ライフスタイル&ヘルス2023/1/10 更新
血液検査をした時に、GFRやeGFRと書かれているのは見たことはあるでしょうか?アルファベットばかりですが、GFR(ジーエフアール)と読み、糸球体ろ過量を示し、腎臓がどれほど元気に仕事をしているのかを示す数値です。
年齢とともに腎臓も少しずつ弱っていくので、GFR値が少しずつ低下することはあります。しかし、GFRの基準値は60~90mL/分/1.73 m2で、59以下になると働き世代の方では腎機能が下がってきている心配があります。
「ちょっと低くなっただけだしな~」と感じる数値ですが、このタイミングで腎臓のことを労わってあげてほしいです。というのも、腎臓が傷ついて弱ってしまうと、元通り元気に戻ることは難しく、腎臓の悪化とともに厳しい食事制限がかかってきます。
腎機能が下がると、腎臓の状態に合わせてたんぱく質を徐々に控える必要が出てきます。はじめはメインの肉や魚の量を減らしていきます。たんぱく質と聞くと、肉や魚・豆腐などの大豆製品に多い印象があるかも知れませんが、たんぱく質はご飯やパン、麺、野菜といったほぼすべての食品に含まれており、腎機能がどんどん悪化すると、「メインの肉や魚を今までの半分にする」だけでなく、ご飯も普通のお米のご飯が食べられなくなり、「低たんぱく米」といった加工されたご飯に変更していきます。そのため、腎機能の低下によって、食べたいものがどんどん制限されてしまうのです。
腎臓は体にとって必要なものと不要なものを仕分け、不要となった老廃物や水分、余分な塩分などを血液の中からろ過し、尿として体の外に出してくれています。不要なものを出すことで、体の中の正常なバランスをとってくれる大切な役割を担っています。この腎臓はとても細い血管の集まりで、そこに血糖が高いとドロドロの血や高血圧だと強い圧力の血流が流れてしまうと、腎臓の細い血管の負担となり、腎臓はどんどん弱ってしまいます。
このような腎臓への負担が長期に及ぶと、GFR値がどんどん下がっていってしまいます。腎臓は悪くなると残念ながら元に戻る可能性が低いので、元気だった腎臓の10分の1ほどしか仕事ができなくなると、食事制限だけでなく、ご自身の腎臓だけでは体内の血液をきれいにできなくなるため、透析療法といった腎臓の替わりに機械で血液をきれいにする治療が一生必要となります。
そのため、「GFR値が少し下がったな~」と感じた時に、食事などの生活改善を行い、血管を守ることが腎臓を守ることにも繋がります。
血糖が高め・血圧が高め・メタボ・尿酸値が高いなどいわれた人は、腎機能が悪くなる前にGFR値をぜひ気にしてみてください。
「私はGFR値100以上あったから大丈夫でしょ!」と、安心される方もいますが、GFR100以上は「腎臓の過剰ろ過」といって、腎臓での処理する量が多すぎることを示しています。
腎臓の負担になる原因は、食べ過ぎやたんぱく質の摂取量が多すぎる、過剰な筋トレなどで、きれいにしなきゃいけない血液量が増えたために、腎臓が働きすぎている可能性があります。腎臓のオーバーワークを減らすためにも、腹八分目や減量など食生活の見直しをしてみましょう。
自分の適量がよくわからないなど、一般的な1人前の量がわからなくなってしまった方には、グッドミールラボのおかずプレートがオススメです。
おかずプレートとご飯1杯(150g)を一緒に食べていただくと、たんぱく質や野菜などがバランスよくお召し上がりいただけます。
※商品情報や販売状況は2023年01月10日時点でのものです。
現在の情報と異なる場合がございますが、ご了承ください。
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