

尾畑酒造について

1892年創業、新潟県佐渡島尾畑町で130年以上続く酒蔵です。
米、水、人、そこに佐渡を加えて四つの和をもって醸すというという「四宝和醸」をモットーに酒造りを行っています。
2014年秋に廃校を活用した学校蔵プロジェクトを開始。学校の校舎を活かしつつ、春から秋にかけて酒造りを行っています。

循環の学校蔵

学校蔵のコンセプトは「酒造り」「共生」「交流」「学び」です。
資源、エネルギー、ヒトを循環させる取り組みを行っています。
佐渡の生物多様性を促進する原材料を使用し、太陽光パネルから再生可能エネルギーを取り入れます。

学び舎としての学校蔵

校門をくぐり下駄箱を通り抜けると、小学校の教室が。
ここは日本酒造りの流れなどを学ぶ場所に。

日本酒造りは夜中から明け方の作業もあり、泊まり込みで造りを体験できます。
体験に訪れる方は国内にとどまらず、アメリカ、オーストラリア、台湾などワールドワイド!
そのまま佐渡島に移住される方もいるとのこと!

挑戦の場としての学校蔵

学校蔵はより新たなチャレンジをする研究の場でもあるとのこと。
今回学校蔵に伺ったときはちょうど、初めて使うお米での日本酒造りの準備段階でした。

杜氏曰く、未知のお米のためどうなるのか先が読めない、どうすれば良くなるのか試行錯誤をしながら造りを行うとのこと。
今まで通りとはいかない酒造りは、頭を抱えることも...

学校蔵から生み出される日本酒は、佐渡の原料を使用し、試行錯誤の上でできています!

学校蔵の日本酒

新潟県〔尾畑酒造〕学校蔵 2021仕込4号 純米大吟醸火入れ

2,200円
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新潟県〔尾畑酒造〕学校蔵 龍のめぐみ

3,300円
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朱鷺が舞う佐渡島。

朱鷺と暮らす郷づくり認証米制度に則り、「牡蠣殻農法」と呼ばれる水田に引く用水を牡蠣殻に通すことで微生物の力を引き出す農法を用いた酒米も使用。

散歩中に朱鷺に出くわすことも!

あとがき

佐渡島の地で環境、酒造りの伝統を守りながら、学校蔵という新しい取り組みをしている尾畑酒造。少しでも魅力をお伝えすることができていれば幸いです!

※商品情報や販売状況は2023年07月31日時点でのものです。
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